さいきんの流星光
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せまいの怖いよ!暗いの怖いよ!
と叫ぶので有名なのは、『うる星やつら』の面堂終太郎です。

さいきん僕は、自分で気づいたのですが、どうやら狭いところが異常に怖いらしいのです。
どこかに閉じ込められたら、それだけで怖い。
いや…何を当たり前なことを言っとるんだとお思いでしょうが…

例えば、くみ取り便所でオシッコをしている時にも

ふと

怖くなる訳ですよ。
もし、この穴の中に落ちたら怖いな、とか。

それ以前に、今どきどこの家でくみ取り便所を使用しているのかという話になってしまいますが、その家は確実に実在するのです。

あと、くみ取り便所じゃなくて、フツーの水洗便所でオシッコしている時にも、
人間はこの穴の中には落ちようがないけど、ネコなら…とか考えてしまって、
ネコがこの穴の中に落ちて流されてしまって、
大きい下水管に到達する前のくねくね曲がりくねった細い下水管に詰まって動けなくなるところを、自分自身がそのネコになって、ネコの視線で、「怖いよ…」と途方に暮れている状態を、なぜか想像しなくてもいいのに想像して恐怖にうち震えていたりします。
それだけならまだしも、ネコが下水管に詰ってしまった飼い主の気持ちにもなってしまって一人二役で怖がってしまいます。

あと、夢でもせまい場所に押し込められる夢をみます。

狭くて、ベッドの下くらい狭くて、ほふく前進しかできないような狭いところで…いや正確にはもっと横幅も狭くて、つま先で床をちょっちょっと蹴ることでしか前進できないようなそんな狭い管の中を一生懸命進んでいると、
だんだんその管が上向きになっていって、らせん状に回り始めるのです。
予感としては、そのらせんの半径がだんだん小さくなっていく感じ。

最初は地下にある管を横ばい状態で進んでいたはずなんですが、管が上向きになり上りになっている訳ですから地表にでますね。
でもその管には出口がないのです。
10センチ四方くらいの小さな空気穴がところどころにあるだけなんです。

それでも僕はらせん状に回転しながら上っていくと、
管自体がすこしずつ狭くなっていって、どうやら渦巻き貝の中を進んでいるような状態なのではないか?と思い始めるのです。
出口はありません。
先っぽがせばまっているだけです。
行き止まり状態。

その時です。
下から、誰かが僕と同じようにハァハァ言いながら這い上がってくるのです。

「おいっ!来るな!行き止まりだ!」

と僕は叫びますが、そいつは言います。

「えぇっ?でも、俺の下からもどんどん上って来てるぞ!」

僕は青ざめます。
途方に暮れます。
いったいこの下に何人の人間がジリジリと上ってくるのか…。
この管が本当に行き止まりになっているのだとしたら、下から上ってくる人間が詰ってきて、その圧力で俺は押しつぶされるのではないか?と思う訳です。

いや、その前に、そんなに大人数がこんな細い管の中でハァハァ言ってたら、ついには酸欠になるに違いない。
全員が、この管の中で酸欠で死ぬのだ!

そう考えた瞬間、目が覚めました。

怖いよ…すげぇ怖い夢だよ。


そんなこんなで、僕は、狭いところが怖いのです。
あと、水の中も怖いです。
テレビのバラエティ番組で、水の中に入るゲームみたいなヤツありますよね。
あれも見られないのです。怖いのです。
失敗すると窒息してしまうようなゲームは、絶対にやめてもらいたいのです。

ああ、長い時間を無駄にしてしまった。
現実逃避してしまった。




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