湯めぐり四方山話 & 和の音

湯めぐりは 人・風物との出会い

マイ温泉に出会った!?「大塩温泉館」(丸子温泉郷)  長野県

2013-10-26 | 長野の温泉
秋の湯めぐり 2湯目のお風呂は
長野県丸子温泉郷にある「大塩温泉館」だ。
公民館の中にある共同湯で、午後2時~営業している。
2時~3時の間はお湯の加温がないが、3時からは加温される。
10月になったとはいえ、まだまだ気温が高い今年の秋
2時の加温してない時間滞でも39度くらいはあるので充分入れる。



今回は、2時になると同時に入った。
最初は一人湯を楽しんでいたら・・
10分くらいして もう一人入浴客があった。
1時間あまり入った湯で、この人とのおしゃべりが楽しかった。

彼女は小学生~就職するまで長野県の上田の市街地に住んで居た人だった。
いわば、大きくいえば郷里の湯の一つになる「大塩温泉館」だが
成人して、今年になるまで全く知らなかった湯らしい・・。
上田市には田沢温泉や沓掛温泉、別所温泉など有名が温泉が一杯あるので
一つ山を越えた隣の丸子温泉郷のことは、関心がなかったのかもしれない。

現在、彼女は関東地方に住んでおられるが、ご両親は今も上田市におられようだ。
それが 父親が今年の6月から、上田市の鹿教湯温泉病院に入院したので
見舞いや介護を兼ねて、この夏、頻繁に上田市に帰省しているという。
そして、たまたま父親の入院先の「鹿教湯温泉病院」の近くで
「大塩温泉館」を発見し、6月~10月の今まで、見舞い帰りにかならず入湯しているという。

彼女は、小さい頃からひどいアトピー性皮膚炎に悩まされていた人だったが
今年の夏は、全く皮膚トラブルがなくなりスベスベツルツルの美肌になっているという。
それが、この「大塩温泉館」の湯に浸かるようになってからだそうだ。
関東からの通いなので、もちろん毎日入れる湯ではないので
「大塩温泉館」に来れた時に、湯口から出る温泉水をペットボトルに汲んで帰り
「化粧水」の替わりに、この夏の間中使ったという・・・
そしたら、スベスベつるつるの肌になっているというから・・すごい!!
全くのスッピンの人だが・・きれいな肌だった!!
この話に
「そうか~!!私が6月~10月の最近まで温泉とは無縁の
気が遠くなるほどの?暑~い夏を過ごしていた時に・・
彼女は、このぬるめでスベスベ泉質の源泉掛け流し風呂・大塩温泉館に
昼間からゆったりと入っていたんだ~!!いいなあ~!!」とふっと思ったが・・

これもそれも父親の見舞いに帰った病院の近くにあったから、
たまたま発見した湯らしい・・
不幸中の幸いか~
彼女もまた「マイ温泉」に出会えたラッキーな人だった。

何はともあれ きょうは
「この ぬるめの掛け流し源泉に 昼の2時過ぎから入れている幸せ」に感謝し
お湯の中での出会いに感謝し、マイ温泉に出会えた喜びを共有しあえる
「し・あ・わ・せ」な時間に万歳!!
やっと 今年の猛暑から抜け出し「ぬるめの良泉に入っている」のを実感した日

(大塩温泉館データー)
営業時間・・・・午後2時~午後9時
泉質・・・・・・カルシウム-ナトリウム・硫酸塩泉
入湯料・・・200円

★大塩公民館内にある共同湯
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「ホテル山王閣」と下諏訪の街  諏訪湖の上に富士山も・・

2013-10-25 | 温泉街の風景

下諏訪温泉いえば、9年前に行ったことのあるホテルがある。
「山王閣」という名で「下諏訪神社 秋宮」の境内の続きにある落ち着いたホテル。

「ホテル 山王閣」の建物


この施設の横に設置された屋外展望ロビーから「下諏訪の街」が一望できる。

景色の真ん中の2つの山の間に「真っ白な富士山」がくっきり大きく見える絶景ポイント。
残念ながら、一年のうちに数回しか見られないという。
今回も、曇っていて「純白の富士山」は見られなかったが・・
何かワクワクする・・

実は一度だけ私は「諏訪湖にくっきりと浮かぶ富士山」を見たことがある。
これは全くの偶然の出来事だが、
下諏訪温泉「湖畔の湯」に入っての帰り、諏訪湖の近くの「水辺の公園」に車を停めていた。
お風呂あがりに湖畔の風に吹かれたくて、ふっと諏訪湖に顔を向けた時だ。
「え~!!朝にはなかったあの真っ白い大きな美しい形の山は???」
「もっもしかして・・富士山?」「ここから富士山が見えるの??」
その時の写真が これだ。
(デジカメ操作能力が低くて、遠くの富士が肉眼でみるほどきれいに写らなかった)

2009年の5月の旅行中で
諏訪湖から「富士山」が日によって見えることは、全く知らなかった頃だった。

あの時は、あまりに興奮してしまい
「水辺の公園」近くのお店の人に
「今 見えているのは富士山ですか?」と尋ねた覚えがある。
その方は、「そうですよ。あなたはラッキーな人だね。
一年のうちに数日しか見えない富士山なのに、見ることができてよかったですね」
と一緒に喜んでくださったのを覚えている・・

帰宅して地図帳を開いてみたら
確かに、諏訪湖から富士山までは一直線上にあり
晴天なら、くっきり見える位置にあると判った。

この話を帰宅して家の者に話したら
息子などは、非常にうらやましがり・・・
数年後に、わざわざ諏訪湖の近くの宿に泊まりに行って
「富士山が湖面の上に現れる瞬間を、ひそかに期待していたらしい」
こればかりは、見ようと思っても見られるものではなく
滞在中には、ついに見えなかったらしい・・

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毒沢温泉「神乃湯」  長野県

2013-10-25 | 長野の温泉
6~9月まで全く温泉に行けず。今年はとりわけ夏が長く暑く思えた。
10月になり少し涼しくなり、やっと行けた温泉。

久々の温泉は、一見恐ろしい?名の 
長野県「毒沢(どくざわ)温泉」
入った湯は、神聖な名の「神乃湯」


「神乃湯」の外観


玄関付近は・・

ここは「日本秘湯を守る会」会員宿

玄関の中に入ると・・
昔懐かしい薪ストーブがある。

古風な館内



一番気になるお風呂は

入口のれん横に「入浴者人数制限」の張り紙あり

少人数入浴制で、ゆっくり「神乃湯」堪能入浴してほしい館主の願いか?

浴室風景は

内湯だけだが、窓のすぐ横下に静かな沢や森が見える深山幽谷の湯

浴室の天井にも、この湯の歴史を感じる。

湯の中で、諏訪から月1回くらい「神乃湯」に通ってくる女性に出会った。
諏訪といえば、上諏訪・下諏訪とも街中に共同湯がどっさりある地だ。
しかし、彼女には、この「神乃湯」だけがマイ温泉らしく・・・
ゆっくりと心身の疲れを解しにくる「安らぎ・命の温泉」らしい・・
その彼女も、12月~2月は、ここの雪山道が怖くて、足が遠のくという・・
確かに・・ただでさえ危ない曲がりくねった狭い山道。冬場は御免こうむりたい。


一番近い駐車場は、宿が見える場所から100メートルくらい下った坂の途中にある。

他には、来る途中、少し宿から離れた場所だが第2、第3と狭いながら駐車場はある。

帰り道、国道142号に出るあたりになり、やっと少し広くなった道


(交通アクセス)
毒沢温泉には、今回
中央自動車道 岡谷ICで降りて国道20号~142号経由で行った。
途中、7年に一度の「御柱祭・木落とし」で有名な下諏訪を通過し
「下諏訪 秋宮」から毒沢温泉までは、車で3,3キロ、所要時間7分ほどかかる。
国道142号の途中に「毒沢温泉 神の湯」への誘導看板が出ているが、
ぼんやりしていると見落とすので注意が要る。現に我々も今回見落としあと戻りした。
この看板から山道に入り、そこからクネクネの細い山道を行く。
かなり急な山道で舗装こそしてあるが カーブが多く狭くて両側は森林。
九州の霧島温泉「湯之谷山荘」へ行くために入った脇道のような道の細さで、
霧島温泉「旅行人山荘」へ行くために入った山道ほどの距離がある。
冬の間は、車を走らせたくない山道に思えた。

(毒沢温泉「神乃湯」温泉データー)
★鉱泉の成分★源泉名=毒沢鉱泉★泉質は 含鉄・アルミニウム・硫酸塩冷鉱泉
★泉温★10度・・・冷鉱泉を温めて使っているようだ・・

鉱泉の濃厚な成分+深山幽谷の環境+宿の心遣い(一度の入浴者制限など)
日常を忘れさせてくれる「森の湯環境」が素晴らしいと感じた日
「神の、湯」でした。

今回は「まっとうな温泉 東日本版」の無料手形での入湯
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