いっぷくしょまいかいね

いっぷくしてから それからまた やろまいかいね

箴言

2004年09月14日 | 日記・エッセイ・コラム
叔父曰く、
「くれるっていうものは、例えいらないものでも貰っておくもんだ! そうしないと、次から“やる”って言ってもらえなくなるぞ・・・」

結局私は、この叔父から床の間に飾る?ような大きな水牛の角の置物を貰う羽目に・・・(T_T)

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夢の中 三

2004年09月12日 | 風の盆

どんなに美しい夢にも終わりがあり、目を醒まさねばならない時が来る。
八尾での生活を終えて戻ると、部屋のカレンダーは8月・・・
これから「おわら」の状態のまま時が止まっていた。
そして夢から醒め、元の生活に戻ろうとしながら「8月」を切り捨てることの出来ない、私がいる。

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夢の中 二

2004年09月11日 | 風の盆

Tシャツに短パン・ラジカセの「普段着のおわら」に心奪われた私が、どれだけ「本物のおわら」に憧れ、想いを寄せたか想像して頂けるだろうか。?

そして、とうとう本物に出会う機会は訪れた。
例の押入れ車に生活用品一切合切積み込んで、夜道を走ること6時間余。
未明の八尾に到着した。
その時の感動は、今も私の心に鮮明に残っており、たぶん生涯消えることはないだろう。

福島という町を抜けて行くと、突然目の前が開けた。
橋があり、そして川が流れている。
本来なら闇に紛れて見えることのないそれらが、等間隔に立てられたぼんぼりの明かりに縁取られ、どこまでも続き、その姿を髣髴させている。
しかも川から立ち上る水煙は靄となって漂い、自らを照らす光を淡く滲ませている・・・
この橋が入口であり、この川を渡りきると、三日三晩醒めることのない夢が始まるのだ。

(小説風にまとめてみました。)

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夢の中 一

2004年09月09日 | 風の盆

9月1日から5日の朝まで、私は夢の世界の住人であった。
越中八尾おわら風の盆
毎年9月1日から3日まで行われるそれが、私の夢のすべてである。

私と風の盆の出会いは、今を遡ること十数年前の夏。
同じ八尾でも、風の盆が行われる町内から奥に入った集落であった。
去年廃校となってしまった小学校の校庭で行われた、地元青年団主催の盆踊り大会?のこと。
集まった人はわずか二十人程度で、ストローを使ってのビール早飲み競争や、ビンゴゲームで内輪的な盛り上がりを見せていた。
さて、肝心の盆踊りが始まる。
その途端、私は目を奪われてしまった。
盆踊りといえば、
「踊りおーどるなーら ちょいと東京音頭 よいよい」
「月が出たでーた 月がー出たー あ よいよい」
といった「よいよい系」のイメージしか持ち合わせていなかった私にとって、それはひどく衝撃的な出会いであった。
浴衣姿など誰一人いない、Tシャツに短パン姿でラジカセから流れる音の割れた曲に合わせ踊る。
しかし、物悲しさを漂わせる曲の音色・・・その音色が醸し出す雰囲気に溜息が出るほどぴったりと合致した、はかなげな踊り・・・

以来、私は「おわら」を追い続けているのである。

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