湯めぐり四方山話 & 和の音

湯めぐりは 人・風物との出会い

「大出館」(奥塩原元湯)   栃木県

2013-10-28 | 栃木の温泉
塩原温泉の締めは・・
塩原温泉の発生の地で一番奥にある
奥塩原元湯の「大出館」(日本秘湯を守る会 会員宿)に一泊する。

塩原温泉街を国道400号で進むと、温泉街の終わり?か両側の家も途絶えてくるあたり
そこは「上塩原」地区というが、そこから脇道の林道への入口に
「大出館」など塩原の元湯温泉の旅館3軒の案内版がある。
この看板からみても「大出館」は一番奥にある。

ここから、林道に進むと

しだいに道は狭くなり・・・

危機感を募らせる山道が続く・・


そして行き着いた駐車場らしきダート地面のちょっとした溜まり場。
そこには、なっなんと 秘湯へようこそ!!の歓迎か??
「熊に注意」  ぞっとする看板が立っている。

そこから、さらに急な坂道を下っていくと

大出館らしき建物が見えてくる。
館の横は縦長の狭い駐車場しかない・・
やや 焦る!!


大出館の建物・・・客室は地下?にあるのか?今見えているのはこの部分だけ

あとから来たオートバイのお兄さんが、慣れた様子で入って行った。
すると、ここが、玄関口か??

このオートバイのお兄さん!!
受け付けで「まっとうな温泉 東日本版」の黄色い本を差し出して
日帰り入浴願いのは判子を順調に付いてもらっている。
お~!!彼も また「まっとうな温泉」仲間か!!
急に親しみを持った日

さて、我々は今回は入浴だけでなく一泊するため
2時からのチェックインを受付で済ませた後に
やっと 宿泊部屋にたどり着けた~~

やっと一息つけた時間・・・

部屋は 落ち着く和室

窓の下からは、ずっと沢の水音が聞こえて 心地いい~。
これぞ秘湯「大出館」に着いたぞ!!
木々の隙間からは 元湯温泉の他の旅館の屋根が見える。


さて、一服したら一番気になるお風呂
有名な「墨の湯」の浴室(混浴)に行ってみる。

混浴だが、一日に2回 女性専用の時間浴タイムがある。
ちょうど午後3時から女性専用入浴タイムになっていたので
様子を見に行くと・・・
先ほど、我々がチェックイン(午後2時)した時
「まっとうな」で入ってきたあのオートバイのお兄さんが、
1時間たっぷり入っていたのか?「墨の湯」から 汗だらけの真っ赤な顔で 
タオルを肩にかけ、なんとかズボンだけは身に着けた状態で 出てきていた~。
ちゃんと女性専用時間帯を守る人なんだ・・と思った瞬間
彼は 隣の引き戸を開けて瞬間移動し これまた颯爽と入っていった~!!
「え~!!!」そこは混浴だが、男性専用湯みたいな「平家のかくれ湯」だった。
やるなあ~!! さすがは「まっとうな温泉本」の使い手だ!!
2時~3時までは、名物「墨の湯」にまず入り・・
そして3時からは時間制限のない「混浴」+他の湯 か!!


さて オートバイ兄ちゃんが上がり、女性専用時間になった「墨の湯」は、
内湯だけで、2つの泉質の違う浴槽があるとわかった。

こっちが有名な 黒い湯の花が舞う「墨の湯」の浴槽
浴室の壁がすごいことになっている・・

こっちは「硫黄泉」、これも非常に気持ちのいい湯

2種類の泉質のお湯はかけ流し状態で ぬるめの湯で入りやすい。
贅沢なお風呂タイム!!を過ごす。

まずは、名物「墨の湯」にも入り
落ち着いたところで・・

そののち、夕方までの時間で
入浴がいない時間滞を見計らって、ここの全部の風呂の写真撮影をした。

男性専用(混浴)の内湯「平家のかくれ湯」(左の浴槽)「「御所の湯」(右の浴槽)

その部屋から出た続きにある「岩の湯」(野天風呂)



女性専用のお風呂も「墨の湯(混浴)」の横にある。

「高尾の湯」(内湯)・・この壁も「墨の湯」の壁に負けていない

続きにある「子宝の湯」(野天風呂)

この 野天風呂は初日、すごく熱くて入れず 成分の濃い?たまっている部分まで見られた。
翌朝には、ほどいい温度になっていて 入れた。
温泉だから湯の温度が刻々と変わっていくのか??
端に 給湯の温度調整を間違っていたのか??不明なまま・・

「藤の湯」(貸切湯)

洗面台

ここの湯は、新しい浴室・浴槽で快適で3回も利用した。
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「光雲荘」塩原温泉   栃木県

2013-10-28 | 栃木の温泉
塩原温泉街にある「門前」地区。
「門前」地区にも町営の無料駐車場がある。
その名前は「塩原温泉 旅館協同組合 交流広場」という。
「光雲荘」は、その「交流広場」から「箒川」を渡った対岸にある老舗旅館だ。
自家源泉をもち 湯の良さが評判の温泉宿。

「光雲荘」の外観

玄関に入ると


自慢の浴槽は

内湯

露天もあり




湯上りに飲める冷水設備


浴室までの廊下から横に出たところに館内足湯コーナーがある。
そこには、長~い「足湯」がある

そして「飲泉所」もある

この「光雲荘」は今回「まっとうな温泉 東日本版」の手形での入湯。


「門前」地区に「湯っ歩の里」という大きな足湯施設もある。
「光雲荘」はそこから近い。

「光雲荘」で出会った女性は、
いつも那須湯元温泉ばかり行き 今回初めて塩原温泉には来たが、
なかなか静かで「塩原の温泉」もいい~と話していた。

塩原温泉は、那須温泉のような「ハイカラさ・派手さ」はない。
街全体はやや鄙びているが 歴史が古くて、手つかずの自然が一杯ある。
「温泉の泉質が非常にいい~!!」と思う。
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「源三窟」  源氏が隠れた鍾乳洞   塩原温泉街

2013-10-28 | 歴史街・史料館・名所

「古町」地区の「無料の町営駐車場」の道路を挟んだ向かい側に
「源三窟」という観光名所がある。





この「源三窟」とは・・鍾乳洞につけられた名前
平家打倒の挙兵に敗れて宇治で自害した源三位頼政の嫡孫、源有鋼が
再起を期して身を隠していたという伝説を持った、長さ50メートルの鍾乳洞。
なんでも「米のとぎ汁」を流したために、見つかってしまったらしい・

「片葉の葦」の群生していた

片方にしか葉が生えない葦らしい・・




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「箒川」と河原の景色がいい!! 塩原温泉街の駐車場  

2013-10-28 | 温泉街の風景

塩原温泉といえば、塩原温泉の入口に「湯の香塩原」という道の駅があるが
長~い温泉街の中に、他にいい駐車場がないか?今回探してみた・・

そして見つけたのが この駐車場。
塩原温泉街の「古町」地区にあり
「那須塩原市役所 塩原支所」の近くにある町営の無料駐車場だ。

トイレもある

ここは、街中を行く観光馬車の中継地でもある

塩原温泉の観光や 立ち寄り湯などに 最適だ。

駐車場のトイレ建物の裏は「箒川」が流れている。
そこには、すばらしく広い河原がある。







こんな河原が身近にあり、ワクワクする景色だ・・
昨夜の大雨が嘘のようにカラッと晴れた朝・・
この河原の景色に心癒された日
子どもたちが小さい頃なら、まず、この川に入って一緒に遊ぶだろうなあ~
塩原温泉は、昔ながらの自然が一杯で、歴史ある温泉地だ。


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塩原温泉街を行く馬車   栃木県

2013-10-28 | 温泉街の風景

塩原温泉街


温泉街を行く馬車





この広場は場所の乗り降り口であり、馬の休憩所だった。
食事を摂る馬・・しばし休憩

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「日新館」 草津温泉   群馬県

2013-10-28 | 群馬の温泉
草津温泉には何回か来たことがあるが
「白旗の湯」や「地蔵の湯」など観光客に公開されている「共同湯」に入っていた。
草津の老舗旅館の湯に入るのは今回が初めてだ。

「日新館」という老舗旅館の外観

湯畑のすぐそばにある旅館

建物の入口付近


中に入ると


男女湯の暖簾も何か奥ゆかしい

湯待ちスペースもある


さて気になる浴室は、センスのいい雰囲気の湯が二つ

これは女湯で 内湯しかないが、
やや熱い湯とぬるめの湯の2つの浴槽があり、交互に入ると長時間ゆっくり楽しめる。
さすが旅館の湯だ、入りやすい温度でうれしい。
草津の共同湯は全般に熱くて、慣れるのに大変だったから
源泉を入りやすい温度まで冷まして客に入浴させているのは、さすが旅館と思った。


湯屋の天井にこの老舗旅館の歴史を感じる。

この湯に入っていたら、時折 湯屋の屋根に
「カ~ン コ~ン ドン トン」などと大きな音がする・・
あとで、庭にある栗の木から実が落ちていた音だとわかった。

館内に「草津の湯」の効力??が展示してあった


今回の「日新館」は「まっとうな温泉」での入湯
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