遙かなる高き峰々より吹く風に応えて

その風は、ぼくに呼びかけてくる・・・。

それから、23年・・・

2014年04月13日 | 本心・・・真の願いを生きる・・・


 わが師である高橋佳子先生が、1991年に「サイレント・コーリング」を上梓されてから、はや、23年。しかし、自分の歩みは止まったままと感じている。

 その序文の一節を載せて、自らを叱咤することにしたい。

「今日ほど、一人ひとりの目覚めが求められているときはありません。意識の覚醒、魂の覚醒に向けて時代は動こうとしているのです。
 一切を記憶し、一切を知り、一切を見はるかす宇宙の叡智から、一人ひとりに届けられているサイレント・コーリング―。その響きに耳を傾けながら歩む道。今こそその道を歩み始める時がきています。一部の傑出した覚者だけが目覚める時代は、もう過去のものです。平凡な一人ひとりが呼びかけに応える時代が来ています。あなたが人生で立ち止まった疑問の中に、苦しみ悲しんだ痛みの中に、そして深くひきつけられた出来事の中に、すでに呼びかけは届いています。
 あなたが応え始めるその時を、時代は待っているのです。」

 

里山にも春が・・・

2014年04月13日 | 山歩き~


 しばらくぶりに真栄口から白旗山を歩く。
木の伐採のためか除雪車が入っているらしく、林道は雪が融けかかっているようだ。ところどころふきのとうが顔を出している。
そのふきのとうを採る人たちであろうか、何台かの車が停まっていた。

 中央峠をこえて、自衛隊の演習場付近に向かう。このあたりは夏でもほとんど歩く人のいない領域である。今も白一面の世界であり、無造作に歩くと腐れ雪で長靴でも埋まってしまう。
 西山苗園あたりから「モーゼ岩」を目指す。強い春の陽射しは、岩の上を温めてくれていた。ここからは、屹立する恵庭岳、たおやかな漁岳、そして空沼岳から札幌岳の美しいホワイトラインが続く。無意根山はまだまだ白く、その輝きは他を圧倒するようだ。

 登山者は自分しかいない。こういうときこそ、注意力を絶やしてはいけないのだが、苗園の複雑な回廊をぼんやりと歩き、最短距離で戻ろうとしていたにもかかわらず、うっかり山部川へ続く林道へ下ってしまう。
 常々歩いているところだからと、注意力が散漫になっていたようだ。また、冬の情景は葉が生い茂っている夏とは違い判断を迷わす。

 あとで地形図を見ると、どの場所で判断ミスをしたのか一目瞭然である。また、そのとき感じた違和感をきちんとすくいとっていくことが必要であろう。
 山の事故なんて、意外と単純な判断ミスが大きな問題を招くのだ。