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食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

大戸屋

2010-05-21 06:18:46 | 日記
 今や、どの街に出向いても、必ず見かける「 大戸屋 」


 「 女性客が1人でも入れる定食屋 」がコンセプトの、この万人客うけする定食屋を、折に触れて鑑みるとき、、、、、


  僕は大きな驚嘆を禁じえない。 


  池袋駅東口の雑多な界隈に、ポツンと埋もれていた、小さな定食屋 「 大戸屋 」。


 僕は、学生時代から、つい 12,3年前まで、ここを第二の台所代わりに利用していた。


 それが、である、、、、、


  あれよあれよと思うまに、首都圏展開、全国展開、そして海外進出と、


 その間、わずか 10年たらず。 飛ぶ鳥を落とす勢い、とはこれを言わずして何を言わん、である。


 戦後、「 南池袋駅前食堂 」から始まった「 大戸屋 」。


 先般、テレビの特集で報じていたが、海外、中でもタイでの人気は絶大だそうだ。


 タイ人の物価水準に換算すると、焼き魚定食が、3000円にも相当するらしいが、客足は絶えない。


 彼らに合わせて、タイ風に変えたりはしていないそうで、日本食は体にいい、というイメージが浸透していることが、勝利の一大要因のようである。


 「 大戸屋 」に限らず、同じコメ文化圏のアジアへの進出は、食産業の生き残りをかけた、大きなカギとなるように感じる。


  そういえば、、、、、


  メジャー化した 「 大戸屋 」に、一度も足を踏み入れていないことに気付いた。


 僕の中では、「 大戸屋 」 = 池袋駅東口前の小さな食堂    しかない。