山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

散歩 のち タンメン

2021年11月10日 | 日記とレシピ

 ホントは海、ダメなら山と考えていたんです。だけど、どっちの神様も、『まだ来るな』だそうです。気象状況が整っていません。仕方ないね、命あってのものだねですから。

 ところが、諦めて現地から帰宅すると、晴れてるじゃありませんか。

「海山遊びは無理でも、散歩は出来ますよ。」

そんな、里の神様の声が聞こえてきました。じゃあ、歩いてみますか、久しぶりに。近くの城跡に出掛けてみることにした。

       やっぱり、いいところです

       お堀も石垣も秋の佇まい

       ソメイヨシノは終盤 これから空が広がっていくはず

       銀杏は もうすぐ最盛期のようです

 気持ちの良い散歩が出来ました。

 これで、ほぼ満足。だったら、このまま素直に帰宅すればいいのに、途中にあるスーパーに寄ってしまいました。それなりに歩いて小腹が空いてきたので、ランチの食材を物色したいと思ったんです。

 そんでもってだなあ、冷蔵・レトルト食品のコーナーを歩いている時に目を惹いたのが『タンメン』だったんですね。

 これ、作ったことない。どうやったら出来るの?袋の表示を見るとキャベツやニンジン等々の野菜をたっぷり使って炒めて合わせるみたい。 これ、やってみましょう!

 中華麺(『タンメン』そのものは買わない)とニラとモヤシと豚コマを買って帰る。確か、他の具材は揃っていたはずだ。

 そうして、お昼時。(ここから早送りで参ります)

 下ごしらえ・調理の部

       肉・野菜の準備

       火が通りにくいものを炒めて

       キャベツ・ニラ・モヤシを追加

       一旦、ボールに戻して

 ・中華鍋に水1.1リットルと酢大さじ1を入れて一煮立ち

 ・中華だし大さじ3と塩小さじ1に砂糖その半分を加えて、もう一煮立ち

       使った調味料

       具をスープに戻して加熱。同時に麺を茹で始めます

 ・表示時間通りに麺を茹でたら、湯を切って盛り付けて

 ・具材を盛り分けてスープを注いで

       出来上がり

 いただきます!

 旨いっす!豪華な塩ラーメンという感じかな。でも、違うよね。スープと具材とが絡み合った後で、麺に注がれるせいでしょうか、それぞれの素材の美味しさが一体感を深めているような気がします。

 家族も喜んで食べていました。ああ、作ってよかった。レパートリーが広がった感じ。

 

 今回は、里の神様に感謝。ありがとうございました。


絆と旬と、そしてネギに感謝!

2021年11月09日 | 日記とレシピ

 なんということだ。

 T氏から新米と野菜を大量にいただいた直後、向かいのM氏と、同僚のI氏から採りたての野菜が届いた。追加されたのが、里芋とカブとダイコンとネギ。このうち、里芋以外は重複しての戴きもの。野菜の在庫が一気に溢れかえってしまった。どうする?

 先ずは、保存しやすい根菜類でしょうな。凍らせたりを腐らせたりしないように、汚れを落としたり新聞紙で包んだりしながら下処理開始。

 これを済ませると、残ったのはカブの葉っぱとネギだけになった。ホッと一息。

 カブの葉っぱは、ふりかけに出来る。これは、サッサとやってしまいましょう。そうなると、残るはネギだけ。ネギもそこそこに保存が出来る野菜だから、何とかなるでしょう。これで見通しが立ちました。でもね、

       すごく旨そうです

やっぱり、旬なんですよ。長期保存して、劣化してから食べるよりも、採りたての今こそ食べるべきです。そう考えたので、本日のメインディッシュを任せてもらうことにした。

 あれ?ちょっと待てよ。メインディッシュはいいよ。だけど、ネギで?そんなもの、できるの??

   ポクポクポクポク チ~ン

    ≪焼き鳥≫

 ネギって使用頻度高いけど、考えてみると、殆どが脇役として使われてるんだなあ。で、色々と考えたり調べたりした結果辿り着いた2つのレシピにうちの1つです。

 下ごしらえ・調理の部

 ・鶏もも肉を、串に刺して焼き鳥にすることをイメージして切り分けていく

 ・砂糖と塩とニンニク摺り下ろし少々を和えて待機

 ・ネギは薄皮を剥いて洗ったら、根元の方を中心に寸切りに

 ・外側の皮と内側の芯とを切り分けます

 ※ネギが太かったので、このぐらい分けた方が、食べても調理しても丁度いいと考えた

      こんな感じ(手前が皮で奥が芯)

 ・皮を串でまとめて弱火で炙ります

       焦げはあんまり良くないのかもしれないけど、いい香りなんだわ

       このまま待機します

       中央が炙る前のネギ。他は以下の料理に使用

 ・サラダ油を敷いたフライパンに鶏肉とネギの残りとを入れて、蓋をして焼きます

 ・鶏肉を裏返してもう一焼き

 ※ネギは焼きすぎになってしまった。一焼きで(鶏肉を裏返す前に)フライパンから取り出すべきだと思った

 ・竹串に、既に焼いてあったネギに続いて肉、ネギ、肉と刺していく

       はい、出来上がり

       同時進行で作った『ネギの海苔チーズ焼き』

        本日の夕食

 画像で左のご飯の上が『ナメタケの大根おろし和え』。その上が今回紹介の『焼き鳥』、右に行って前回紹介の『ふろふき大根』(今度は妻が、前回の煮汁を使って作りました)。下って『ナメコ汁』。中央下が『・・海苔チーズ焼き』。

 主役になりきれたかどうかは分からないけど、ネギも結構消費できたし、キノコも大根も生かせました。よかった。

 ふと、振り返ってみる。あれれ?これって、殆どが、戴きものですね。はああ、ありがたいものですな。

 こうして収穫物を届けて下さった皆様との絆と、自然からの恵みとに感謝を込めて、

  いただきます!


新米と野菜が届いた

2021年11月08日 | 日記とレシピ

 勤め先から帰宅すると、妻が出迎えて言う。

「Tさんが届けていってくれた。」

 T氏が、わざわざ、遠路はるばる訪ねてきてくれたとのこと。

どれどれ?

       デ~ンと新米

そして、

       冬野菜がいっぱい

 妻が、既に新聞紙に包んでくれていました。ありがとね。

 早速、T氏にお礼の連絡を入れると、

「今年は、キノコ採りさ行がんねっけのよ。」

とのこと。諸般の事情により県外滞在が続いたので、帰省後は、接触を控えていたとのこと。ありがたいお気遣いだが、こういう気遣いが不要な時代に早く戻ってほしいものです。再会を約束して受話器を置く。

 さて、新米は勿論だけど、T氏の作る大根、旨いんだよねえ。ナメタケがあるから大根おろしにして和えていただきましょう。それから、この時期に合うのは、やっぱりこの料理ですよ。

   ≪ふろふき大根≫

 この料理も、晩秋以降に楽しみな『あったまり料理』の一つです。同時に、大根の旨みを味わえる嬉しい料理なんだな,、シンプルだけど。

 下ごしらえ・調理の部

 ・大根の汚れを洗い落として、先端は『大根おろし』用に切り離す。

 ・幅10㎝ぐらいに切り離して、皮を剥く

       下準備が完了した大根

 ・横に2等分して、盛りつけと茹での裏面に当たる面に隠し包丁を入れる

 ※火の通りと出汁の吸収をめざす

 ・圧力鍋に敷いて水をヒタヒタにしてから顆粒出汁を少々加えました

 ・圧力鍋で加圧5分にしてみました

 ※消火後、ピンが下りるまでかなり時間がかかるので、味噌だれを作っておきます

 ・味噌70g、砂糖50g、みりん25g、酒40gを混ぜて

 ・強火で沸騰、その後、弱火で煮詰めていきます

       とろみ加減(=味の濃さ)はお好みで、かな?

       ・圧力鍋のピンが下がったので固さ点検

 ※何故か今回はピンが早く下がってしまった。そのせいか、硬めだったので、加圧を1分追加しました

 ・トロトロになった大根が崩れないようにすくって

       盛り分けました(面取は不要だと思います)

        味噌だれをかけて出来上がり

 食べてみると、甘旨い!タレとは別に大根の甘みが口の中に広がります。不思議なんだけど、T氏の大根は濃厚なんだなあ。山形以上に寒冷な地域で育ったからでしょうか。

 「辛いがらな。」と言われていたんだけど、この料理だと辛みは全く感じられません。その辺りは次の大根おろし料理で楽しませてもらおうと思います。

 いやあ、旨かった! T氏、今年もありがとうね!!


はっぴいなころもがえ(さんぽうた113)

2021年11月07日 | いきもの

  はっぴいな ころもがえ   もみじたに かえで

 

この せいふく

あたしには にあわない

 

はですぎ

こんなの きてたら

あたしじゃ なくなる

 

きょねんも おもった

はずかしくって

はずかしくって

ずっと

したむいてた

 

どうしよう

また やってきた

ころもがえのきせつ

 

きめた!

いめちぇん しよ!

わらっちゃえ

うたっちゃえ

 

ことしからは

はっぴいな ころもがえ!

 

       色づいてきたモミジの葉

       ハウチワカエデ?というお名前だとか

 細かい分類の仕方が分からないので、一応、図鑑を調べてみたら、『モミジ』も『カエデ』も、カエデ科カエデ属でたくさんの種(シュ)があるみたいです。しかも、園芸種も多いので、細かい分類は、専門家に任せることにしましょう(山菜やキノコは詳しく調べるくせに)。

 それにしても、

       ほう~!

       はあ~!

       麗しいです

 でもね、『かえで』ちゃんは、目立つのが嫌いだったんだって。だから、「衣替えなんかしたくなかった。」とのことでした。

 それでも、今年から「やめた。」と言ってました。わけを聞いてみたら、「メソメソしてるより笑ってる方が楽しいじゃん。ああ~、今まで損した。」だそうです。

 はい、賛成です。その服も笑顔も、君にすごく似合ってるよ。

 


やればできる!お魚料理

2021年11月06日 | 日記とレシピ

 本音を言えば30匹ぐらいは釣れるんじゃないかなと高をくくっていたんですけど、釣れたアジは3匹+チビ。それと久しぶりにまぐれで釣れてきたクロダイが1匹。どうする?

 どうするって、やるしかない。『やればできるは、魔法の合い言葉!』どこかの高校の校歌が頭に浮かんできた。そう、何とかなるはずだ。とにもかくにもやってみるしかないのだ。萎えた心を奮い立たせます。それでは、いってみましょう。

  ≪お魚料理≫

 まずはアジから。小アジ3匹は塩焼きで決まりでしょう。

 例によってゼイゴを削ぎ落としてワタを抜いたら、胸びれと尾びれを中心に化粧塩をします。

       スタンバイOK

 ・両面焼きコンロで、余熱1分、強火1分、弱火6分焼きました

 さあ次です。上手くいけば、本日の主役となるお魚君の登場です。

       綺麗な顔をしていますね

 クロダイも鯛の仲間。だったら、それにふさわしい料理をしてやらなければ。

  ポクポクポクポク チ~ン

   ≪皮霜造り≫

 なんだかんだ言っても新鮮な鯛なんだからお造りでしょう。そんでもって、小さいことと臭みがないか心配なことから決めました。

 下ごしらえの部

 ・まず、包丁の刃でウロコを落とします

 ※鯛の鱗は硬くて密なので「ウロコ落とし」が欲しいところですが、包丁でも何とかなるっちゃなる

 ・ワタを抜いて頭を落としたら、三枚におろします

       こんな感じ(今回は腹骨から削ぎ剥がすようにおろしてみました)

 ※アラ料理は諦めました(小さすぎ)

 ・血合い骨を丁寧に抜き取ります

 調理の部

 ・身をキッチンペーパーで挟みます

       ザルに乗せて待機中

 ・ペーパーを被せたまま、熱湯を回しかけます

 ※皮が反り返ってきたらOKだと思います

 ・用意しておいた冷水に移して、身を締めます

 ・水を切ったら、魚のサイズに合わせて切り分けます

       今回はチビちゃんだったので削ぎ切り

 出来たぜ。量はともかく、身がプリプリして旨そう!

 そして最後に、

       どうしましょう?

 超チビアジ君が、1匹だけ残ってしまいました。君はですねえ・・・。はっはっは、困った。

 ちょっと迷ったけど、こうなりました。

 ・三枚におろして皮を剥いて

 ・出汁のきいた酢で締めて

       アジの酢締めが出来上がり

       本日の夕食です

 極めて好評でした。アジの塩焼きは、当然美味しいんだけど、超チビちゃんの酢締めも好評で、かなりいけそうなので、この次、沢山釣れたら、また作ってみます。

 そして、極めつけがクロダイの皮霜造り。

       わかる?この身と皮の美しさ

 鯛の刺身の甘みとプリッとした食感が堪りません。そして、湯引きした皮が旨かった!磯魚の臭みが全くないし、小魚とは思えない脂ののりが加わる感じです。今回は、市販のワサビ醤油で戴いたけれど、いつの日か、山の神様から戴いたワサビでご馳走になりたいものです。

 『やればできる』は、魔法の合い言葉。その通りですな。釣りから帰ったときは、結構落ち込んでしまってたんですけど、お陰様で完全復活です。

 あらためて、海の神様と、色々便宜を図ってくれた地元の釣り師さんに感謝です(ついでに済美高校の校歌にも)。

 ありがとうございました。