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明智 羽柴 丹羽 柴田 織田信長が登場する本格劇画『元亀の騒乱』7

2019-08-14 16:39:19 | 戦国
明智 羽柴 丹羽 柴田 織田信長が登場する本格劇画『元亀の騒乱』7

小野伸明先生の秀逸な劇画を紹介したいと思います。先生の画業の斬新かつ素晴らしい作品には敬服
致します。小野先生の益々の御発展と隆昌を祈念して『元亀の騒乱』を、是非紹介したいと思います。

作品のネームつまりシナリオや原作は◆長谷川博美が担当しています。また当ブログでの解説も私が
担当させて頂いております。なお順番を追って紹介しますが皆様は順次ページを追って御鑑賞下さい。







◆朝倉義景は小谷城救援を中止し越前に帰る策を選択します。朝倉の武士階層は刀禰坂を目指して
疋田敦賀を経由して引き揚げます。越前の雑兵8000人は中河内つまり国道365号線を越前に引き返し
ます。信長は刀禰坂に向かう本隊を事前に予想しており是に追撃つまり「付け入り」作戦する事を
家老の佐久間信盛らに指示しますが、佐久間信盛は信長にたいして近江越前国境の伏兵を懸念して
また家老として分別として信長の追撃作戦に賛成しません。これに対して信長は烈火の如く佐久間
信盛を罵倒します。
◆その時の様子を『信長公記』は以下の如く記しています。
佐久間右衛門、涙を流し、さ様に仰せられ侯へども、我々程の内の者は、もたれまじくと、
自讃を申され侯。信長御腹立ち斜ならず、其の方は、男の器用を白慢にて侯か。何を以ての事、
片腹痛き申し様哉と、仰せられ、御機嫌悪候。御分別の如く、朝倉左京大夫義軍癈軍侯を、
討ち捕り、頸ども、我も貼と持参候。此の時、御馬にめし御出だし侯。中野河内口、刀根口二手に
罷り退き侯。何方へ付き候ても然るべく候はんやと、相支へ、僉議区に侯ところに、信長御諚には、
引檀・敦賀の身方城を心懸け、退くべく侯間、引檀ロヘ人数を付け侯へと、御諚侯。妙案なり。
中野河内ロヘは雑兵を退げ、朝倉左京大夫、名ある程の者どもを召し列れ、敦賀をさしてのがれ候。
頓て、刀根山の嶺にて懸け付けとあります。
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