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山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

梅雨の隙間に

2020年07月10日 | 山菜採り
 今回の豪雨や洪水で被災された方々にお見舞い申し上げます。
 当地では、警報までは発令されましたけど、幸いなことに災害には至っておりません。
 昨日は自家用のミズの収穫を1日延期。本日の予報や雨雲レーダーを見ると、夕方までは保ちそうなので出掛けることにします。
 この時期のミズ採りは、各地の山の様子を探る「下見」の意味も大きいのですが、この状況だと安全第一ですね。一番人里に近くて、一番移動距離の短いS川に向かう。

山水画の世界

 大雨の翌朝だけに、山から大量の水蒸気が立ち上るのだろう。霧に包まれて山が霞む。
 これだと、山の草木も濡れてるでしょうね。
 この季節、あまり着たくないのだが、カッパに身を包んで山に入る。

しっとりと濡れそぼった森

 ここもマイナスイオンの世界です。


川辺の草

草が倒れている。かなり水が出たんだろうな。この一つ手前の沢は、剥き出しの土砂が堆積していたので、多分鉄砲水になったのだろう。けれど、この沢はそこまでいかなかったようだ。この豊かな緑がダム代わりになって、水の流出を緩和させてくれたんだと思う。
 さて、本日は、

この群落から戴いて帰ります

 こういう場所での、マタギの間引き方。 基本は、密にならないようにパラパラと抜いていきます(これで来年、生息範囲が狭まることがなくなる)。ただし、このような斜面の場合、一番下に生えているやつは、どんどん採ってしまいます。
 ミズは、秋の終わりに翌年用の種を落とすんですよ。その種が沢に落ちてしまうような位置、つまり水際の場合は、採ってしまっても、翌年の成育に影響はありません。したがって、『欲タガリ』の本領を発揮して好きなだけ採ります。
 無事、ミッション完了。道路が混み始まる前に帰宅しましょう。  

 ああ~!気持ちよかった!!


エゾアジサイは花盛りになっていました




今週分のミズです


7月だというのにこの瑞々しさ

山菜採り4thシーズンの主役は、間違いなくミズです。