山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

えがおをとどけたい(さんぽうた53)

2021年01月24日 | いきもの

 えがおをとどけたい  おうとう くらんぼ

こんなにさむいのに

いつのまにか
ふくらみはじめた
あたらしい
こどもたち

はっぱかな?
おはなかな?
どっちもね

だいじな だいじな
わたしの
こどもたち

おひさまが
げんきになると
わたしもげんきになる

ことしも
げんきを
いっぱいあつめて

たくさん みのれ
おおきく みのれ

そうして
みんなに
えがおをとどけたい!




 これは、ある果樹園の風景。なんという果物か。山形県民なら、多分、誰でも知ってると思う。
 答えは、『桜桃(おうとう)』。サクランボのなる木です。
 収穫の時期が近づくと、果樹全体をシートで覆って果実を守ります。収穫期に梅雨が当たると果実が実割れするようで、それを防ぐためだそうです。

この頃にはシート被ってると思う


 この季節には、骨組みだけが残っているのです(シートが残ってたら雪で潰れてしまう?)。
 で、本日の散歩道。何気なく、この桜桃の木に近づいて見ました。すると、


  雪に埋もれながらも


  あっちにも


  こっちにも
沢山の新芽が膨らんでいるじゃありませんか。

 春を待ち焦がれているのは、マタギだけじゃないことが分かりました。『クランボ』さんも、しっかりと準備をしながら、春の到来を待ちかまえているのですね。

 今年の大雪は、私たちに自然の厳しさを教えてくれてます。でも、きっと、その分だけたくさんの春の喜びを届けてくれるんじゃないかな。
 そんな期待を『クランボ』さんは伝えてくれているようでした。