ひきた小児科クリニック(群馬県桐生市 疋田小児科医院)

小児科専門医が群馬県桐生市やみどり市で流行している病気や,予防接種,アレルギーなどこどもの健康に関する情報を提供します.

ノロウィルス胃腸炎

2008-10-31 10:56:47 | 日記・メモ (Weblog)

 埼玉県の小学校でノロウイルスによる胃腸炎で小学校が臨時休校になったそうです。児童数479名中170名が嘔吐、吐き気などの症状を訴えたとのことです。
 冬になりノロやロタをはじめとするウィルス性胃腸炎のシーズンに入りそうです。手洗いなど予防策をかかさないようにしましょう。

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群馬大学病院の夜間・救急外来の加算

2008-10-30 10:15:28 | 日記・メモ (Weblog)
群馬大学病院の夜間・救急外来の加算

 今朝の新聞に群馬大学病院が夜間・救急外来の加算をはじめると出ていました。

 小児は乳児医療で無料になっていますが、おそらく自費で加算を徴収することになるのでしょう、都内や埼玉でも徴収する病院が増えているので、今後このような流れは加速するのだと思います。
 実際に夜間・救急外来をやっていて、夜に予防接種をしてくださいとか、毎日内服しているアレルギーの薬が無くなったので1カ月分処方してくださいと言われると悲しくなります。もちろん、夜間は予防接種も長期処方もできませんと説明するのですが、この間に苦しんでいる他の患者さんは待たされるわけで、やはりこのような夜間受診する必要の無い患者さんからは徴収して良いと思います。

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先週の群馬県の感染症発生動向(RS,おたふく、みずぼうそう)

2008-10-29 08:43:19 | 日記・メモ (Weblog)
先週の群馬県の感染症発生動向

 桐生市のみではありませんが群馬県全体ではRSウィルス感染症の報告が若干増加しました。冬に向かって増加することは間違いないでしょう。早産児や先天性心疾患でシナジスの適応のある方は早めにシナジスの投与を受けましょう。

 一方、高崎、藤岡と桐生市ではありませんが流行性耳下腺炎(おたふく)、水痘(みずぼうそう)の感染が多く見られたそうです。予防摂取率がまだまだということでしょう。おたふくワクチン、水痘ワクチンをされていない方は早めに済ませましょう。

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群馬県内の新生児集中治療室(NICU)に関する新聞記事に関して

2008-10-28 09:38:48 | 日記・メモ (Weblog)

 群馬県内の新生児集中治療室(NICU)が満床などで、緊急を要する新規患者らを受け入れられない日が年間50日前後あることが新聞で報道されています。

 記事はコチラ

 先日の東京都内で起きた死亡事例を受けての発表のようです。

 県内には総合周産期母子医療センターである県立小児医療センターに加え、5つの地域周産期母子医療センター(群馬大医学部付属病院や桐生厚生総合病院など)があるそうですが、この6病院で40床あるNICUの空き状況を調べて受け入れられない日が50日だそうです。

 50日前後が多いのか少ないのか分かりませんが、1年は365日ですから、7.3日に1日、つまり約1週間に1日です。

 1日でもあればその日に当たってしまった患者さんは県外の施設に搬送されることになるのだと思います。個人的には多いように思います。

 しかし、現実的には1人で当直をしていてちょうど、未熟児の双子でも生まれたばかりであれば、受け入れ不可能です。私が都内の総合周産期センターで働いていたときは、基本的にまわりの病院がダメなら断ってはいけない、と言うことになっていました。もちろん、ダブルブッキングしたら小児科病棟当直医師の助けを借りますが、小児科当直医師も忙しいですし、NICUのスタッフを電話で呼び出すにしてもすぐに来られるとは限りません。

 まして、今回の報道で後期研修医が当直していたことを取り上げていますが、若い医者が当直していけないのであれば、高齢の医師が相当な回数の当直を強いられることになり、やはり現実的でありません。

 この記事の締めくくりも産婦人科や小児科の医師は年々減少しており・・・とありましたが、何の対応策も無さそうで、早急に改善策が立てられることを願っています。

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インフルエンザ脳症に関して

2008-10-27 07:24:14 | 日記・メモ (Weblog)
 インフルエンザ脳症の治療に関して疋田敏之がまとめた内容が雑誌 小児科臨床 11月号に掲載されます。

 多くの脳症の治療に当たった小児科専門医として、脳症の予防ができるインフルエンザワクチンは多くの方に接種していただきたいと考えています。

小児科臨床11月号に関してはコチラ

 インフルエンザ脳症に関する治療は進歩していますが、それでも、重症で後遺症を残す症例や死亡する症例も少なくありません、ワクチンは万能ではありませんが、現在唯一有効性の確認されている予防策です。


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発達障害や注意欠陥多動性障害

2008-10-26 21:15:58 | 日記・メモ (Weblog)
 桐生市で小児科の診療を始めて、この地域の広汎性発達障害や注意欠陥多動性障害の診療は誰がしているのかなと疑問を持ちました。

 広汎性発達障害や注意欠陥多動性障害(ADHD)は一定の割合でいるはずですが、桐生市内では診療をしているという病院を知りません。群馬県立小児病院や国立成育医療センターなどに行っているのだと思いますが、結構遠くて大変だなと思います。

 もちろん軽度であれば診断されずに生活しているのかも知れませんが、少なくとも自閉症は診断されていると思うので、やはり遠くまで行っているのでしょうね。

 この1カ月で広汎性発達障害や注意欠陥多動性障害(ADHD)の可能性のある方を何人か拝見しました。幸い全員が境界で正常範囲だと診断したので経過観察をしていますが、この様子だと本当の広汎性発達障害や注意欠陥多動性障害(ADHD)を診断する日は近いような気がしています。

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薬(タミフル)の効かないインフルエンザ

2008-10-25 13:01:50 | 日記・メモ (Weblog)

 抗インフルエンザ薬であるタミフルの効かないインフルエンザウィルスが昨シーズン9県で発見されたとの記事がありました。

 タミフルの効かないウィルスの記事

 インフルエンザから身を守るためにはワクチンが一番です。保育園、幼稚園、学校など集団生活をしている方はワクチンの接種を推奨します。



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妊婦たらい回し死亡問題とNICU

2008-10-24 08:54:42 | 日記・メモ (Weblog)

 「妊婦たらい回し」という言葉が適切であるかどうか分かりませんが、ニュースや新聞記事で問題になっています。妊婦の受け入れ拒否に関しては奈良の事件で問題になっていましたが、今回は首都東京で起きたことも問題なのでしょう。

 私も小児科医として東京都内のNICU(新生児集中治療室)に勤務していたことがあるので、内情は分かっているため、この大変な問題が解決することを願っています。

 10年以上前の話ですが、NICUの当直中に私のいた病院から恐ろしく離れた場所で、在胎28週(40週前後で生まれるのが正常です)の赤ちゃんが自宅で生まれたので搬送したいという依頼がありました。
 当時、私は東京都内に4つしかない総合周産期センターの1つである大学病院のNICUの当直をしており。依頼は断れない立場だったのですが、28週の新生児だとなるべく早く病院に収容した方が良いと考え、また救急隊のいる場所から大学病院までの間に、いくつかNICUがあったため、そちらに行った方が良いのではないかと話したところ全て断られたとのことでした。
 この赤ちゃんは私のところまで救急車で小一時間かけてやってきたときにはグッタリしており、全力で蘇生を試みましたが2時間足らずで心拍が停止してしまいました。後で判明したことですが在胎28週ではなくて24週で、体重も600g(3000g程度が正常です)しかなく、当時の上司にも病院で管理されて生まれたならともかく自宅分娩では助けようがないとなぐさめられました。

 危険性の高い出産を収容できる施設は限られていますし、産婦人科、小児科、脳外科がいても、産婦人科が手術をしていなくて、脳外科も手術していなくて、小児科も受け入れ可能という状態が持続することは現状ではありえないので、今後解決することを願っています。

 10年前ですが個人が特定されると困るため少し情報を変更して書きました。


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過酷な小児科医療-中原裁判

2008-10-22 08:48:26 | 日記・メモ (Weblog)

小児科医の中原さんが過労自殺し、小児科医療の問題や医師の過重労働の改善を求めた訴訟に関して、本日司法の判断が示されるようです。中原裁判記事

 同じ様に小児科の当直をしていたものとしてどのような判断が下されるか気になります。
 若いときは体力にまかせて1カ月に10回以上の小児科当直もしていましたが、最近はせいぜい6回くらいでした。体が慣れていたのでこなしていましたが、よく考えてみると。朝から働いて、そのまま夜も当直して、当直の次の日は普通に働いて、そのまま夜遅くに仕事が終わる。というのは一般的には異状だと思っています。重症な患者さんがいれば連続で何日も病院に泊まり込むこともありましたが、仕事と言うより医師としての使命感で緊張していたからがんばれたのだと思います。
 今後、日本の医療界が良い方向に向かうことを願っています。


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群馬県の感染症発生動向

2008-10-21 17:38:40 | 日記・メモ (Weblog)
桐生のみではありませんが群馬県の感染の報告では

 水痘が若干増えています。
 RSウィルスも出はじめています。乳児がかかると大変な病気です。
 また、桐生地区で百日咳の報告があったそうです。小さなお子様は、しっかり早めに三種混合ワクチン(百日咳、ジフテリア、破傷風混合ワクチン)を受けましょう。

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桐生市内のインフルエンザ

2008-10-19 09:11:44 | 日記・メモ (Weblog)

 桐生市内で新聞で報道された他にもう1例、インフルエンザが発生したと連絡がありました。
 当院に受診した高熱の患者様何名かで検査したところ、陰性でしたので、流行してると言うことはないようですが、今後気をつけなくてはならないようです。
 インフルエンザはインフルエンザワクチンで予防できます。早めのワクチンの接種をお勧めします。

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医師の不在日について

2008-10-17 19:27:28 | 日記・メモ (Weblog)

医師不在日について
ひきた小児科クリニックには小児科専門医が3名いるため休診になることはありませんが、桐生市の乳児健診や学会などで不在にすることがあります。ご参考までにスケジュールを提示します。
10月の不在日 
院長 疋田博之 (ひきたひろゆき)
9日(木曜日) 全日 大学病院で専門外来
10日(金曜日) 2時-4時 西小学校健診
16日(木曜日)~21日 (時間不定)国保審査会
17日(金曜日) 2時-4時 西小学校就学時健診
21日(火曜日) 9時-11時 たかさご保育園 健診
22日(水曜日) 9時-11時 ひかり保育園 健診
23日(木曜日) 1時-3時 介護保険医療給付審査会
24日(金曜日)25日(土曜日)  全日 全国医師国保大会
28日(火曜日) 1時-3時 社会保険事務

副院長 疋田敏之 (ひきたとしゆき)
7日(火曜日) 2時-3時 桐生市3歳児健診
11日(土曜日) 午前中 学会
16日(木曜日) 午後 大学病院で専門外来
29日(水曜日) 2時-3時 桐生市 ポリオワクチン
30日(木曜日) 午後 大学病院で専門外来

女医 疋田房子 (ひきたふさこ)
17日(金曜日) 2時-4時 境野小学校就学時健診
21日(火曜日) 2時-3時 桐生商業高校 保健委員会
22日(水曜日) 全日 研修会
24日(金曜日)25日(土曜日) 全日 全国医師国保大会

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湿疹など皮膚疾患に関して

2008-10-16 21:20:48 | 日記・メモ (Weblog)

 新装したおかげで、新しい患者様が来ていますが、みていると湿疹など皮膚疾患がきちんと治療されていない方が多いように思いました。
 当院ではガイドラインに従って治療をします。こどもの皮膚のトラブルはアトピーでも乾燥肌でもひきた小児科クリニックで診療いたします。


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桐生市でインフルエンザ発生

2008-10-15 21:37:18 | 日記・メモ (Weblog)
 先週の金曜日(10/10)にインフルエンザの学級閉鎖について書きましたが、本日の新聞で桐生市内でインフルエンザが発生したとの記事がありました。

 新聞記事

 群馬県内で初だそうです。例年11月くらいに初めての例が出るのが普通なので、現時点でインフルエンザが発生するというのは早いと思います。新聞記事でもインフルエンザワクチンの接種を推奨していしまた。インフルエンザを予防できるのは予防接種だけです。今年は早めのワクチンが必要だと思います。
 当院ではインフルエンザワクチンをすでに取り寄せての接種を開始しております。

ひきた小児科クリニックホームページ
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プリンター復活

2008-10-15 18:27:34 | 日記・メモ (Weblog)

 昨日、夕方受診していただいた一部の方はプリンターの紙詰まりで処方箋が出るのに少し時間がかかってしまいました。ご迷惑おかけして申しわけ有りませんでした。

 本日、メーカーに修理に来てもらったところ直らないために代替え機をおいていってもらいました。また、システムに組み込まれているプリンターに加えて、自宅用のキャノンのプリンターも繋がるようになったので今後は大丈夫です。


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