ひきた小児科クリニック(群馬県桐生市 疋田小児科医院)

小児科専門医が群馬県桐生市やみどり市で流行している病気や,予防接種,アレルギーなどこどもの健康に関する情報を提供します.

群馬県の感染症発生動向

2009-02-24 16:02:21 | 流行状況
群馬県の感染症発生動向

 インフルエンザに関しては4週連続で減少しました。このまま終息して欲しいものです。

 桐生地区で百日咳が検出されております。生後3か月を過ぎたら、なるべく早い時点で三種混合ワクチン(百日咳、ジフテリア、破傷風予防接種)を接種しましょう。

 減少しているとは言えインフルエンザはまだ検出されております。発熱などの症状があったら、早めに ひきた小児科クリニックに受診してください。

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インフルエンザ収束へ ?

2009-02-24 13:08:19 | 新聞記事など
インフルエンザ収束へ

 新聞記事でインフルエンザが収束したと出ていました(記事はこちらhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090224-00000334-yom-sci)。
 確かに、ひきた小児科クリニックでも、ほとんどの高熱の患者さんでインフルエンザは検出されません。それでも、本日も、ひきた小児科クリニックではA型インフルエンザ陽性の患者さんがおりました。全くないわけでないようなのでご注意ください。記事でも「まだ広い地域で流行しており、注意が必要」とのことでした。
 また、「流行したウイルスはAソ連型56・1%、A香港型32・0%、B型11・9%で、過半数を占めたAソ連型のほとんどが抗ウイルス薬タミフルが効かない「タミフル耐性ウイルス」が占めた。」とのことです。
そして「小児を中心に意識障害などの症状がある「インフルエンザ脳症」の報告例は33人で、うち6 人が死亡した。」とのことです。
インフルエンザ脳症は、死亡することもありますし、死亡しないまでも重篤な後遺症を残すことが知られています。米国のように小児のインフルエンザワクチンが無料の定期接種になることが望まれます。

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワクチン後進国、日本  2

2009-02-24 09:03:04 | 予防接種(ワクチン)
ワクチン後進国、日本  2

 先の続きです。私は日本小児感染症学会会員なので学会誌が届きます。この雑誌の最新号の提言が「ワクチン後進国、日本」というタイトルでした。先に麻疹について書きましたが続けて日本脳炎について書かれています。

 日本脳炎ワクチン接種が推奨になり危惧されていた小児の日本脳炎が発症したり、何かと日本の予防注射行政の不備や対応の拙さが目立ちます。

 このように、日本は予防接種に関して後進国であると言われて久しいのです。

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする