さすがの私も台風18号の進路が気になってきました。
かろうじて…なあばしはもとより、今だ雌花をつけ続けているヘチマカーテン(選手交代でゴーヤーカーテンではなくなりました。)がぁ…
崩れるだけならまだしも、家の外壁にぶつかったり窓にぶつかったりしたら被害は私の責任になりますし…むむむっ。こういうときに限って珍しく仕事が入っていて時間が取れないんですよね。
仕事と言えば、市の保健センター管轄のポリオ予防接種。今までは接種する子供の体温測定だけでよかったのですが、今月は同行者(連れて来た親など)も会場で体温測定をする方針になっていました。新型インフルエンザ対策だそうです。子供が平熱でも、家族などに37.5度以上の発熱者がいる場合には接種を見合わせる…とのこと。仕事していて時間を作って連れて来るお母さんなどにとっては、厳しいかも。会場に来ているほかの人(や、対応している私たちにも)に移さないためには仕方ないのかもしれません。
地域によっては、重症化しやすい小児が集まる機会なので、念のためポリオの集団接種を中止する自治体もあるとか。ポリオなど生ワクチンを打つと4週間は新型インフルエンザなど他の予防接種を受けられなくなるので、いつもなら初日は混雑するはずが、そこそこの入りだったのかな?と思いました。
ちなみに、私達など健康保健業務に携わるスタッフは、今回の新型インフルエンザ予防接種の上位リストの「診療に携わる医療従事者」には含まれないんだとか…。ふうん…て感じです。まぁ、今のところ積極的に受ける予定はないのでいいんですけどね。他にも発病すると重症化しやすい小児に接触することの多い人たち、保育士や幼稚園の先生、学校の先生などもリスト外ですから。
鉢植えたちの水遣りをしていたところ、つるバラ『ローゼンホルン』の根元になにやらぼこぼこしたものが???
指でいじっていたらぽろっと取れたので何も考えずその日はそのまま放置していました。写真も撮らずに…(笑)うっかりです。
で、夜一息ついて考えてみたら、昼間のアレは、
根頭ガン腫病だったのでは?と思ったわけです。
次の日撮った写真がこれ
根と言うか接木部分の樹皮(?)が剥がれて、中の木質部が見えるところがありますが、そこに直径一センチほどのぼこぼこしたものが付いていたのです。
この鉢からは二本の茎が伸びていまして、この茎は向かって右側になります。左下の茎からは緑の葉も沢山付いているのですが、右側の茎には(上に伸びた後大きく左に曲がっています)残っている葉がほとんどないのが分かると思います。
ところどころこんな風に新芽も出ているのですが、全体的に元気はない様子。植え替えや鉢ましなどはまぁ適切にしているとは思いますが、場所的に夏は直射日光がんがん当たりまくり。鉢と言うか土の温度が上がりすぎたのが原因なのでしょうか?二重鉢などの対処もしなかったですしね。かわいそうなことをしてしまいました~。
すぐ隣には青々としたシュートらしき茎も見えますが、先端は黒く変色?していて代わりとして伸びる可能性は低そうです。
この病気になったらもう治らない。土も含めて株ごと即廃棄!!と言うのが定説になっていますが、調べると、患部(最初の変換では幹部とでました。まさしくそうなのですが…)をきれいに処置することで、状況によっては回復することもあるんだとか(他の株に菌がうつらないよう器具や土には十分注意が必要らしいですが)。やってみましょう。
と言うことで、早速ホームセンターで木酢液と塗るための刷毛を購入。
入浴用の透明なものは精製度の高い=有害成分であって園芸の有効成分がないものは適さないと言うことで、 ごくごく一般的な木酢液です。建設廃材を原料にした安物の工業製品でしょうが…(失礼!!) 大切なバラにはこだわりの木酢液を使いたい!!という場合には、良い品をいろいろ探した方が良いかもしれませんけどね。
周りの樹皮をべりべりはがし、こぶがあったであろう部分を削りました。で、木酢液を別の容器に少量移し替えて、刷毛で塗り塗り。こうやって原液を何回か塗る方法をしてみようと思います。
生育がおかしいときには100~200倍に希釈して施すのも有効だと言うので、継続的なフォローも兼ねてやろうかな。
病気予防・対策情報(2):根頭がんしゅ病予防?
どうしても株を残したい場合の方法は・・・
・コブを深く削り取り木酢液原液を塗ったり3%アンモニア液で湿布する。
(日本ばら会の本:「NHK趣味の園芸人気品種と育て方 バラ」NHK出版)
・患部をえぐり取ってアグロマイシン(*1)か石灰硫黄合剤原液を塗る。
(近藤昭郎さんの本:「はじめてのバラづくり」宙出版)
・コブをえぐり取ってストレプトマイシン類のクリームを塗る。
(鈴木省三さんの本:「カラー図鑑 バラの育て方」成美堂出版)
・ヒトマイシン2000倍液で苗を洗う。
(藤岡友宏さんの本:「NHK趣味の園芸12ヶ月 バラ」日本放送出版協会)
・ガンを削り除いたあとに金属工芸用ガスバーナー炎の細い先端で20秒焼く。
ガンの周囲の土を広く白くなるまで焼き、表面を薄くそぎ、焼く、を
5cm深さまで繰り返し実施。
(鈴木省三さんの友人、荻原さん:「薔薇と生きて」272ページ、成星出版)
(*1農業用ストレプトマイシン剤)
アグロマイシン、ヒトマイシン、タケダマイシンなど。