hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

桐生の『重伝建エリア』をめぐる①

2021-08-24 05:00:00 | 旅行
JR両毛線足利駅から3つ目の桐生駅で下車。山前駅、小俣駅は栃木県だが、桐生市からは群馬県。桐生市はかつては絹を中心とした織物や生糸の集散地として栄えた町で、未だに古い洋館や懐かしい商家、煉瓦造りの工場が点在している。
(西桐生駅)


(重伝建地区の地図)
桐生駅は1985年築の駅舎だが、両毛線は何しろ1時間に1〜2本しか来ないこともあり、広い駅ががらんとしている。駅前も妙に広いが止まっているタクシーも少なく、市街地を回るおりひめバスのバス停以外には人はいない。

上毛電気鉄道西桐生駅までは歩いて5分もかからない。西桐生駅まで歩き懐かしい駅舎を見た後、古くからの建物が立ち並ぶ本町通りを目指す。

(桐生市教育委員会)

(織物会館旧館)

その途中には桐生市教育委員会(元、水道事務所)や織物会館旧館といった国の登録有形文化財も立ち並ぶ。他に懐かしい雰囲気の蕎麦屋もある。



本町通りに出て左折、このあたりは現役の飲食関連の建物が多いが、明治35年に建てられた新道開設記念碑がまず目に飛び込む。

(桐生信用金庫)
 
(泉新)
新しいがレトロな桐生信用金庫の建物を越えると天保年間創業の鰻屋『泉新』が現れる。ただ、建物は1898年に大火があり、一旦は焼失したものの、立て直されたもので明治の建物であろう。

(旧矢野商店)

本町2丁目に入るところに『矢野商店』(有鄰館)という酒屋がある。店舗は大正5年、蔵は明治中期ももので看板のキリンビールは左から描かれているため、戦後の物と思われる。お隣の倉庫も煉瓦造りの立派な物、かつての栄光が感じられる。
(有鄰館)
因みにこの倉庫は桐生市に寄付されていて今はイベントスペースとして使われている。(以下、次回)


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