山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

思い出呼び覚ます山菜料理

2021年01月15日 | 山菜料理
 正月前に戻したゼンマイを使い切ったので、次の山菜料理だ。ローテーションから考えると冷凍コゴミなのだが、おひたし用の緑黄色野菜が結構あるので競合してしまう。それならば、少々目先を変えることにしましょう。
 最も大量に保存してある赤コゴミ(キヨタキシダ)を戻すことにした。小分けしてある包みのメモを見ると、『R1.5.5』と記されている。ああ、あの時の赤コゴミね。すぐに山の情景が浮かんでくる。


この川を遡ると採り場が待っています



あの日の同行者

 去年は2人だったけど、あの時は3人だっけ。


その時に採った赤コゴミ(写真A)

 ああ、あの日の感動が蘇ってくる。そんな思い出に浸りながら調理を開始します。

  ≪赤コゴミの煮物≫

 下ごしらえの部


  これがスタートです(針金状態)
 ・水から加熱して沸騰したらすぐに火を止め冷めるまで待って、更に水を入れ替えて一昼夜待ちます
 ※お正月のゼンマイとほぼ同じ。違いはアクの少なさぐらいかな
 翌朝、蓋を開けてみると、


すっかり戻りました

 恐るべし銅鍋。(写真A)と見比べて下さい。本当に戻っちゃったよ!

 調理の部
 ・ニンジン1/2本は太めの千切り
 ・糸コン1袋を湯がいて適当な長さに
 ・油揚げ3枚を短冊に切って油抜きします
 ・赤コゴミ(260gありました)は水を切って寸切り


こんな感じね


 ・鍋に油を敷いて材料を炒めます
 ・だし汁カップ1と酒醤油みりん各50mlを加えて中火で煮詰めていきます


こんな感じ(いい香りがしてきます)

 ・水分があらかた飛んだら出来上がり


1週間は楽しめそうです

 一口頬張ると、ああ、懐かしい山河が頭の中に蘇る。あの日とった自分の行動の一つ一つが走馬燈のように駆け巡る。

 ・・・あと4ヶ月か。その時に訪れるだろう感動を夢見ながら、また一口頬張る。