久しぶりに食に関する話題です。
生産者が自分達で食べるために特別に選り分けた物を、特別に仕入れていると自慢している料理屋がTVに出ていました。これってどうなんでしょうね...販売するために作っている方々が、最高の出来のもを手元に置くでしょうか?少なくとも私の知っている生産者にはいません。皆さんいかに高品質のものを市場に出すか、懸命に取り組んでいらっしゃいます。もし、本当にそういう生産者がいたとしても、その人も、それを仕入れて料理し宣伝に使っている人も、私は信用しません。
これとはちょっと違うんですが、「茶栽培農家が自家用に飲んでいる荒茶」というお茶が販売されたことがあります。荒茶とは製茶される直前の状態で、茶栽培農家は荒茶の状態で製茶メーカーに納めます。メーカーは全体の工程から見ればほんの少し手を加え、販売用のお茶に仕上げます。工程的には僅かでも、これだけメーカーが存在しているということはきっと重要な工程なんでしょう。品評会で荒茶が賞を取ったというのはないはずです。でも、栽培農家が自家用に飲んでいると言われると、すごく美味しそうに聞こえます。ちょっとずるい宣伝に感じました。そしてもちろん栽培農家は最高品質のものは出荷しているはずです。
まったく関係ない写真ですが、都内の駐車場で。この車の車検は一体いつ切れたのか...そんなに長期間駐めてあるようには見えませんでしたが。