2月も後半です。冬の便りと春の便りとが交錯しながら、いつの間にかここまで来てしまった感じ。公園を取り囲む山の景色も、秋なんだか冬なんだか春なんだか、よく分からない雰囲気だ。
これからの季節の変遷は、神のみぞ知る。それに対して、マタギは、空気の感触がどう変わってきているかとか、生き物たちの生業が普段通りか否かみたいな経験値で季節を嗅ぎ分けていることが殆どだ。
そんな中で、今月4回目の勤務先での散歩。観察、そして、カメラのターゲットは、下手の横好きで、懲りずに野鳥たちである。
いつもの沼に辿り着くと、いつものように鳥たちが待っていた。
焦点距離を変えると、
アオサギ君は、相変わらず長い足で立っています。だけど、他の方々の様子が違いますね。
これまでは、岸辺や石の上に上がったり、丸くなったりして寒さをしのいでいたんです。それが、沼の中を泳ぎ回っているではありませんか、カルガモもカワウも。
鳥たちの気持ちは分かりませんが、眺めている側からすれば、のどかな景色。サン・サーンスの「白鳥」のイメージだ。レンズの焦点距離を上げてみると、
風の強さが分かるのだが、やっぱり、のどかに見えるのは、水温と気温とが高くなったせいでしょう。
春が近づいていることを、鳥たちが体現してくれているんだね。
さて、散歩コースの後半、街路樹に鳥の群れを発見した。
大きさは、ムクドリぐらい?今まで見たことのない鳥だ。こちらも、焦点距離を上げて撮してみる。
これって、「○○レンジャク」だよね。図鑑などでは見たことがあるのだが、実物は、初めて見た。
帰宅して、写真を拡大。更に図鑑等で確かめていく。
特徴的な頭の形から「○○レンジャク」であることは確定です。この「科」(レンジャク科)は、2種類しかいないので「キレンジャク」か「ヒレンジャク」のどちらかだ。(こうやって、絞り込んでいく作業って楽しいんですよ。)
結論、しっぽの先が赤っぽいことや、腹が黄色っぽいことなどから、「ヒレンジャク」と判定。
生態などを調べてみると、「3月から5月頃、平地の集落や市街地付近に群れで現れることが多く・・・」(出典「日本の野鳥」山と渓谷社)みたいな記述があるので、やはり、「キレンジャク」よりも、その可能性は高い。
・・・マタギとしましてはですね、こうやって、生き物の同定を進めていく作業が楽しいんですよ。その結果、知識が広がっていく喜びがたまらない。
この楽しみの延長線上に海山遊びがあります。その結果、美味しい山菜やキノコを見極められるようになる。そして、季節というか『旬』を読んで採取に一喜一憂する。更に、この喜びを家族や知人達と共有する・・・。
ストップ! この話は終わらなくなります。この辺で中断しましょう。
本当の春の訪れは近い。楽しみにしましょう!!
To be continued!
2月としては不思議な景色(白くない山形)
これからの季節の変遷は、神のみぞ知る。それに対して、マタギは、空気の感触がどう変わってきているかとか、生き物たちの生業が普段通りか否かみたいな経験値で季節を嗅ぎ分けていることが殆どだ。
そんな中で、今月4回目の勤務先での散歩。観察、そして、カメラのターゲットは、下手の横好きで、懲りずに野鳥たちである。
いつもの沼に辿り着くと、いつものように鳥たちが待っていた。
いつもの方々ですね
焦点距離を変えると、
いっぱい泳いでいますよ
アオサギ君は、相変わらず長い足で立っています。だけど、他の方々の様子が違いますね。
これまでは、岸辺や石の上に上がったり、丸くなったりして寒さをしのいでいたんです。それが、沼の中を泳ぎ回っているではありませんか、カルガモもカワウも。
鳥たちの気持ちは分かりませんが、眺めている側からすれば、のどかな景色。サン・サーンスの「白鳥」のイメージだ。レンズの焦点距離を上げてみると、
結構波立っています
風の強さが分かるのだが、やっぱり、のどかに見えるのは、水温と気温とが高くなったせいでしょう。
春が近づいていることを、鳥たちが体現してくれているんだね。
さて、散歩コースの後半、街路樹に鳥の群れを発見した。
何者だ?
大きさは、ムクドリぐらい?今まで見たことのない鳥だ。こちらも、焦点距離を上げて撮してみる。
これって、「○○レンジャク」だよね。図鑑などでは見たことがあるのだが、実物は、初めて見た。
帰宅して、写真を拡大。更に図鑑等で確かめていく。
高貴な姿をした鳥ですね
特徴的な頭の形から「○○レンジャク」であることは確定です。この「科」(レンジャク科)は、2種類しかいないので「キレンジャク」か「ヒレンジャク」のどちらかだ。(こうやって、絞り込んでいく作業って楽しいんですよ。)
結論、しっぽの先が赤っぽいことや、腹が黄色っぽいことなどから、「ヒレンジャク」と判定。
生態などを調べてみると、「3月から5月頃、平地の集落や市街地付近に群れで現れることが多く・・・」(出典「日本の野鳥」山と渓谷社)みたいな記述があるので、やはり、「キレンジャク」よりも、その可能性は高い。
・・・マタギとしましてはですね、こうやって、生き物の同定を進めていく作業が楽しいんですよ。その結果、知識が広がっていく喜びがたまらない。
この楽しみの延長線上に海山遊びがあります。その結果、美味しい山菜やキノコを見極められるようになる。そして、季節というか『旬』を読んで採取に一喜一憂する。更に、この喜びを家族や知人達と共有する・・・。
ストップ! この話は終わらなくなります。この辺で中断しましょう。
本当の春の訪れは近い。楽しみにしましょう!!
To be continued!