日本の進路を考える

戦後70年が過ぎてもいまだに自立できない日本を考える。

これが日本教なのだろう。この津波被害でもパニックのない日本社会。

2011年03月16日 | Weblog
なぜ日本人は、こんな時でも整列してモノが買えるのか?/中村 修治(INSIGHT NOW!) - goo ニュース

gooのニュースにあったこの記事、あの凄まじい映像を見せ付けられて心穏やかではない
方々への深い考え方を提示している。民族としての「悟り」だ。

われわれにとって自然は神様である。ロジックで迫る一神教とは違う、全ては問いかけ
なのだ。
受け止めて考える、たとえ津波で根こそぎ剥ぎ取られても、また同じところに住居を
作り、田を耕し、海で漁をする。綿綿と続けて生活をつないできた、その記憶だと。

そうなのだ、マスコミはもっと静かにセンセーショナルな画面を見せ付けるのではなく
この心静かな日本民族の悟りを絵にしてみせる努力をすべきだ。

何度も何度も津波の襲う同じ映像を見せ付けるのはもうやめろ。
それより、少しでも静かに過ごしたい方々をそのようにそっと見守るべきだ。
そして、何より復興の兆しを見つけよう。日本人の続けてきたこの日本教の行いを見よう。

いまのばらばらな報道合戦は無用だ。それより、もっときちんとしたデータを示せ。
急ぐことではなく冷静に整理された断片でない間違いのないデータを示す事を優先せよ。

局別の担当を決めるくらいの考えはないのか?
いまこそウジイエ、ナベツネの出番ではないのか?
原子炉のことはどこか一局に絞り、無用な解説はやめて、冷静な危機の状況を
静かに示すべきだ。いたずらに危機感を煽るのはおかしい。

支援にしても交通整理をする人がいて欲しい。
県単位に支援される県と支援する県の関係付けをしたらどうだ?
たとえば、鹿児島県は福島県を支援するなど、歴史的因縁を解決することにもなる。

支援する側の単位はもっと広域でもよさそうだ、九州が福島県とか。

さらに今気になるのは、被災者への遠慮で宴会、パーティ自粛という新聞記事である。
やるべきだ、大騒ぎはやや気になるがそこに集まり募金をして黙祷をする。
静かに支援の輪を広げる場に転換すればよい。

ゴルフもやればよい。目くじらを立てることはない。他地域の観光や遊興が止まれば、経済活動がシュリンクするだけだ。被災者への支援の心を持ちながら遊びもやるべし。

写真:新宿オペラシティ、武満記念ホール。先日の大学OB男声合唱会場。


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2 コメント

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福島原発について (CHOP(Msako Tsuruta))
2011-03-17 03:09:34
gooのニュースにあったこの記事拝見しました。
小さい頃から染み付いてきた
記憶というか日本独特の文化は
「さもありなん」まさに日本民族の悟りであると共感いたしました。

お話は変わりますが
私の知人の友人は福島原発のなかに現在もいらっしゃって、その友人は
極めて重要な仕事をしていらっしゃる方で
(第2原発)
……何も知らなかった私は
ある会話の中で
「作業員のひとは逃げたんじゃないか」と
その知人につい言葉を漏らしたら

こっぴどく
怒られました・・・

冗談じゃない!!!
自分大切な友人が
「命をかけてあそこで仕事をしている、もう命なんか捨てて、何とか被害を最小限にしようと
頑張っているんだ!」と涙声で
怒られました

そのかたは男性なのですが
男泣きされていました・・・。
「もうたぶんあいつには会えない」
「あいつはたぶん遺書を書いてる」
たのむからそんな「戯言」は言わないでくれと・・・。

私は自分が放った「言葉」を本当に後悔しました・・。
知らないということは
本当にある意味「見えない武器」
こうも簡単に人を傷つけていまいます。
私たちは真剣に
本気で「言葉を選ぶ」事を考えて
現在は行動すべきだと強く思いました。
私たち一般とも、素人ともいえる
こちら側はあちら側のことなど
本当は何一つ知りません。

そんな中
Twitterの中で「繰り返される」
「無責任なつぶやき」
福島原発の中には様々なドラマがあり
愛する家族を守るために
いいえ、日本を守るために
必死で戦っている「技術者」の方々の
まるで武士道の如く
「サムライ」の心根を

もっとたくさんの人が
本気で「感じる」世の中になってほしい

と願います。

長文のコメントになり
本当に申し訳ありません

鶴田正子

現場は必死です。 (持ち主)
2011-03-17 08:47:51
テレビに出てくる人たちの一部、東電の組織の官僚化が手に取るようにわかります。しかし、東電の現場は命をかけてがんばっている、これも大規模プロジェクトを傍から見てきたものとして切実にわかります。実はスリーマイル島の事故でも組織の官僚化が復旧の障害になったとか、フロリダのハリケーン災害の救援も対応組織が現場を知らぬ官僚で占められていて機能しなかったと今朝の日経にありました。悲しいですね。現場は上から、顧客から、新聞からと説明する相手がどんどん増えてできる人がますます忙殺されるのです。我々はそこらをよく理解すべきです。

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