山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

高校駅伝を見て

2019年12月22日 | 日記
 テレビは殆ど見ないマタギだけれど、この季節になると見入ってしまう番組がある。それは、駅伝中継です。駅伝って、ランナー個人の思いとチームの思いとが交錯しながら競技が進んでいく所が独特で、陸上競技の中でも異色の魅力を放っていておもしろい。そこに、ひいきの選手やチームが出場していると、ますます目が離せなくなってしまう。

今年もワクワク

 今回の大会は、知り合いの子が出場するみたいなので、ことのほか思い入れが強い。応援モード全開でテレビ中継を見入る。
 しかしですね、我が山形県代表チームは、よく頑張っているんだけど、常に下位グループ。テレビ局も配慮してくれて、時々状況を教えてくれるんですけど、ほんの一瞬。結局、その子の顔を見ることができたのは、タスキを貰うときと渡すときだけ。合計でも数秒だろう。
 それに比べると、お隣の宮城県代表チームは、常にトップ争いをしているから、一人一人の持ちタイムやらプロフィールやらが懇切ていねいにアナウンスされていく。
 ああ無情。
 やっぱり、仕方がないんでしょうね。放送する側としたら、トップ争いを中継した方が多くの視聴者のニーズに応えられるもんね。と言うことは、
山形県チームよ、もっと強くなってくれ!

 さて、今回の大会でとりわけ目を引いたのが、ピンクのシューズ。


 N社の開発したランニングシューズだ。これを履いて、O選手やS選手が驚異的な記録を出したと思ったら、去年(2018)の箱根でT大学の選手達がこれを履いて、下馬評を覆す往路優勝を成し遂げた。いわば、魔法の靴である。(当時は青かった)
 それが、高校生にまで広がってきたのだ。上位チームの選手は、殆どがこれを使っていた。
 今の状況は、「これを履きこなせれば、良い記録が出せる。」「履きこなせなければ、取り残される。」みたいな感じだと思う。
 実際、今回のゴールタイムは、過去の記録と比較しても、驚くほどのレベルだった。
 多分、暫くは、この魔法の靴をめぐって、賛否や競争が繰り広げられるんだろうと思う。
 でも、考えてみると、こういう技術革新って、他のいろいろな種目であったような気がする。やたらいいタイムが出る水着とか、やたら飛距離の出るバットとか・・・。
 結局、良いものはいいということで、みんなが使ってレベルが上がり、駄目なものはだめで禁止されて、最終的には、選手みんなが同じ土俵に立つ。
 そんな中で試されるのは、自分自身の努力と才能。  根源に戻るということだよね。
 お互いに、自分磨きに励むべし! ということか。