山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

寒い夜にはどんがら汁

2021年01月22日 | 日記とレシピ
 大寒に相応しい寒さです。このところの会話から、
「一応、水道管のヒーターは入っているんだけど、凍結しないかしら。」
「あと、やれることがあるとしたら、水道の元栓を閉じて水抜きするぐらいか。」
「やっておく?」
「いや、そこまではしなくていいんじゃない?これで凍結したら、笑うことにしましょう。」
「そうしましょ!」
そうして、今朝の気温。


どこもかしこも氷点下

 山形市の寒さもかなりのものです(それでも、周りを見渡してみると、まだましな方みたいですけど)。
 でも、このぐらいの気温では、水道管は凍結しないことが分かったので、ほっと一息。
 さて、この時期になると、一度は食べておきたいのが

  ≪どんがら汁≫です。

 この料理、県内の庄内地域でよく食べられてきた郷土料理です。簡単に言うと『寒ダラ鍋』かな?寒ダラをアツアツの鍋にして戴くあったまり料理です。
 で、素材の寒ダラなんだけど、一匹あたり数㎏の大魚なんですね。これを買ってきて捌くのがマタギの冬の楽しみだったんです。
 だけど、ここにきて、我が家の消費と供給のバランスが崩れてしまったため、今年は無理。仕方がないので、近所のスーパーのチラシに載ってた「寒ダラセット」なるものを買ってきた。

 下ごしらえ・調理の部


  これと


  これが入ってました
 ・アブラワタ(肝臓)(上写真の右下)を一口大に切り分ける
 ・キクワタ(白子)( 〃 左下)も同様に切り分ける
 ・まずアブラワタを煮てからアラを投入
 ・沸騰したら味噌を溶かします(お湯1ℓに味噌半カップ弱ぐらいかな)
 ・アクをすくい取って
 ・キクワタと豆腐と大根(加熱済み)を加えて味見
 ・塩で味を調整して


これで準備OK

 ・盛り付け直前にネギを散らし
 ・盛り付けたところに磯海苔を添えて


出来上がり!

 熱々を戴きます。
 例えが難しいんですけど、あっさりと濃厚な味わいとでも申しましょうか。淡泊な白身魚の味とアブラワタとアラからしみ出す濃厚なエキスとが綱引きをしているところに、ネギと磯海苔の風味が調和を呼び掛けてくれます。旨いんだなあ、これが。
 ということで、今年も寒中のあったまり料理を楽しめたことに感謝。

 次は、あれでしょうかね。ふっふっふ。