遙かなる高き峰々より吹く風に応えて

その風は、ぼくに呼びかけてくる・・・。

風不死岳と・・・

2009年06月20日 | 山歩き~
 明日の会山行に行けない僕としては体力づくりを疎かにできないと考え風不死岳の北尾根から上ってきた。しかし、休憩こみで登り1時間35分、下り1時間10分ぐらいでどれだけ効果があったか疑問だ。
 800mあたりからずっと霧雨でまったく展望はなかった。滑りやすく下りで三回ほど転んだのだが、三回目でアキレス腱が痛くてしばらく休んだのだが、歩きだすと、前方から大きな音が聞こえ、登山道には巨大な足跡がしばらくついていた。ぼくはその足跡を追いかけるように歩いたのだが、内心、ちょっとびびっていた。
 あそこで転ばずそのまま歩いていたら、こんにちはと声をかけなければならなかったかもしれない

 ユーチューブではギュンター・ヴァントのブルックナーの交響曲第9番を聞いてみる。オケはNDRということだから、おそらく北ドイツ放送交響楽団だろう。
 ぼくがこの交響曲を聴くとき、第3楽章の155小節(ノヴァーク版)からの祈りに満ちた極めて美しいバイオリンの響きに注目する。かつてはオイゲン・ヨッフムがすばらしかった。
 そして・・・なによりもあの天上の慈しみに満ちた231小節からとホルンの音色がアルプスの彼方に(この世の彼方に)広がっていき(この表現はいまいちだ)
最後に弦で終わる美しさが表現されているかどうかを聞く。
 カラヤンはムード音楽になってしまうし、バーンスタインとウィーンフィルの演奏も大げさなのだ。
 このヴァントの演奏はすばらしいと思う。231小節からのテンポがもう少し早めでもいいかも。シューリヒトほどでなくても。

 この第3楽章だけでも約27分の演奏だ・・・。
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