日本の進路を考える

戦後70年が過ぎてもいまだに自立できない日本を考える。

楽屋で着替えてそそくさと何も持たずに出て行き、サイン会。宮川彬良さん。コンチェルタンテⅡ

2014年02月12日 | Weblog

文京シビックホールで新日本フィルの子供向け演奏会。素晴らしく楽しいオケとピアノの共演。「コンチェッルタンテⅡ」コンチェルトの意味は、協調と自己主張と二つの意味があるとか、それができるのが音楽だと、納得。そして芸大の(!)体育の先生に教えられた言葉「自分とは自然の一部分」この言葉が宮川さんを音楽の道で頑張る支えになったと、良い話を聞いた。サイン会の姿をもう一枚。

この後ろには百名を超える待ち行列。熱心なファンを粗末にはせず心をつかむ。それも子供たちとその親と言う素晴らしいマーケッティングでもある。その音楽会は撮影禁止。開場直後のステージを一枚だけ。

話は変わるが、この座席ちょっと変わってるとおもいませんか?なんで椅子の後ろに金網がと手をかざしてみたら、なんと空調の出口。ほわっと暖かい空気が出てきていた。設備も豪華な文京区、区役所と併設されたホール、いいなぁ。ちびの為の楽屋もびしっと揃っていて、宮川さんの隣の部屋であった。

第一部 これがホントの「ピアノの巨匠たち」!の出だしにチョップスティック、アメリカ民謡。二本の指でポンポンと孫娘が引き、宮川さんが連弾する。そしてオケが迫力のバックを付ける。先日より新日本フィルは良く鳴るなと感じつつ、音楽の楽しさに引き込まれた。

以前一度聴いた、「運命」とマンボを絡み合わせた曲も、開場全体「ウッ!」に大笑いしながらそして手拍子を打ちながら楽しみ、突如ダダダダーンで静まり返りベートーベンモードになる。子供たちも大喜びである。宮川さんのポケットにはきっと子供の時に考えたいろんなアイデアがいまもまだまだたくさん詰まっている気がした。そして、ショパンを引きつつオケの指揮をする姿は、彼の一つの願いがかなっている現場かもしれないと、喝采を送った。

第二部の「風、雪、そして物語が始まる」雪のひとひら~雨のしずく、朗読 宮川安利(宮川さんの次女) 物語は上空で生まれた雪のひとひらが地上に落ちて雨のしずくといっしょになり、子供を造って最後は一人になるある女性の人生の物語。心に響く朗読と音楽のハーモニー、分かり易く感激的で涙が出た。合唱で言えば「水の命」だなぁと想いつつ故人を偲んでいた。

 

 

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿