皆様に民主クラブ会派に関する重要なご報告があります。
10月17日山本ただすけ市議より、民主クラブ脱会の申し入れがありました。それに伴い、私が幹事長を務める和歌山市議会「民主クラブ」会派が10月17日をもって分裂することになりました。
私が報告を受けた山本ただすけ市議の会派離脱理由は、永野市議とは物理的に距離をおいて平穏にじっくりと仕事に取り組みたいとのことで、先日、報道されました、私が被害を受けた、私に対する暴行事件で、被疑者が逮捕されたことによって今後起こるであろう、雑音の中で仕事をしたくない、できない旨の報告でありました。被害者の立場である私からすれば、泣きっ面に蜂、まさに踏んだり蹴ったりです。
「平穏にじっくり市議活動に取り組みたい…」とは真面目な彼らしい率直な思いだなと思います。そう言われた以上、私としては、私の存在が、彼の市議活動の妨げになってはなりませんから、受け入れるしかありませんでした。
和歌山市議会では会派制度をとっており、会派としての条件は、二名以上の議員で構成されていることとなっています。次に、会派でなくなることの最大のデメリットですが、二名以上の正式会派でなくなると、自動的に議会運営委員の席を失う(交渉権を失う)ことです。交渉権を失ったことにより、議会に対する影響力が低下するのは必至です。
今後の会派構成ですが、民主クラブの名称は当然残った私が引き継ぎます。今は、私一名の議員で交渉権を持たない一人非公式会派(民主クラブ)です。消えかかった民主クラブの灯を一人でも守ると決めた以上、議会に対する影響力が低下することは必至であっても、繰り返しになりますが、私には、受け入れるしか選択肢はなく、今後は、一人でもできる市議活動に、ただただ邁進するしかありません。
ただ、少し気になったのが、10月17日の朝一に、私と顔を合わした時、『永野さん何時までいますか?(山本ただすけ市議) 昼までは確実にいますよ。(私)』 「何か話でもあるのかな…?(私・心の中)」の会話の後、私に会派脱会の相談もしくは決意報告の話し合いがもたれる直前に、山本ただすけ市議が議長のもとへ行っていたのは残念に思いました。(議長不在のため会えなかった様ですが…) 私に拒まれることだけは避けたかったのでしょう。まぁ、私は、市議として真面目に市政に取り組んできた彼の姿を今まで間近で見てきたので、それだけ決意が固かったのではないかということは安易に理解はできます。その時は、『ん?』とは思いましたが、今となっては、私は彼の行動を前向きに受け止めています。
この二日間、三年前の八月一日、市議補選で初当選して意気揚々と初登頂したときを思い出します。 私が当選してきたことにより、当時の民主クラブは私を含めて6名の議員で構成されていました。改選後、二名の議員が引退、二名の議員が絆クラブへ合流、そして、民主党公認で当選した二名だけが民主クラブへ残り、若く、最少会派ながら紆余曲折ありましたが、二人で力を合わせて、ここまでやってきました。まさか、一番後から合流してきた私が、たった一人残るとは初当選時には全く予想もできませんでしたが、こうなった以上、これからは、一人でも先輩が立ち上げた民主クラブを守っていきたいと思います。
私が被害を受けた事件の件は、捜査中ということもあり、警察からマスコミに対するコメント同様、私からの詳細は後日にします。報道では出ていない重要な経緯があります。
ここ数日、皆様からたくさんの電話やメールを頂戴しています。取れていない電話と返信できていないメールがまだまだあります。着信メモリーが消えてしまった電話もかなりあるようです。本当に申し訳ございません。