昨日から今日にかけ、新聞やテレビのニュースで、和歌山県警が市議会に家宅捜索を行い、議員のパソコンを押収したとの報道がありました。
インターネットの掲示板で、昨年9月議会の議案の一つ、中筋日延児童遊園の議案について下した私の政治判断に対して、許されるべきことではない誹謗中傷の書き込みがあります。私自身が掲示板の書き込みを発見し、昨年の10月に被害を届け、先月3月に被疑者不詳で告訴状を提出、和歌山西警察署に受理されてました。告訴内容は、インターネットの書き込みによる名誉棄損です。
書き込みの中身は、永野議員はヤクザとつながりがあり、お金をもらっているとの内容でした。書き込み内容については、もちろん、根も葉もない全くの事実無根であります。この時の私の政治判断は市民のことを第一に考えた末の判断であり、それがたまたま少数意見になったという結果論でした。
この様な、議員の政治判断に対するいきすぎた妨害は、もはや被害者である私と加害者との問題だけではありません。私に市議会議員として4年間の任期を託した支援者に対する侮辱でもあり、民主主義を冒涜するものであります。今後の議会制民主主義の秩序を守る為、書き込んだ相手にけじめをつけてもらうことと、私自身も毅然とした態度を取ることが必要であると判断し告訴に至りました。
私は何も、選挙で選ばれた議員だから、市民から白紙委任をいただいているとまで言うつもりは全くありませんし、そうは思っていません。 しかし、少なくとも市民の付託を頂戴し議場に送り出された議員が悩みに悩んだ末、時には苦渋の決断で、また、信念を持って議場で下した政治判断に対し、それが少数意見だとか、意に沿わない、気に入らない、との理由で、事実無根の根も葉もない虚偽の内容を書き込まれ、名誉の毀損と、議会制民主主義を冒涜し、政治妨害されることはあってはなりませんし、許されるべきものではありません。
私も子供ではありませんから、書き込みの内容がアホだのボケやのという内容ならば見て見ぬふりをします。 しかし、今回の様な書き込みの内容を野放しにしておけば、やがて身の安全を脅かす内容にエスカレートする恐れもでてきます。
これから次の選挙でも、また次の次の選挙でも、必死の政治活動と必死の選挙で、市民の信託を得、新人議員が議会に送り出されていくでしょう。 議員が議場で政治判断を迫られたとき、誹謗中傷や脅しを恐れるがために議員が議場で自由で公正な政治判断ができなくなっては、議会は民意を吸収、反映したものとはならないでしょう。それを危惧し、市議会の秩序と民主主義を守る為に告訴をしたというのが、今回の理由です。
今回の件で、マスコミや支援者、市民の方からいろいろと犯人の目星はついているのか?とか、捜査の進捗状況はどうか?とも聞かれました。しかし、告訴状を提出し受理された時点で事件は警察に渡り、私の手元からは離れ、すでに手の届かないものになっています。事実、告訴人である私が警察に聞いても情報は入ってきません。捜査の原理原則で、告訴人であっても言えることと言えないことがあるようです。それはもっともだと思います。
私たち政治家の言葉は重いですから、どのような噂が飛び交っていようと、今の時点では、たらればのような憶測で物事をいうことはできません。 あとは警察を信頼し、被疑者確定の報告を待つのみであります。 警察も民主主義と正義を守るために頑張ってくれています。
思えば私が市議を志した時、より良い市政の実現のため、私はたとえ一人でも歩き続ける覚悟でした。 事実、一昨年の補欠選挙では事務所を借りるお金がなく、私の事務所は携帯電話一本、選挙カーを用意するお金もなく、私の選挙カーは自転車一台でした。若さとやる気しか持っていなかった小生のような人間が政治活動をスタートし、後に当選することができたのも、たくさんの市民の皆様のお支えがあったからであります。まだまだ二年足らずの経験しかない市議会議員ですが、二年近く休まず全力で走ることができました。私が言いたいのは、正常に民主主義が機能するからこそ、一人で歩き始めた志が、後に皆様と一緒に走り出すことができたのです。
市民の声が届き、より良い政治の実現のために私は戦います。 私もまた、しかるべき時に引き続いて報告をさせていただきます。
急ぎの書き込みで読みづらいかもしれませんがお許しください。
夕方の関西のニュースで、永野さんがご出演されていましたので、驚きました。
事実無根の記事を書かれたら、犯罪です。
私は、永野さんを信じます。
頑張ってくださいね。
事の発端は市役所の不手際。それを市議会がヤクザ顔負けのごり押ししようとした事に対して反対した結果がこれですからね・・・
事の経緯を考えれば、どちらに道理が有るかわかりそうなものなのに・・・(正直、その時の採決を聞いて失望しました。私の母親の同級生の方も市議にいらっしゃるので)
頑張ってとかいう類いの問題ではないと思いますが、どこぞの誰かさんみたいにブレずに、物事の道理・筋道を通し続けて下さい。それが人の信頼だと思います。