インフルエンザA/H1N1 2009(新型インフルエンザ)

インフルエンザA/H1N1 2009(新型インフルエンザ)

　インフルエンザの患者さんが増えています。熱のある患者さんは検査をしていますが、いまのところ検出されない方の方が多く、インフルエンザ以外にも熱の出る病気が流行しているようです。
報道ではインフルエンザA/H1N1 2009(新型インフルエンザ)、香港型(A型、季節性H3N2)、B型が検出されていることになっています。当院ではインフルエンザ検査で陽性となる患者さんは、今の所A型です。試しに一部の方で新型インフルエンザ検査をしたところ、新型インフルエンザでした。

　治療は年齢や症状、基礎疾患などを考慮して先日記載した4種類の薬をすすめています。多くの方はタミフルですが、:私が思ったよりラピアクタ(注射薬)を選択される方が多くおります。昨日、成人用(300mg)の製剤を発注したところ、本日は1本しか入荷せず、来週には残りが荷とのことでした。当院には小児用に小分けされた製剤(150mg)があるため、成人用が無くても小児用の薬2本で対応できるので困りませんが、売れているのでしょう。まあ、通常はタミフルで十分だと思いますが、意外と点滴を選択する方が多いです。

(用語としてはインフルエンザA/H1N1 2009が正しいと思いますが、ここでは分かりやすく新型インフルエンザと表記しています。)

ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン（アクトヒブ）、肺炎球菌ワクチン(プレベナー)、子宮頚癌ワクチン(サーバリックス)、ＢＣＧワクチン、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘（水ぼうそう）ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、インフルエンザワクチン、他などの予防接種ができます。

ひきた小児科クリニック　（群馬県桐生市　疋田小児科医院）
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

群馬県感染症発生動向(週報)

群馬県感染症発生動向(週報)

　群馬県のインフルエンザは先週より更に増加して警報値を越えました。地域別に桐生、藤岡、富岡、伊勢崎からの報告が多くなっています。

　感染性胃腸炎は、桐生、富岡から多くの報告がありました。

　水痘は富岡から、A群溶連菌咽頭炎は藤岡、館林から多くの報告がありました。

百日咳が前橋、東部地区から2例報告がありました。

　インフルエンザが増え警報域になりました。今更ですがワクチンをされていない方は接種を勧めます。残念ながら水痘に感染している患者さんも来院しております。なかには水痘にかかって良かったという間違った認識をされている方もおり残念です。水痘もワクチン接種をしましょう。県内で百日咳が発生しています。3か月を過ぎたら、なるべく早く三種混合ワクチンを接種しましょう。

ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン（アクトヒブ）、肺炎球菌ワクチン(プレベナー)、子宮頚癌ワクチン(サーバリックス)、ＢＣＧワクチン、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘（水ぼうそう）ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、インフルエンザワクチン、他などの予防接種ができます。

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抗インフルエンザ薬に関して

抗インフルエンザ薬に関して

　インフルエンザの患者さんが増えてきています。
　抗インフルエンザ薬は現在5種類が使用されており、主には4種類が使用されています。現在の状況ではインフルエンザと診断したら抗インフルエンザ薬を使用しないという選択肢はないと思います。それぞれの薬の長所、短所を私の個人的な意見をもとに説明します。もちろん、インフルエンザに感染しないことが重要ですが、感染してしまったときには下記からお選ぶことになります。

１） タミフル　
抗インフルエンザ薬としてはもっとも有名な薬かもしれません。
内服薬(飲み薬)です。1日2回で5日間内服します。
飲み薬ですので吸入ができないお子さんでも確実に使用できます。10歳から19歳ではなるべく控えることになっています。
（タミフルは生後1歳未満の使用については適応がありませんが、状況によって、必要に応じて使用することがあります）

２） リレンザ　
　吸入薬です。1日2回で5日間吸入します。
タミフルの内服を避ける必要のある10代の方にお勧めです。欠点としては小さなお子さんでは吸入が上手にできないことがあります。

３） イナビル
　吸入薬です。初日に１回吸入（1回に２～４吸入）します。
リレンザに比べて、初日に1回使用するだけで効果が持続します。1回使用なので飲み忘れ、吸入し忘れが起きません。欠点として小さいお子さんでは吸入が上手にできないことがあります。また、１回目の吸入がうまくいかないと効果が出ません。タミフルの内服を避ける必要のある10代の方にお勧めです。

４） ラピアクタ
　静注薬（注射薬）です。初日に1回(15分)の点滴で効果が持続します。
　点滴（注射薬）で使用するため点滴を刺す痛みがあります。他の3つの薬と比較して効果発現は早いと言われています。
唯一、1歳未満に適応のある薬剤です。（注射薬ですので、すべての病院にあるわけではないようですが、当院では使用しています）。

「「５）シンメトレル　内服薬です。1日2回で5日間内服します。A型インフルエンザに有効ですが、あまり推奨されません」」

　なお、タミフル、リレンザを使用開始した場合は解熱しても途中で中止せず、5日分全て使い切る必要があります。

ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン（アクトヒブ）、肺炎球菌ワクチン(プレベナー)、子宮頚癌ワクチン(サーバリックス)、ＢＣＧワクチン、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘（水ぼうそう）ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、インフルエンザワクチン、他などの予防接種ができます。

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ワクチンを皮下注射で誤接種(報道記事)

ワクチンを皮下注射で誤接種(報道記事)

予防接種に関して記事がありました「神奈川・大和市の医院で女子中学生への子宮頸(けい)がん予防ワクチンを皮下注射で誤接種
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20110122-00000691-fnn-soci」

「神奈川の医院で、子宮頸(けい)がんの予防ワクチンを接種された市内の女子生徒が、筋肉注射されるワクチンを皮下注射されていたことがわかった。」とのことです。記事によれば「2010年10月以降、この医院で接種を受けた女子中学生111人のうち、半数以上のケースで、誤った位置のワクチンの接種が確認できたという。」

まあ、子宮頚癌ワクチンは日本では比較的最近始まったワクチンで、あまり勉強していないとこういう間違えも起こるだろうなと思います。実際に、他にも間違って接種している病院はあるのではないかと想像します。

初めて当院に受診する、おかあさんと話していると、新しくないワクチンに関しても、接種スケジュールが間違っていたり、必要なワクチンを接種しなくて良いと指導されていたり、接種方法が違うのではないかと疑うことがあります。予防接種の経験のない、もしくはトレーニングを受けていない医師が、勉強もせず見よう見まねで予防接種をしているなと感じています。

この記事によれば「この医院の院長は、誤った理由について「認識不足だった」などと話している。」そうです。

きちんと、正しいスケジュールで、正しい方法で予防接種をしたければ、やはり予防接種に精通している小児科専門医を受診することをお勧めします。

ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン（アクトヒブ）、肺炎球菌ワクチン(プレベナー)、子宮頚癌ワクチン(サーバリックス)、ＢＣＧワクチン、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘（水ぼうそう）ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、インフルエンザワクチン、他などの予防接種ができます。

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http://www.hikita.sx3.jp/

今季初、全国的にインフル注意報…患者２倍に

今季初、全国的にインフル注意報…患者２倍に

インフルエンザの記事が出ていました「今季初、全国的にインフル注意報…患者２倍に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110121-00000511-yom-sci」

　群馬県の感染症発生動向でもインフルエンザが増えていることが報告されていますが、全国的に増加しているようです。
　記事によると「国立感染症研究所は今季初めて全国的に注意報レベルの１０人を超えたと発表した。」そうです。

ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン（アクトヒブ）、肺炎球菌ワクチン(プレベナー)、子宮頚癌ワクチン(サーバリックス)、ＢＣＧワクチン、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘（水ぼうそう）ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、インフルエンザワクチン、他などの予防接種ができます。

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スギ花粉飛散量、今春は昨年の８・５倍!

スギ花粉飛散量、今春は昨年の８・５倍!

　花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)について記事がありました。記事によると「東京都は今春のスギやヒノキの花粉飛散量が、観測史上２番目の多さになる」とのことです。

花粉飛散量、今春は昨年の８・５倍史上２番目http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110120-00000866-yom-soci


　記事には「飛散開始時期は２月１６日～１９日頃との予測で、昨年より１０日間ほど遅くなるという。」とういことです。群馬で診療をしていると敏感な方はすでに症状が出始めています。できれば症状が出る前に受診して、初期療法をすることをお勧めします。記事にも「都では「花粉症の人は薬を服用するなど、早めに予防策を取ってもらいたい」としている。」とのことです。成人の方でも診療いたします。例年、花粉症の方は、なるべく早く症状の出る前に受診していただければと思います。

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群馬県感染症発生動向(週報)

群馬県感染症発生動向(週報)

　群馬県のインフルエンザは急増して注意報値を越えました。地域別にも吾妻を除く地区で注意報が発令されました。

　感染性胃腸炎は、桐生、富岡、利根沼田から多くの報告がありました。

　水痘は藤岡から、流行性耳下腺炎は渋川から、A群溶連菌咽頭炎は藤岡から多くの報告がありました。

　インフルエンザが増え注意報域になりました。今更ですがワクチンをされていない方は接種を勧めます。

百日咳が東部地区から2例報告がありました。

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最新インフルエンザ等に関するシンポジウム

最新インフルエンザ等に関するシンポジウム

　昨日、インフルエンザなどに関するシンポジウムに参加してきました。研究の最先端の話を聞くことができて大変勉強になりました。昨年も参加して講演を聴いていますが、今年も新しい知見がありました。今後も正しいと思われるインフルエンザ診療をしていきたいと思いました。
　基本的にはワクチンは大変重要で、感染してしまった場合は抗インフルエンザ薬での治療が重要であることをあらためて確認しました。また、大正富山医薬品で新しい抗インフルエンザ薬が開発され治験が終了して申請中とのことです。新しい治療法の確立は嬉しい知らせでした。

　今日は今日で今年の日本小児神経学会総会のプログラム作りです。

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群馬県感染症発生動向(週報)

群馬県感染症発生動向(週報)

　群馬県のインフルエンザは増加して、桐生、富岡、藤岡、東部地区から多くの報告がありました。

　水痘は桐生、藤岡、富岡、西部から多くの報告があまりした。

　感染性胃腸炎は桐生地区、富岡地区から多くの報告がありました。

　RSウイルスの報告は富岡、渋川、藤岡から、A群溶連菌咽頭炎は藤岡から、流行性角結膜炎は渋川、富岡から多くの報告がありました。

　インフルエンザが増え始めています。今更ですがワクチンをされていない方は接種を勧めます。

　桐生で水痘が多く発生しています。水痘で受診された方に予防接種について聞くと、「感染した方が良いと考えていた」と答える方がおり驚いています。しかも、他院の医師から「ワクチンは接種しない方が良い」と言われたと聞いて更に驚いています。日本小児科学会も日本医師会も水痘ワクチンを定期接種にするように署名活動までしています。このことから分かるように水痘の予防接種は推奨されます。「ワクチンは接種しない方が良い」と言う不勉強な医師がいることは大変残念です。
水痘の流行は予防摂取率が低いために起こっている悲劇です。友達が水痘となって、あわてて受診する方も多いです。接触後72時間以内であればワクチンの効果があることがあるのでワクチンを接種します。しかし、できれば1歳を過ぎた時点で早めにワクチンを接種しておくことをお勧めします(ワクチンを接種していても水痘は2割程度の方で感染することが有ります。しかし、水痘による死亡や重度の後遺症など重症化はほぼ完全に防ぐことができます)。


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群馬県感染症発生動向(週報)

群馬県感染症発生動向(週報)

　感染性胃腸炎は桐生地区、富岡地区、館林地区、西部地区から多くの報告がありました。

群馬県の水痘(みずぼうそう)は増加し西部地区、富岡地区、藤岡地区、富岡地区から多くの報告がありました。

　RSウイルスの報告は富岡から、インフルエンザは東部地区、富岡地区から、A群溶連菌咽頭炎は藤岡から、咽頭結膜熱は富岡から、流行性角結膜炎は前橋から多くの報告がありました。

　群馬県内で水痘が多く発生しています。予防摂取率が低いために起こっている悲劇です。友達が水痘となって、あわてて受診する方も多いです。接触後72時間以内であればワクチンの効果があることがあるのでワクチンを接種します。しかし、できれば1歳を過ぎた時点で早めにワクチンを接種しておくことをお勧めします(ワクチンを接種していても水痘は2割程度の方で感染することが有ります。しかし、水痘による死亡や重度の後遺症など重症化はほぼ完全に防ぐことができます)。

ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン（アクトヒブ）、肺炎球菌ワクチン(プレベナー)、子宮頚癌ワクチン(サーバリックス)、ＢＣＧワクチン、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘（水ぼうそう）ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、インフルエンザワクチン、他などの予防接種ができます。

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1月の医師不在日

1月の医師不在日

ひきた小児科クリニックには小児科専門医が3名いるため臨時休診になることは、あまりありませんが、桐生市の乳児健診や学会などで不在にすることがあります。ご参考までにスケジュールを提示します。

院長　疋田博之 （ひきたひろゆき）
詳細不明　会議などで不在のことがあります。

副院長　疋田敏之 （ひきたとしゆき）

13日（木曜日）　午後　大学病院専門外来
17日（月曜日）　14時～15時30分　桐生市3歳健診
27日（木曜日）　11時30分より午後　大学病院専門外来

女医　疋田房子 （ひきたふさこ）
詳細不明　会議などで不在のことがあります。

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あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

　あけましておめでとうございます。
　ことしもよろしくおねがいします。

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