ひのっき

あったかくてぐっすりでごはんがおいしくてよかったねうれしいねなんて小さなしあわせ探し雑記

桐野夏生と昆虫の謎

2004年07月29日 | 絵日記
さっちゃんがOUTにハマってます。
読みながら
「邦子きらーい」
と繰り返し呟いています。
でもこの話って、邦子がいないと開始120ページぐらいでハッピーエンドで終わっちゃうんだよね。
そういえば昔読んだ「漫画の描き方」に、「ストーリー漫画で一番大事なのは憎まれ役」なんて書いてあったなあなんて。
ため息をつきながら本を閉じ、「きっとこの桐野夏生って、凄く不幸な人生を歩んできたんだね。」とさっちゃん。
直木賞作家に向かってそりゃ失礼だろうと思いましたが、たしかに順風満帆幸せいっぱい鬱屈ゼロの人生では、この話は書けないかもなあなんて思いました。
桐野夏生おそるべし。
「私、OUTって昆虫の話だって思ってたから敬遠したんだけど。」
何故?

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