ひきた小児科クリニック(群馬県桐生市 疋田小児科医院)

小児科専門医が群馬県桐生市やみどり市で流行している病気や,予防接種,アレルギーなどこどもの健康に関する情報を提供します.

「リレンザ」で3人がショック、1人死亡

2013-02-28 20:28:00 | 医師不在日(スケジュール)
「リレンザ」で3人がショック、1人死亡

インフルエンザ治療薬に関する記事がありました「「リレンザ」で3人がショック、1人死亡
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130227-00001324-yom-sci」

 記事によると「抗インフルエンザ薬の一つ「リレンザ」を2009~12年に使った患者3人がアレルギー性ショックを起こし、このうち1人が死亡したと、厚生労働省が27日発表した。薬の添付文書の副作用欄に「ショック」を書き加え、患者を十分に観察するよう医師に求めた。」とのことです。

 薬によって亡くなられたのは大変残念です。「死亡したのは30歳代の女性。12年、家族がインフルエンザに感染したため、医療機関で予防のために吸入したが、数分後に呼吸困難となり、間もなく死亡した。気管支ぜんそくの発症歴があり、当日は発熱や感染性胃腸炎の症状があった。」とのことです。インフルエンザに対してリレンザなどの抗インフルエンザ薬を使用することによって、インフルエンザによる死亡が減ることが分かっているため、副作用はあっても使用を続ける必要があります。もし、使用を中止すればインフルエンザによる死亡数が増え、その数は副作用による死亡数よりはるかに多くなります。
 薬だけでなく食べ物でも体の中に入るものはアレルギーを起こす可能性があります。リレンザの使用数を考えると3名のショックは多いとは思いませんが、注意して使用する必要があると思います。かといって、他のタミフル、イナビル、ラピアクタといった抗インフルエンザ薬でショックが起きないと言うことではないので、今後もリレンザは必要な薬として使用する必要があると思います。

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

群馬の水道水から病原性原虫検出 「生水飲まないで」

2013-02-27 12:07:04 | 新聞記事など
群馬の水道水から病原性原虫検出 「生水飲まないで」

桐生ではないのですが群馬県内の水道水から下痢や腹痛を起こす原虫が検出されたとの記事がありました。「群馬の水道水から病原性原虫検出 「生水飲まないで」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130227-00000011-asahi-soci」

 記事によれば「群馬県企業局は26日夜、県営浄水場の県央第一水道(榛東村)で浄水した水道水から、下痢や腹痛の原因となるおそれがある病原性原虫「ジアルジア」を検出したと発表した。同局は給水は止めず、「生水としては飲まず、煮沸してから飲んでほしい」と呼びかけている。」とのことです。

 今後は「26日分のサンプルからは不検出で、市町村への給水地点ですべて不検出なら、27日中にも飲用可能とするという。」とのことですから、それほど深刻ではないようです。

 県営浄水場の県央第一水道に関しては「利根川を水源とし、群馬県内の前橋市、高崎市、吉岡町、榛東村に給水している。同局は対象市町村と連携し、広報車を走らせ、煮沸してから飲むよう注意を促している。健康被害などの報告はないという。」、該当する地域の方は気をつけて頂きたいと思います。

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

群馬県感染症発生動向(週報)

2013-02-26 18:14:56 | 流行状況
群馬県感染症発生動向(週報)

 手足口病が桐生地区で多く報告されています。

 感染性胃腸炎が桐生地区、富岡地区、館林地区、渋川地区、伊勢崎地区から多く報告されています。

 インフルエンザが桐生地区、富岡地区、吾妻地区、伊勢崎地区、渋川地区、利根沼田地区から多く報告されています。

A群溶連菌咽頭炎は安中地区、藤岡地区から、水痘は安中地区、館林地区、吾妻地区から、流行性角結膜炎は前橋市から多く報告されています。

 群馬県は、インフルエンザは減少しています。迅速診断キットでは主にA型が検出されています。

(感染症発生動向の地区分けで、みどり市の感染症発生数は桐生地区に含まれています)
ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、四種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、肺炎球菌ワクチン(プレベナー)、子宮頚癌ワクチン(サーバリックス)、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘(水ぼうそう)ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、B型肝炎ワクチン、不活化ポリオワクチン、インフルエンザワクチン、ロタウイルスワクチン(ロタリックス・ロタテック)他などの予防接種を行っています。

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月 医師不在日

2013-02-26 18:08:35 | 医師不在日(スケジュール)
3月 医師不在日

ひきた小児科クリニックには小児科専門医が3名いるため臨時休診になることは、あまりありませんが、桐生市の乳児健診や学会などで不在にすることがあります。ご参考までにスケジュールを提示します。

院長 疋田博之 (ひきたひろゆき)
詳細不明 会議などで不在のことがあります。

副院長 疋田敏之 (ひきたとしゆき)

1日(金曜日) 午前 大学講義
6日(水曜日) 14時~15時30分 桐生市7か月健
13日(水曜日) 14時~15時30分 桐生市3か月
14日(木曜日) 午後 大学病院専門外来
23日(土曜日) 頭痛学会
28日(木曜日) 午後 大学病院専門外来

女医 疋田房子 (ひきたふさこ)
詳細不明 会議や看護学校の講義などで不在のことがあります。


ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

群馬県感染症発生動向(週報)

2013-02-21 10:03:48 | 流行状況
群馬県感染症発生動向(週報)

 感染性胃腸炎が桐生地区、富岡地区、利根沼田地区から多く報告されています。

 インフルエンザが桐生地区、富岡地区、利根沼田地区、藤岡地区、安中地区、渋川地区、東部地区、伊勢崎地区、吾妻地区から多く報告されています。

A群溶連菌咽頭炎は渋川地区、伊勢崎地区から、水痘は安中地区、富岡地区、伊勢崎地区から、手足口病は渋川地区から、流行性角結膜炎は前橋市から多く報告されています。

 群馬県は、インフルエンザは減少しています。迅速診断キットでは主にA型が検出され、一部でB型が検出されています。当院での検査結果ではA型の中でも以前新型と言われていた2009Aインフルエンザではなく、香港型のA型インフルエンザが検出されています。それでも、3週間前に比較すると少なくなっています。

(感染症発生動向の地区分けで、みどり市の感染症発生数は桐生地区に含まれています)
ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、四種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、肺炎球菌ワクチン(プレベナー)、子宮頚癌ワクチン(サーバリックス)、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘(水ぼうそう)ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、B型肝炎ワクチン、不活化ポリオワクチン、インフルエンザワクチン、ロタウイルスワクチン(ロタリックス・ロタテック)他などの予防接種を行っています。

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3歳児餓死か、母10日間不在中 群馬、14歳姉と生活

2013-02-21 10:03:02 | 新聞記事など
3歳児餓死か、母10日間不在中 群馬、14歳姉と生活

群馬県内で残念な事故が起きています「3歳児餓死か、母10日間不在中 群馬、14歳姉と生活
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130220-00000043-asahi-soci」

 記事によると「群馬県邑楽郡大泉町のアパートで、3歳の女児が、フィリピン国籍の母親(37)の一時帰国中に死亡していたことが、県警や消防などへの取材でわかった。女児は中学2年生の姉(14)と約10日間、2人だけで生活。餓死か病死とみられ、県警は、保護責任者遺棄の疑いもあるとみて調べている。」とのことです。様々な事情があるのだと思いますが3歳のこどもを置いて海外に行くのは、相当無理があるなと思います。中学2年生の姉(14)と一緒と言っても、中学に通っているなら3歳で昼間1人と想像すると危ないなと思います。

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

首からさげる「ウイルス除去剤」でやけど 幼児が重傷

2013-02-19 08:24:23 | 新聞記事など
首からさげる「ウイルス除去剤」でやけど 幼児が重傷

ウイルス除去剤によるトラブルの記事が出ていました「首からさげる「ウイルス除去剤」でやけど 幼児が重傷
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130218-00000035-asahi-soci」


 記事によると「塩素成分でウイルスを除去するとうたった携帯型の「ウイルスプロテクター」でやけどの被害事例が相次いでいるとして、消費者庁は18日、「この製品の使用を直ちに中止してほしい」と呼びかけた。」とのことです。

 診療していても、時々首にかけている方がおりますがトラブルが起きないようにして頂きたいと思います。

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

都内の風疹患者 去年の32倍

2013-02-17 11:41:13 | 新聞記事など
都内の風疹患者 去年の32倍

風疹に関する記事がありました。「都内の風疹患者 去年の32倍
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130214/t10015520601000.html」

記事によると「専門家はこのペースで流行が続くと妊婦に感染が広がり、赤ちゃんに障害が出る可能性が高まるとして、妊娠を希望する女性や妊婦の夫などに予防接種を受けるよう、呼びかけています。」とのことです。

また「患者の8割近くが男性で、その多くが、子どもの頃に風疹の予防接種を受けていない20代から40代です。また、最近は、20代の女性も増えていて、専門家は妊娠を希望する女性をはじめ、妊婦の夫や同居する家族で風疹にかかったことがなく、予防接種を受けていない人に対して、ワクチンの接種を呼びかけています。」とあり、対象となる方は風疹ワクチンを接種して頂きたいと思います。

ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、四種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、肺炎球菌ワクチン(プレベナー)、子宮頚癌ワクチン(サーバリックス)、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘(水ぼうそう)ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、B型肝炎ワクチン、不活化ポリオワクチン、インフルエンザワクチン、ロタウイルスワクチン(ロタリックス・ロタテック)他などの予防接種を行っています。

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もし“細菌”が“抗生物質”との戦いに勝利したら…

2013-02-13 13:26:02 | 新聞記事など
もし“細菌”が“抗生物質”との戦いに勝利したら…

ショッキングなタイトルの記事がありました「もし“細菌”が“抗生物質”との戦いに勝利したら… 抵抗力が強くなる細菌に警告が
http://sankei.jp.msn.com/wired/news/130208/wir13020817030000-n2.htm」

記事によると「抗生物質で治すことができない病気(軽い病気も含めて)が増加中で、世界中で警告が発せられている。病原菌の抗生物質に対する抵抗力がどんどん強くなっているせいで、わたしたちはペニシリン以前の時代に戻ろうとしている。」。ちょっと極端に思えるかも知れませんが、実際に抗生剤耐性菌が増えていることは事実です。

 さらに記事には「原因はたくさんある。この数十年の間、抗生物質があまりに安易に処方されすぎた。例えば、インフルエンザにかかった場合にも。・・・・、しかし一般的に細菌には、環境に適応し薬の効果を回避する新しい方策を見つける性質がある。」とあります。(注:通常のインフルエンザに抗生剤は無効なため不要ですが、残念ながら処方されていることが良くあります)

記事の最後には「そして気管の感染症は、95%が抗生物質の効かないウイルスによって引き起こされるのを覚えておくことくらいだ(従って、あなたの主治医が風邪に抗生物質を処方し続けるような人であれば、批判的な意識をもっておくことだ)。」とのことです。記事の通りであれば95%が抗生物質不要なのですから、5%つまり20回に1回だけ抗生物質を使用すれば良いだけで、毎回、抗生剤を処方して内服しているのは間違っていて危険と言うことです。残念ながら受診すると毎回毎回抗生剤を処方する医師が多くいます。子供が病気の時はウイルス感染と細菌感染の判別のできる小児科専門医に受診することをお勧めします。

↓ホームページにも抗生剤に関する記載があります

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

群馬県感染症発生動向(週報)

2013-02-13 11:40:52 | 流行状況
群馬県感染症発生動向(週報)

A群溶連菌咽頭炎は、桐生地区、安中地区、藤岡地区、渋川地区、東部地区から多く報告されています。

 感染性胃腸炎が桐生地区、館林地区、利根沼田地区、藤岡地区、富岡地区、東部地区から多く報告されています。

 インフルエンザが桐生地区、藤岡地区、富岡地区、利根沼田地区、安中地区、渋川地区、伊勢崎地区、吾妻地区、東部地区、前橋市、高崎市、館林地区から多く報告されています。

水痘は安中地区、館林地区、吾妻地区、藤岡地区から多く報告されています。

 群馬県は、インフルエンザは減少しています。迅速診断キットでは主にA型が検出されています。当院での検査結果ではA型の中でも以前新型と言われていた2009Aインフルエンザではなく、香港型のA型インフルエンザが検出されています。それでも、3週間前に比較すると少なくなっています。

(感染症発生動向の地区分けで、みどり市の感染症発生数は桐生地区に含まれています)
ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、四種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、肺炎球菌ワクチン(プレベナー)、子宮頚癌ワクチン(サーバリックス)、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘(水ぼうそう)ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、B型肝炎ワクチン、不活化ポリオワクチン、インフルエンザワクチン、ロタウイルスワクチン(ロタリックス・ロタテック)他などの予防接種を行っています。

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生後1歳未満のインフルエンザワクチン接種について

2013-02-06 12:12:37 | 予防接種(ワクチン)
生後1歳未満のインフルエンザワクチン接種について

 定点観測を見る限り群馬県のインフルエンザ流行のピークは越えて患者数は減り始めています。

 日々の診療していて驚いたことに生後1歳未満のために医療機関で予防接種を希望してもインフルエンザワクチンを接種してもらえずにインフルエンザに感染している方が多くおりました。当院では生後6か月以降であればインフルエンザワクチンを接種します。それは、日本小児科学会も感染症研究所も生後6か月以降ではインフルエンザワクチンの接種を推奨しているからです。
ワクチン先進国の米国でも現在,一部の例外を除く生後6カ月以上の全ての人に年1回のインフルエンザワクチン接種が推奨されています。
 にもかかわらず、現在でも1歳未満ではインフルエンザワクチンは接種しなくて良いと言う医療機関があることは大変残念です。こどもの予防接種は当院に受診することをお勧めします。
 インフルエンザワクチンを接種してもインフルエンザに感染して咳や熱などの症状が出ることはあります。このために、せっかく接種したのに感染してしまうのであれば来年は受けないという意見を聞くことがあります。しかし、インフルエンザで熱と咳だけで完治すれば経過良好だったと考えて頂きたいと思います。インフルエンザの一部では肺炎や脳症となり死亡したり後遺症を残したりします。普通の小児科医師は診療したことはないかも知れませんが、私は大きな病院にいたためインフルエンザによる肺炎や脳症を多数診療しており残念な経過をたどった症例も診療しています。ワクチンは完璧ではありませんがインフルエンザによる死亡、後遺症を減らせれば、接種すべきだと考えています。

興味のある方は下記に情報が書かれています。

http://www.jpeds.or.jp/saisin/saisin_110427_1.pdf#search='%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%B0%8F%E5%85%90%E7%A7%91%E5%AD%A6%E4%BC%9A+%E4%BA%88%E9%98%B2%E6%8E%A5%E7%A8%AE'
http://idsc.nih.go.jp/vaccine/dschedule.html
http://kenko100.jp/news/13/01/24/01

ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、四種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、肺炎球菌ワクチン(プレベナー)、子宮頚癌ワクチン(サーバリックス)、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘(水ぼうそう)ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、B型肝炎ワクチン、不活化ポリオワクチン、インフルエンザワクチン、ロタウイルスワクチン(ロタリックス・ロタテック)他などの予防接種を行っています。

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新生児や乳児に対するタミフルの使用に関して

2013-02-05 19:15:26 | 日記・メモ (Weblog)
新生児や乳児に対するタミフルの使用に関して

 桐生でもインフルエンザが報告されています。しかし、治療に関しては間違っている方がおり残念に思っています。
 インフルエンザ治療薬のタミフルに関しては年齢の制限があり1歳以上に保険適応が認められています。日本小児科学会では出生後早期の新生児「生まれたての赤ちゃん」でもタミフルの投与を考慮するとしています。最新版の「今日の小児治療指針」にも「タミフルは1歳以上が適応であるが、1歳未満はインフォームド・コンセントのうえ使用する」(インフォームド・コンセントとは、「正しい情報を伝えられた上での合意」です)。とあります。
 さらに、米国食品薬品局(FDA)はタミフルの適応を生後2週間の乳児に拡大することを昨年末に発表しています。
 にもかかわらず、何の説明もなく1歳未満ではタミフルを使用しないとして、医療機関を受診しても放置されている方がおります。現時点では1歳未満でもタミフルを内服しないのは危険なので内服することをお勧めします。ちなみに、保険適応に関して心配であれば生後1か月以降で保険適応のあるラピアクタというインフルエンザ治療薬もあります。それらの説明の上で投薬しないのであればよいのですが、実際には何の説明すらされていない状況のようです。感染症に関しては小児感染症に精通している小児科専門医のいる当院に受診することをお勧めします。

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワクチンにおけるチメロサールの維持

2013-02-05 18:40:34 | 予防接種(ワクチン)
ワクチンにおけるチメロサールの維持

 ワクチンの防腐剤として使用されているチメロサールについて、以前、害があるのではないかと論争になりましたが、最近は害は無いことが確認されています。ところが゛最近でもチメロサールについて心配されている方がおります。これは古い考え方です。全てのワクチンにチメロサールが入っているわけではありませんが、チメロサールが使用されているワクチンにはチメロサールが入っている方が良いために入っているので心配する必要はないと言うことになっています。

 この論争に関して、最近、American Academy of Pediatrics(AAP =アメリカの小児アカデミー)がチメロサールを禁止すべきでないと発表しました。これは画期的な発表で、そもそもAAPは1999年当時確かな証拠がなかったにもかかわらずチメロサールの排除要請をしていました。しかし、最近になって「チメロサールが小児に害を及ぼす原因となるかどうかを解き明かすために非常に多くの試みを行い、その最終結果は基本的にそのようには思えない」との結論が出たそうです。

 少なくとも国内で使用されているワクチンに関しては安全性が確認されているため、チメロサール問題視する必要も、排除する必要もありません。実際に、一時期チメロサールを成分から排除していたワクチンメーカーも最近になって再度チメロサールを使用しはじめています。そして、極々限られたデーターですがチメロサール入りのほうが安全という情報も出ています。

興味のある方は、下記論文に論争が書かれていますので読んでみると良いかも知れません。
Pediatrics. 2013 Jan;131(1):154-6. doi: 10.1542/peds.2012-2976. Epub 2012 Dec 17.
Global justice and the proposed ban on thimerosal-containing vaccines.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23248220

(感染症発生動向の地区分けで、みどり市の感染症発生数は桐生地区に含まれています)
ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、四種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、肺炎球菌ワクチン(プレベナー)、子宮頚癌ワクチン(サーバリックス)、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘(水ぼうそう)ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、B型肝炎ワクチン、不活化ポリオワクチン、インフルエンザワクチン、ロタウイルスワクチン(ロタリックス・ロタテック)他などの予防接種を行っています。

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

群馬県感染症発生動向(週報)

2013-02-05 18:39:47 | 日記・メモ (Weblog)
群馬県感染症発生動向(週報)

 インフルエンザが桐生地区、藤岡地区、安中地区、富岡地区、渋川地区、東部地区、利根沼田地区、吾妻地区、高崎市、伊勢崎地区、館林地区、前橋市から多く報告されています。

 感染性胃腸炎が桐生地区、伊勢崎地区、富岡地区、館林地区、藤岡地区から多く報告されています。

A群溶連菌咽頭炎は、東部地区、伊勢崎地区から、水痘は安中地区、伊勢崎地区から多く報告されています。

(感染症発生動向の地区分けで、みどり市の感染症発生数は桐生地区に含まれています)
ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、四種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、肺炎球菌ワクチン(プレベナー)、子宮頚癌ワクチン(サーバリックス)、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘(水ぼうそう)ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、B型肝炎ワクチン、不活化ポリオワクチン、インフルエンザワクチン、ロタウイルスワクチン(ロタリックス・ロタテック)他などの予防接種を行っています。

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

節分の豆まき

2013-02-03 18:21:37 | 日記・メモ (Weblog)
節分の豆まき

 今日は2月3日節分です。
 みなさんも豆まきをしたでしょうか。
 私は豆まきしたり、おにのお面をつけて、豆まきされたりしました「おには外、福は内」
 そして、豆を年の数だけ食べる。
 おには逃げていって、福が来ますように。

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする