ひきた小児科クリニック(群馬県桐生市 疋田小児科医院)

小児科専門医が群馬県桐生市やみどり市で流行している病気や,予防接種,アレルギーなどこどもの健康に関する情報を提供します.

ワクチン後進国、日本 3

2009-02-28 08:00:39 | 予防接種(ワクチン)
ワクチン後進国、日本 3

 先の続きです。私は日本小児感染症学会会員なので学会誌が届きます。この雑誌の最新号の提言が「ワクチン後進国、日本」というタイトルでした。ワクチンについてもう少し書きます。

 先に書きましたように行政的には日本はワクチン後進国です。
 しかし、ワクチン開発という点で見ると国際的に広く採用されている、水痘ワクチン(みずぼうそうの予防接種)は日本で開発されました。同様にムンプスワクチン(おたふくの予防接種)も日本で開発されました。WHO認定の精製百日咳ワクチンも日本で開発されました。水痘ワクチンとムンプスワクチンは海外では定期接種になっているのに日本では定期接種になっていません。このように輝かしい歴史を持つ日本が行政のためにワクチン後進国というのは残念です。海外では日本は感染症輸出国として報道されることもあり恥ずかしい状況です。

ひきた小児科クリニックでは、麻疹・風疹ワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、おたふくワクチン、水痘ワクチン、三種混合ワクチン(百日咳、ジフテリア、破傷風混合ワクチン)、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、インフルエンザワクチン、他などが接種可能です。

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

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感冒と抗生剤について

2009-02-27 20:49:56 | 日記・メモ (Weblog)
感冒と抗生剤について

 先日の書き込みに関して「感冒」と「抗生剤」について質問を頂きました。聞き慣れない言葉だと思います。

 分かりやすく書くと「感冒」は「かぜ」です。ここで使っている「抗生剤」は「抗生物質」「抗菌薬」「細菌を殺すお薬」です(厳密には違いますがこのように考えていただいて構いません。)医学大事典を見ると「感冒」は「かぜ症候群」、「流行性感冒」は「インフルエンザ」とあります。

 多くの子供に「かぜ」に抗生剤が処方されているのを目にします。「かぜ」に「抗生剤」は必要ないのに、「抗生剤」を処方している。つまり、こども達は、必要のない「抗生剤」を内服させられているということです。

 それに反して私に受診すると「かぜ」では特別に必要なとき以外「抗生剤」を処方しません。すると、お母様から「熱があって咳があるのに抗生剤が処方されていません」とご指摘を受けることがあります。話を聞くと、今まで毎回毎回、抗生剤が処方されているというのです。このような場合は希望されれば私も抗生剤を処方します。しかし、抗生剤が有害で無益であることを説明すると多くの方は理解してくださいます。そして、もちろん抗生剤を使用しないでも治ります。

 感染症や抗生剤に関する書籍や教科書を見ても「かぜ」はウイルスによる疾患で「抗生剤」は無効であり有害であるとあります。「かぜ」は細菌による感染ではなくてウイルスによる感染なので細菌を殺す薬は有害で無効です。細菌感染の予防効果もありません。

 私は昔、感染症に関して厳しいトレーニングを受けたため、抗生剤が必要な病気と、必要でない病気を見分けることができます。しかし、見分けることができないと抗生剤が必要と思ってしまうのでしょう。

 抗生剤は細菌感染に関しては特効薬です。絶対に必要な薬です。日本は抗生剤の使いすぎで抗生剤の効かない細菌(抗生剤耐性菌)が増えて困っています。不要なら使用しない方が良いことは明白です。

 ちなみに、抗生剤は多くの種類があるため全ての名前をここに書くことはできません。有名なものは「セフゾン、クラリス、メイアクト、フロモックス、クラリシッド、ジスロマック、サワシリン、ファロム・・・・」書ききれませんが、このような薬が毎回処方されていれば疑問に思って良いでしょう。でも、処方されたら必ず全て内服してください。必要な病気である可能性もありますし、中途半端な内服は耐性菌を増やします。もし、治療に疑問がある場合は、ひきた小児科クリニックにご相談ください。

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3月の医師不在日について

2009-02-26 00:00:00 | 医師不在日(スケジュール)
医師不在日について
ひきた小児科クリニックには小児科専門医が3名いるため休診になることはありませんが、桐生市の乳児健診や学会などで不在にすることがあります。ご参考までにスケジュールを提示します。

21年 3月の不在日 

院長 疋田博之 (ひきたひろゆき)
3日(火曜日) 14時~15時半 西小学校保健
5日(木曜日) 1日不在   午後大学病院専門外来
11日(水曜日) 午後より不在
17日(火曜日) 14時~15時半 桐生市3歳児健診 
18日(水曜日) 午後より不在
19日(木曜日) 4時より不在
24日(火曜日) 14時~15時  桐生第一学校保健
27日(金曜日) 午後より不在
 
副院長 疋田敏之 (ひきたとしゆき)
11日(水曜日) 14時~15時半 桐生市 3ヶ月児健診 
12日(木曜日) 11時30分より 午後大学病院専門外来
18日(水曜日) 14時~15時半 桐生市 1歳半児健診 
26日(木曜日) 11時30分より 午後大学病院専門外来

女医 疋田房子 (ひきたふさこ)
4日(水曜日) 14時~    准看護学校卒業式出席 
5日(木曜日) 14時~    境野小学校保健

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進まぬ「はしか」予防接種 中1・高3の公費負担利用を

2009-02-25 08:27:24 | 予防接種(ワクチン)
進まぬ「はしか」予防接種 中1・高3の公費負担利用を

「進まぬ「はしか」予防接種 中1・高3の公費負担利用を」という記事がありました。ここでも桐生市の接種率が悪いと書きましたが、全国的にまだ低いという新聞記事です(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090224-00000562-san-soci)。

記事によれば「近年の麻疹(ましん)(はしか)流行を受け、平成20年4月から、中学1年生と、高校3年生に相当する子供に対し、はしか・風疹(ふうしん)混合ワクチン の予防接種の公費負担制度が5年間の時限措置として始まった。95%の接種率を目指すが、同年12月末で7割に達していない。」とのことです。

 そして「「はしかは本当に怖い病気で、予防法はワクチン接種だけ。自費なら一万数千円かかるので公費負担のうちに必ず受けてほしい」」とあります。もちろん、定期接種の該当者は公費で無料です。
「はしかは、発症後は高熱や、全身発疹が10日ほど続く。思春期の年齢層なら7割が入院治療が必要になる。」そして何より、「1000人に1人は重症の脳炎をおこす。脳炎患者の致死率は15%、2~4割で重度後遺症が出る。はしかから脳炎になって復学ができない後遺症が出た高校生や、子供を連れて行った小児科で感染して亡くなった親もいる」とあり、絶対に予防接種をするべきワクチンです。

 もちろん、ワクチンにも副作用はあります。しかし、私ははしか脳炎の患者さんを診療したこともありますし、現在も麻疹脳炎の後遺症で苦しんでいる方の診療も続けております。そして思春期の麻疹を診療して苦しんでいる姿を見るとなぜ日本の行政は予防接種に及び腰なのか理解に苦しみます。

 該当年齢で接種がお済みでない方は接種しましょう。ご不明な点はひきた小児科クリニックにご相談ください。成人でも接種歴がない方は有料ですが接種いたします。

 日本で流通している麻疹など定期接種ならびに、ヒブワクチン(アクトヒブ)、おたふくワクチン、水痘ワクチン、は接種するべきワクチンです。

ひきた小児科クリニックでは、麻疹・風疹ワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、おたふくワクチン、水痘ワクチン、三種混合ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、インフルエンザワクチン、他などが接種可能です。

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群馬県の感染症発生動向

2009-02-24 16:02:21 | 流行状況
群馬県の感染症発生動向

 インフルエンザに関しては4週連続で減少しました。このまま終息して欲しいものです。

 桐生地区で百日咳が検出されております。生後3か月を過ぎたら、なるべく早い時点で三種混合ワクチン(百日咳、ジフテリア、破傷風予防接種)を接種しましょう。

 減少しているとは言えインフルエンザはまだ検出されております。発熱などの症状があったら、早めに ひきた小児科クリニックに受診してください。

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インフルエンザ収束へ ?

2009-02-24 13:08:19 | 新聞記事など
インフルエンザ収束へ

 新聞記事でインフルエンザが収束したと出ていました(記事はこちらhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090224-00000334-yom-sci)。
 確かに、ひきた小児科クリニックでも、ほとんどの高熱の患者さんでインフルエンザは検出されません。それでも、本日も、ひきた小児科クリニックではA型インフルエンザ陽性の患者さんがおりました。全くないわけでないようなのでご注意ください。記事でも「まだ広い地域で流行しており、注意が必要」とのことでした。
 また、「流行したウイルスはAソ連型56・1%、A香港型32・0%、B型11・9%で、過半数を占めたAソ連型のほとんどが抗ウイルス薬タミフルが効かない「タミフル耐性ウイルス」が占めた。」とのことです。
そして「小児を中心に意識障害などの症状がある「インフルエンザ脳症」の報告例は33人で、うち6 人が死亡した。」とのことです。
インフルエンザ脳症は、死亡することもありますし、死亡しないまでも重篤な後遺症を残すことが知られています。米国のように小児のインフルエンザワクチンが無料の定期接種になることが望まれます。

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ワクチン後進国、日本  2

2009-02-24 09:03:04 | 予防接種(ワクチン)
ワクチン後進国、日本  2

 先の続きです。私は日本小児感染症学会会員なので学会誌が届きます。この雑誌の最新号の提言が「ワクチン後進国、日本」というタイトルでした。先に麻疹について書きましたが続けて日本脳炎について書かれています。

 日本脳炎ワクチン接種が推奨になり危惧されていた小児の日本脳炎が発症したり、何かと日本の予防注射行政の不備や対応の拙さが目立ちます。

 このように、日本は予防接種に関して後進国であると言われて久しいのです。

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子どもを花粉症にしないための9か条

2009-02-23 21:17:31 | 日記・メモ (Weblog)
子どもを花粉症にしないための9か条
 
タイトルのように面白い記事がありました(記事はこちらhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090223-00000004-cbn-soci)。

 9箇条の一つは「小児期にはなるべく抗生物質を使わない」でした。

 一方で、小児科専門医の常識として感冒に抗生物質は無効で有害であります。有害であるのに抗生剤を内服している方が多くおります。小児科専門医である私は残念に思っています。

 基本的に抗生剤には副作用があり、必要性が不利益に勝ったときに使用するべきです。まあ、今まではアレルギーに関しては言いませんでしたが今後は言及しなくてはいけない時代が来るのかも知れません。

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ワクチン後進国、日本

2009-02-23 19:21:07 | 予防接種(ワクチン)
ワクチン後進国、日本

 私は日本小児感染症学会会員なので学会誌が届きます。
 この雑誌の最新号の提言が「ワクチン後進国、日本」というタイトルでした。
 以前コメントを頂いたように桐生にはおたふく等の予防接種をしない方が良いという不勉強な医師もいるくらいですから、本当に遅れているのだと思います。残念ながら桐生では多くの方がワクチンを接種しないために被害を被っています。

 さて、提言によれば近年は「麻疹(はしか)の接種率向上が目標に達したと思ったら、中学生、高校生、大学生に麻疹が流行して、慌てて追加接種が開始されました。」これは、ワクチン行政の貧弱さが表に現れた形です。

 さらに、先に書きましたが桐生は、はしかワクチンの未摂取率が県内ワーストです。

 該当者は4月以降では有料になってしまいます。小学校入学前のお子さん、中学一年生と高校3年生で予防接種をされていない方は予防接種をしましょう。もちろん、一歳過ぎてまだ接種されていないお子さんも早急に接種することをお勧めします。

ひきた小児科クリニックでは、麻疹・風疹ワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、おたふくワクチン、水痘ワクチン、三種混合ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、インフルエンザワクチン、他などが接種可能です。

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
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ヒブ感染症に関して

2009-02-22 09:28:19 | 予防接種(ワクチン)
ヒブ感染症に関して

 日本小児科学会雑誌1月号にヒブ感染に関する論文が掲載されています。
 この論文はヒブ髄膜炎患者の多くは低年齢児で、全体の17.6%で後遺症を残したと記載されております。また髄膜炎以外にも急性喉頭蓋炎(呼吸困難になる病気です)、化膿性関節炎・骨髄炎の症例もいたとのことです。
 計算される年間罹患率は5歳未満10万人あたり髄膜炎で8.9で決して希な疾患ではないようです。さらに、抗生剤耐性菌が6割を占めていたそうです。
 小児期のHib感染症対策としてヒブワクチンを早急に普及されることが必要であるとしめくくられていました。

 日本は、ワクチン後進国でありヒブ感染が貴重な子供の命が失われています。重症な後遺症で苦しんでいる方が大勢います。また、日本は抗生剤の使いすぎで耐性菌が増えてきてしまっています。当クリニックではヒブワクチンを接種しております。また、抗生物質耐性問題に対して抗菌薬はガイドラインに従い適正に使用しております。必要なときは抗生剤を使用して、必要ないときは使わないようにしないと耐性菌が増えます。小児の多くの呼吸気感染はウイルス性で抗生剤は無効であり必要ありません。

ひきた小児科クリニックでは、ヒブワクチン(アクトヒブ)、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘ワクチン、三種混合ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、インフルエンザワクチン、他などが接種可能です。
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混雑状況

2009-02-21 23:30:53 | 日記・メモ (Weblog)
混雑状況

 基本的に医師が3名いるため、それほど混雑することはありませんが、本日は医師2名が会議で休診となり、土曜日で午前中だけの診療であったため少々混雑しました。ご迷惑おかけしました。混雑したのは11時以降で9時~10時はあまり患者さんがおりませんでした。平日では月曜日がこみますが、やはり朝9時台ではなく10時前後と、16時前後で混雑することがあります。
 それでも、今後はインフルエンザの検査が減ると思いますので待ち時間は解消されると思います。

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はしか・ふうしんワクチン(麻疹・風疹混合予防接種)

2009-02-20 14:15:29 | 予防接種(ワクチン)
はしか・ふうしんワクチン(麻疹・風疹混合予防接種)

 数日前の新聞記事で桐生市、ミドリ市のはしかワクチンの未摂取率が県内ワーストだと記事にありました。記事によると中学一年生と高校3年生で無料になっていますが未摂取率が40%だそうです。該当者は3月までに接種すれば無料ですが4月になってしまえば有料になってしまいます。
 群馬県の方は予防接種が好きでないと感じていましたが、こんなに低いとは驚きです。
 予防接種は予防接種に慣れている小児科専門医のいるひきた小児科クリニックで接種しましょう。
ひきた小児科クリニックでは、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘ワクチン、三種混合ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、インフルエンザワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、他などが接種可能です。

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桐生市の母親学級(パパ・ママ教室)

2009-02-19 16:44:54 | 日記・メモ (Weblog)
桐生市の母親学級(パパ・ママ教室)

 本日、桐生市のパパ・ママ教室に参加してきましたが、お父様お母様方は私からの子育てに関するアドバイスも熱心に聞いてくれて、質問もたくさん出て、少しでも育児に関する心配が解消していれば良いなと思います。
 予防接種のこと、お肌のこと、便秘などうちんのこと、質問があれば小児科に受診して相談してください。きっと多くのことは相談すれば解決できると思います。

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熱性けいれんについて・・・

2009-02-19 12:00:00 | 日記・メモ (Weblog)
熱性けいれんについて・・・

 熱性けいれんについて書こうと思っていたら、なんとなく書かずに時間が過ぎてしまいました。
 熱性けいれんは6歳以上でみられることはまれです。つまり大人になるまでに治ります。
 普通のけいれんでは死亡することや障害が残ることはありません。
 解熱剤を使用しても防ぐことはできません。再発予防はジアゼパムの投与により可能ですが、再発予防を開始する基準に従ってジアゼパム使用が必要か不要か判断します。

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熱さまし用ジェル状冷却シート(熱サマシートやヒエピタ)の使用について

2009-02-18 15:58:48 | 日記・メモ (Weblog)
熱さまし用ジェル状冷却シート(熱サマシートやヒエピタ)の使用について

 受診される患者さんを診ていると熱さまし用ジェル状冷却シート(熱サマシートやヒエピタ)以下「冷却シート」を使用していることがあります。
 私は基本的に2歳以下には使用しない方が良いと思っていますが、中には別の小児科で熱の時には使った方が良いと言われたという方もおります。
 私が使わない方が良いと言う理由は2004年に起きた事故です。母親が目を離した間に冷却シートが鼻と口を塞ぎ窒息するという事故が起きているのです。(詳細はこちら http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20040729.html)。
 まあ、確かに気持ちよいかも知れませんが窒息する可能性と引き替えに使用するものではないと思います。少なくとも使用しているあいだは目を離さないようにと説明する義務はあると思います。同様の不幸な事故が起きないことを願います。

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