わが師である高橋佳子先生が、1991年に「サイレント・コーリング」を上梓されてから、はや、23年。しかし、自分の歩みは止まったままと感じている。
その序文の一節を載せて、自らを叱咤することにしたい。
「今日ほど、一人ひとりの目覚めが求められているときはありません。意識の覚醒、魂の覚醒に向けて時代は動こうとしているのです。
一切を記憶し、一切を知り、一切を見はるかす宇宙の叡智から、一人ひとりに届けられているサイレント・コーリング―。その響きに耳を傾けながら歩む道。今こそその道を歩み始める時がきています。一部の傑出した覚者だけが目覚める時代は、もう過去のものです。平凡な一人ひとりが呼びかけに応える時代が来ています。あなたが人生で立ち止まった疑問の中に、苦しみ悲しんだ痛みの中に、そして深くひきつけられた出来事の中に、すでに呼びかけは届いています。
あなたが応え始めるその時を、時代は待っているのです。」