山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

やっぱりいいキノコだ

2020年07月14日 | キノコ料理
 山菜採りは、現在4thシーズン中。これは、終わりを告げた「発芽」と「芽吹き」の季節から、来たる「実り」の季節までのつなぎの季節と言ってもよいでしょう。
 正直な所、あんまりワクワク感は大きくないんです。収穫物のバリエーションが少ないからね。だけど、心身のリフレッシュにはなるし、ありがたいことに、収穫は尽きることなく続きます(この辺の詳細については、後日あらためて)。
 そして、この季節の途中から「キノコの季節」が始まります。その一つが、キノコのクイーン(名前はまだ秘密)。そして、先月紹介したトンビマイタケです。
 こんな事を書いてるだけで、ヒグラシの蝉時雨に包まれた山の景色が浮かんできます。そして、「後半戦に入ったんだなあ」という感慨に浸ってしまうマタギなのであります。
 さて、それはそれとして、今朝ちょっとS本流川の様子を見に出掛けたら、

それなりに増水中のS本流川

さすがに梅雨時、なかなか水は退きませんね。
 周辺の植物は、

枝葉を広げたワラビ

来年に向けて光合成に励んでいます。栄養は根っこに蓄えられて、来春にはいい芽を出すはずです。
 本日は、下手に山に入らずに、予定していたキノコ料理を創って、来たる季節に向けてのモチベーションを高めていくことにしましょう。帰宅。
 昨日の内に塩抜きしておいたトビタケを使って、2種類ほど作ってみました。

今回使ったトビタケ(トンビマイタケ)の塩漬け

 ※1昼夜水にさらして塩抜きしました

  ≪トビタケの炒め煮≫

 以前、紹介しているのであっさりといってみます。
 調理の部
 ・食べやすい大きさに切り分ける
 ※柔らかい⇒繊維に沿って 固い⇒繊維に逆らって
 ※しっかり絞って150gでした

 ・調味料は、、酒、醤油、みりん各大さじ2、水1/2カップに顆粒だし


炒めて

調味料を入れて

味を染み込ませ、水分を飛ばして
 出来上がり。

 ≪トビタケの唐揚げ≫

 こちらは、初登場の料理なんですが、どのくらいの人が知っていて、楽しんでいるのかなあ。ま、知る人ぞ知るスペシャルレシピです。  と言っても、超簡単!!
 ・食べやすい大きさに切り分ける
 ※こちらは、繊維に沿って(固くても問題なし!)
 ・片栗粉をまぶして、高温で揚げる(180℃ぐらい)
 ・浮いて、泡が小さくなったら、油を切って,塩を振り掛ける

こんな感じ

 ※すごく簡単だけど、すごく美味しいです。
 ※イカそうめんを唐揚げにしたような食感(撥ねませんから安心)とトビタケ独特の風味を楽しみます

インスタ映えしねえ~

 「ぼろは、着てても、心は錦・・・」って歌があったけど、トビタケ料理って、正にそんな感じ。
 「どんな花より綺麗だぜ・・・」と歌詞は続きますね。
 炒め煮は、先日のフキとともに常備菜として戴きます。唐揚げの方は、見る見るうちになくなって、夜まで保たないかも。
 ・・・それも、よし。このキノコ、やっぱり一級品だ。
 塩漬け・冷凍キノコ、まだもう少しある。それに、来月になったら、また、採ってくるからね!それまで、よろしくね。