まだ凍(い)てし 沼に立ちこみ 白鷺は
枯れ蓮の間(ま)に 魚影(うおかげ)を追ふ 夢蔡
日脚は、少し伸びました。
日差しも、少しばかり柔らかくなりました。しかし・・・・。
裾野の奥の谷川岳から吹きこす風は、強く冷たい。
” 春は名のみの風の寒さや~ 鶯は・・・・:*
時にあらずと 声も立てず ”~#
関東北隅は、「早 春 賦」([新作唱歌」大2・)そのものです。
~”写真は、晩秋以降に撮ったモノです。
白鷺が、じっと見すえて,捕えたモノは、波に揺れた木の葉でした。
この沼は、生態系が貧相になりました。
そのイメージです。
沼の水は、利根川水系から取り入れるのですが、途中は、
諸々の改良工事があり、雑魚類の流れ込みは、阻害されました。
枯れ蓮に 夕光(ゆうかげ)差して 白鷺は
飢え満たせしや 低く飛びゆく 夢蔡
-------<了>-----
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