日本の進路を考える

戦後70年が過ぎてもいまだに自立できない日本を考える。

2016.11.12 東京都男声合唱フェスティバル、浜離宮ホール

2017年01月24日 | Weblog

毎年大学OB合唱団でステージに乗り、8回目である。当初から九州からの応援を含めて20名前後と変わらないが、なんとこのステージに乗った仲間からも家内を含めて5名が他界した。今回は清水脩の2曲であったがなかなか、思わせぶりの意味深なもので、歌いながら想いに浸る感覚も楽しんだ。

自分はずっとテナーをやっているが、この合唱団を始めた頃に家内を引っ張り出して発声訓練をやってもらってからは徐々に声域が広がり、五線譜を上に離れても現役の頃のファルセットはほとんど使わず、怒鳴り上げる事が出来るようになった(笑)

これとは別に現役時代に真っ盛りであった国立工業大学合唱連盟のOB会も国立四工大OB会として7回目のステージである。こちらは70名ほどの昔の仲間が集まり、水の生命から終曲の海をやった。例年より練習回数を増やして緻密に詰めた演奏は自画自賛できるレベルであったと思う。楽しんだ。

新年になり、この日曜日にその幹事会と新年会があり、浅草で気持ち良く飲み放題の中華料理を楽しんだが、早目の帰宅も自宅には終電近く、自分のガラケイを見ると、鎌倉まで乗り越していると友達にメールしているのを発見(笑)品川か横浜で降りて京急に乗りかえるつもりが良い気持ちで寝込んだらしい。記憶は殆ど飛んでいる。

そういえば、今年になってゴルフの月例会への参加を忘れ、ある勉強会の新年会の日は自宅で夕食を作って食べてから、あ、新年会は今日だと思いだしたり、昨年末にはボイトレの先生の発表会を忘れて気が付いたらすでに間に合わない時間と、恐ろしいくらいの物忘れが続いている。認知症への道をまっしぐらという感じだろうか(笑)すっ飛ばした新年会では、平日の引退独り住まいではよくあるんだよねぇと盛り上がったとか。気を付けよう。

「写真提供 株式会社フォトライフ」


「IT技術者の長寿と健康のために」近代科学社

2016年07月21日 | Weblog

Facebookを主たる議論の場とする研究所の顧問をやっている。お医者さん兼技術者の親分を筆頭に医師、技術者が在籍する。その集まりで本を書いた。自分は、はじめに、おわりに、本文少しだけなのだが、この本の中身は現場でIT技術者を見守り支える産業医の生々しい話や、病気の原因と解説など深いものがある。

アマゾンでは最初の入荷分がすぐに売り切れた。書店でも売れ行きが良いらしい。売れてほしいのは何と言ってもこの本の意味、中身を読んで頂き、働くときの自己管理を日頃のルーティンにすることで、健全な生活を維持してほしいと願うからである。

それにしても、ここまで来た長い時間を振り返ると実に巧妙な偶然の成り行きがあり、そんなものかと日頃の行動の思わぬ反響に驚かされる。その昔、昭和60年代である。40歳になり大きな転機を迎えた。当時のNTT真藤社長による交換機ソフトの内製化を進める支援系の開発をやることになった。当時はまだ電電公社のメインフレームDIPSにCHILLコンパイラを載せて開発していた電子交換機のソフトウェアを一気にインターネット上で開発する仕掛けに持って行った。

まず、CHILLコンパイラをUNIX上に移植した。現場からの厳しい品質要求に応えてコンパイラの入出力がDIPS上のものと1ビットも違いが無いことを証明してもらった。このプロジェクトの皆さんは寒い機械室の中で二段階に分けて頑張り見事にこれを達成してくれた。DIPSがあるから我々には十分だとうそぶいていた、交換機ソフト開発のキーマンが、UNIX上のCHILLコンパイラを使ってみて、これだ!と叫んだようなことがあった。使い勝手の違い、性能の違い、ネット接続で全国展開できるなど革命的な変化を実現できた。

さらに、これを活用して全国の拠点で分散して開発するためにインターネットによる全国網を立ち上げ、ネット上でプログラムの設計書、コード、オブジェクト、試験データ、進捗管理書などの全てをやり取りできる環境を造り上げた。、もちろん実際にやったのは交換機ソフトの開発部隊である。それらの基盤となるネットワークとWS(ワークステーション)を配置し、不慣れなUNIXの教科書を整備して支えた。

この教科書は「Sunシステム管理」として出版され、日本全体のUNIX技術の底上げに貢献したらしい。この本が自分とお医者さん達を結びつけることとなった。IT技術者の本の最後の最後にちらりと書いていただいた由来である。面白いのはこの本によるかかわりを知ったのはまさに、ネット上の研究所を立ち上げる打ち合わせの時であり、それまではお互いに認識せず業界仲間として30年程お付き合いしてきたのだから面白い。「え、あの本は、そうなんですか?」「そうだよ、はじめににちゃんと名前があるでしょ」と言う会話をしたのが30年後の事である。そしてここで書いておきたいのは当時の電電公社の制約で著者となるべき人を表に出せないと言う馬鹿なこともあったのが今も申し訳ないと思う。

この話には余談がある。当時は日米貿易摩擦の激しい時であり、電電公社調達のオープン化を激しく求められ、先日亡くなられた秋草元富士通社長、会長の父上の秋草電電公社総裁が記者会見の席で、バケツとモップをもって、アメリカから買えるものはこれくらいしかないとやり、激しい反発を受けて何か買うものは無いかとお触れが回った。これに便乗してUNIXマシンを大量に調達すること、しかも電電公社の標準調達部品にしてしまうことを、畏れ多くもやり抜けた。もちろん周りからの暖かいご支援も頂いたのは言うまでもない。当時の最高会議に出て行き薄暗い会議室で説明した時の緊張感は今でも思い出すくらいだ(笑)


もう5月、庭の薔薇の花が咲き始めました。SONY RX100のマクロの威力もどうぞ。

2016年05月09日 | Weblog

庭の青い(と言って売っている)薔薇が咲きました。今年はご機嫌がよく立派な蕾がいくつも。切らずに残した一つが初夏の新緑を背景に輝く。で、今年の薔薇を;

これは故人の従弟が刺し芽で増やしたと持ってきてくれました。庭に植えます。

薔薇に続けて散歩道で脇役の小さな花に迫ってみました。SONY RX100のマクロ機能がこんな写真を撮ってくれます。明らかに腕ではなくカメラが良い(笑)

 

次はクローバーの花です。こんなに綺麗とは思いませんでした。

この一枚がお気に入りです。

風に揺れて、ちょっとずれてしまいましたが、きれいですよね~~~。

 

 


春の麗の隅田川、川舟で食事を楽しみながら名残の花見

2016年04月11日 | Weblog

満開はとうに過ぎて葉桜かなと心配していたが、まだこのように名残の花が綺麗であった。この日は高校の先輩に声をかけて頂いて、隅田川を往復する優雅な半日、なんと飲み放題である(笑)

船宿の玄関受付。立派な門構え、少し前までは掘立小屋みたいなところだったらしいが、商売繁盛の様子。ここは品川駅からオフィスのあったインターシティを通り抜けて京急の北品川駅近くまで行った当たり。地図で確認すると川ではなく埋め立てで残された細い海面である。その一筋南西には目黒川の河口がある。その水面には結構たくさんの同じような船が停泊していた。船宿がいくつかあり、同じような団体の皆さんが次々と出て行く。

想定以上に大きな舟、旅客定員が100名越えてる。

船内は靴を脱いで掘りごたつ風の指定のテーブルに着席。

船宿の女将の挨拶。この後ご本人は下船。

料理は、美味。特にてんぷらが、キスに穴子と江戸前で満足。お酒はビール、赤ワイン、冷酒、さらに芋焼酎を選んでいただいたが、テーブルでは冷酒を次々と頼んで、5名で10本以上行っただろう(笑)。

窓から見える景色はいつもとは違う角度の見慣れたところ。

これは、かろうじて捉えた東京タワー。

ジェットフォイルの高速連絡船。

ヒミコの後継船、松本零次のデザイン。定期船らしい。一度乗ってみたいものだ。相当高速で本来は下りの航路を通り過ぎて行った。

スカイツリーの下で停泊しばし。デッキへ出て歓談。ちょっと風が強かったが気分は最高。先輩からちょっと歌えと言われて、酔っぱらいの乗りでオーソレミオをやってみたら、川面の開放空間でもなんとか歌になり、喝采を頂いた。と、さらに滝廉太郎はどうだと言われて、唄いましたよ~~~!

はるのうららのすみだがわのぼりくだりのふなびとがかいのしずくもはなとちるながめをなににたとうべき。.....(笑)以下は歌詞めちゃくちゃで、

まともに歌ったのははるかかなた60年前のことだろうか、唄ってみれば歌詞も何とか出てきて、楽しかった。

と、なんと遠くの対岸の姿も豆粒のような花見の方から拍手がきた。うれしい。声がとんだ。これぞ家内の目指していた境地のひとつ。追いついたかもしれぬということなのだ。それと見知らぬ方々の前で平気で歌える心臓の方も(笑)いっしょにフィレンツェへ行ったとき、ベッキオ橋で予告もなく私のお父さんを歌いだしたのを思い出す。

で、そのような機会を作って頂いた先輩にご登場願おう。

楽しい半日の美味しい花見の舟遊びの機会を頂き、本当にありがとうございました。


大岡川の花見、日ノ出町から弘明寺まで曇天なれど見事

2016年04月05日 | Weblog

まずは日ノ出町からすぐのあたり。お日様があれば目の覚めるような輝きだろうなと、天を見上げた。

ちらほらしているが、まだ花筏には程遠い。寒さもあり、数日は持ちそう。明日の晴天はきっと良いだろうなぁ。

日ノ出町駅前の新ビルがじゃましてランドマークタワーが半分隠れてしまった。残念。

背景が水でひときわ美しい。

似たような写真が何枚もあるので、この位にしておく。

今年の花見は、満足。

後は我が家の庭の満開と、ひと月後のまん丸い大きな桜の花ボールである。

今日は京急の日ノ出町駅から弘明寺駅まで黄金町、南太田が間にあるので、3駅分歩いたわけだ。京急は大きく迂回しているので路線の長さより短いが結構な距離を浮かれながら歩いたみたいだ(笑)。店も沢山並んでいて大勢の方が飲んだり食べたりもしていた。今年は歩き缶ビールもやらずに、そそくさと。

小学校は入学式、出かけるときには君が代のやけに早くて雑な歌が聴こえた。帰りは駅から歩いたら、それなりの恰好の父兄と新入生が駅へ向かって歩いてきた。小学校と中学校の両方だった。お母さんが殆どだが、中にはお父さんと二人の男子新中学生も数組、皆歩きながら部活どれにするかというのが話題の中心であった。これからの希望に満ちた学校生活なんだ。

自分には孫の世代。それでも60年以上前の自分の入学式の事を想いだした。そうだ、親父と一緒におふくろの作ってくれたダブルのスーツを着て歩いたなぁ。一人だけ学生服ではなかった。今ならかっこいいと思うが、当時は一人だけ違う恰好が気になったと思う。

おふくろの裁縫は凄腕だったのが今になってわかる。大学になってもボタンで留めるベスト(チョッキ)も作ってくれた。グレーのチェックが冴えていた、みんなに羨ましがられた記憶がある。特に大人の女性からあらそれどうしたのと尋ねられた気がする。手作り感が見えていたのだろう。

入学式の光景は毎年のことながら回想への刺激になるものだ。

 

 


花見のはしご、千鳥ヶ淵、上野公園、近所の桜ヶ丘。満開。

2016年03月31日 | Weblog

早朝の天気予報で東京、横浜は本日満開というので、朝から勢いをつけて飛び出した。

まず太陽の光に水面と満開の桜が輝く千鳥ヶ淵へ、春休みでもあり、家族ずれもおおいが、何と言っても中国人観光客は相変わらず賑やか、というか五月蝿い。まあ、それは無視して撮りまくった中から。

お昼は蕎麦を頂いて、上野公園へ。こちらはとにかく凄い人。

目黒川にも行こうかなと思ったが、人ごみの中を歩き疲れで、帰宅。駅から歩いて、近所の名所桜ヶ丘へ。

こちらも、昨日のチェックではまだまだだったのが、ずいぶん開いていた。

今年は快晴の花見で良かった。週末は曇りから雨になりそうで、慌てて出かけたのだが、ついでに西洋美術館の企画展も見てきた。カラヴァッジョ展、ルネサンスを超えた男。見ごたえあり。6月12日まで。

 

 


春ですねぇ。散歩道も庭も花盛り

2016年03月08日 | Weblog

最初に藪椿。庭の大きな木の花は鳥が来て全部落してしまった。これは散歩道のもの。次の蕾が綺麗。

この時期になると心が躍る新芽いろいろ、まず森の中の道に群生するアオキ。

これは躑躅の類か、これまで注目しなかったが突然惹きつけられた。

接写の妙味、見ていなかったことが見える。

樫木の類か?堅い新芽

これは忍冬の類

花も咲いてる、日本画の雰囲気

そして、庭の満開の梅、鳥が来て落すのでCDを一枚ぶら下げた。

今日は20度くらいになり上着なしの散歩でも汗をかいた。一斉に花が開き春のそらは薄曇り。遠くのランドマークタワーが見えない位。また寒くなるとか、でも三寒四温で一気に桜の季節がやってくる。今年も楽しみだ。

何となく音楽会が続く。水上まりさんのピアノリサイタル、バッハ、ドビュッシー、ベートーベン、リストさらにブラームスと盛りだくさん。何となく最近良く行く市ヶ谷。ルーテルホールで楽しんだ。ネットで見つけて連絡したら、ご本人からメールの返事があり、その後Facebookでもお友達になった。

更に、唯野敦子さんと言う方の飲み物、軽食付きのメゾソプラノサロンコンサートをたまたま見つけて、ネットでご本人に予約を入れたら、こちらも予約OK、アルテリーベ東京の雰囲気も楽しみだ。で、唯野さんともFB友達になるという、非常に珍しいことが連続した。

甍会の男声合唱もいつもの浜離宮ホールで楽しんだ。国立四工大男声合唱団OB会の幹事長をやった事から、男フェスつながりで招待状を頂いたもの。

そして、いよいよ自分たちも秋に向けての練習開始。それに今年は6月の燕友会定演に、四工大OBがステージに乗る。定番、月光とピエロ。昨日チケットが到着、自分の分の配布を始めた。これもそれも楽しみだ。

その前に、理事をやっている富士カンの総会があり、さらにその前にお医者さんたちと書いている本を仕上げなくてはいけない。自分ははじめにおわりにとほんの少しなので、一応おしまい。あとは売りさばくことを考えなくてはいけないのだ。なんせ理系の本では老舗の近代科学社から出すのだから、凄いと思う。

 


春ですね。咲き始めた花と風の心地よさ

2016年03月03日 | Weblog

散歩道のハクモクレンが咲き始めた。久しぶりのこの道には既に春が来ていた。生け垣の赤芽が春の光にキラキラと輝いていた。

ハクモクレンをもう一枚。背景の青空が綺麗ですね。

庭の大きな実のなる遅咲きの梅もちらほらと咲き始めた。

最後にこれぞ春、香りが家の中を春にしてくれる水仙。手作りの花瓶にぴったりだ。

北海道では大雪嵐とか、大変ですね。こちらはもう春です。待望の春をお届けいたします。

 


富士カンから眺める冬の富士山は本当に綺麗です。

2016年02月19日 | Weblog

これは午後3時位、富士カントリークラブから帰宅する時に玄関前から撮ったもの。日差しが傾きかけて雪面の微妙な陰影が何とも言えない感じでした。

久しぶりのブログには、大好きな富士カンからの絶景、富士山の写真を並べてみます。これらは通常Facebookに投稿しているのですが、富士山大好でFBをやらないこのブログの読者もいらっしゃるようですから、お楽しみください。

まずプレー中に隙間から眺める面白さ。

絶景ポイントからのもの

今回は13番からのものがありませんが、。。。いかがでしたか?

次に同居猫の日向ぼっこの絵を、二階の出窓は真冬でも日差しがあればぽかぽか。

最後に、先日新橋の蕎麦屋で感動したお酒の盛り。これを一升瓶からどっと一瞬で注ぐのが驚きで、見ていた者からはO~~~!と歓声が上がったのでした。何杯も同じことをやってくれました。さすがはプロの女将です。

 


上野 東照宮 ぼたん苑 冬ぼたん、2016

2016年01月29日 | Weblog

毎年見ているが、今年も素晴らしい:以下写真を並べる。これでもほんの一部である。