ひきた小児科クリニック(群馬県桐生市 疋田小児科医院)

小児科専門医が群馬県桐生市やみどり市で流行している病気や,予防接種,アレルギーなどこどもの健康に関する情報を提供します.

子どもを花粉症にしないための9か条

2009-02-23 21:17:31 | 日記・メモ (Weblog)
子どもを花粉症にしないための9か条
 
タイトルのように面白い記事がありました(記事はこちらhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090223-00000004-cbn-soci)。

 9箇条の一つは「小児期にはなるべく抗生物質を使わない」でした。

 一方で、小児科専門医の常識として感冒に抗生物質は無効で有害であります。有害であるのに抗生剤を内服している方が多くおります。小児科専門医である私は残念に思っています。

 基本的に抗生剤には副作用があり、必要性が不利益に勝ったときに使用するべきです。まあ、今まではアレルギーに関しては言いませんでしたが今後は言及しなくてはいけない時代が来るのかも知れません。

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http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

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ワクチン後進国、日本

2009-02-23 19:21:07 | 予防接種(ワクチン)
ワクチン後進国、日本

 私は日本小児感染症学会会員なので学会誌が届きます。
 この雑誌の最新号の提言が「ワクチン後進国、日本」というタイトルでした。
 以前コメントを頂いたように桐生にはおたふく等の予防接種をしない方が良いという不勉強な医師もいるくらいですから、本当に遅れているのだと思います。残念ながら桐生では多くの方がワクチンを接種しないために被害を被っています。

 さて、提言によれば近年は「麻疹(はしか)の接種率向上が目標に達したと思ったら、中学生、高校生、大学生に麻疹が流行して、慌てて追加接種が開始されました。」これは、ワクチン行政の貧弱さが表に現れた形です。

 さらに、先に書きましたが桐生は、はしかワクチンの未摂取率が県内ワーストです。

 該当者は4月以降では有料になってしまいます。小学校入学前のお子さん、中学一年生と高校3年生で予防接種をされていない方は予防接種をしましょう。もちろん、一歳過ぎてまだ接種されていないお子さんも早急に接種することをお勧めします。

ひきた小児科クリニックでは、麻疹・風疹ワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、おたふくワクチン、水痘ワクチン、三種混合ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、インフルエンザワクチン、他などが接種可能です。

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