「影響の輪」を広げる

向上心旺盛と自画自賛している中年おじさんのブログ日記

速弁で「はやべん」と読むのは、湯桶読み

2009-03-17 | シンキング

 

先日、速弁のニュースで字幕が表示され、何と読むのかなと聞いていたら、アナウンサーは、「はやべん」と読んだ。

 

 

 

私は、「そくべん」と読んでいたし、そう思っていた。

 

 

 

早速、インターネットで調べたら、「はやべん」と中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)が書いていた。

 

http://www.c-exis.co.jp/hayaben/

 

 

 

この読み方は間違いではないが、一般的には、これを湯桶(ゆとう)読みと言う。

 

 

 

湯桶読みの代表例:湯桶(ゆとう)、手本(てほん)、消印(けしいん)

 

 

 

湯桶読みとは、最初の字を、訓読みし、次の字を音読みすること。

 

 

 

駅弁(えきべん)は、一字目は音読み、次は音読み。

 

 

 

流石、明治時代からの呼び方で、問題なし。

 

 

 

最近、流行の空弁(そらべん)も、速弁(はやべん)と同じで、一字目は訓読み、次は音読み、の 湯桶読み。

 

 

 

但し、空弁の一字目を、音読みにすると、「くうべん」。

 

 

 

クウ弁では、「食う弁」のようで、私も、一寸、頂けないと思う。

 

 

 

空弁(そらべん)は湯桶読みであるが、代替(だいたい)案がないので、納得。

 

 

 

 

速弁の一字目を、音読みにすると、「そくべん」。

 

 

 

私は、こっちの方が、合うような気がする。

 

 

 

高速道路の速(そく)から来ていて、違和感はない。

 

 

 

はやべん(早弁)は、学生が、学校の教室内で行っていた伝統ある行為。

 

 

 

私も、高校時代、2時間目に、しかも、授業中に食べたりして、一時的にヒーローになったのが、早弁(はやべん)。

 

 

 

「はやべん」と発音すれば、早弁で、早弁しか発想できない文化であって欲しい。

 

 

 

閑話休題:

 

湯桶読みの反対は、重箱(じゅうばこ)読み。

 

 

一字目は、音読み、次は、訓読みを言います。

 

 

重箱読みも、湯桶読みも、別に悪い訳ではないが、新しい言葉をつくる時は、最初に、重箱読み、湯桶読みでないかどうかをチェックして欲しい。