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■夢を買う
一等に当選する確率がとんでもなく低いことで有名な宝くじですが、
いまだに購入する人が後を絶ちません。
なぜか?
宝くじを買う人がいつも言う常套句があります。
夢を買っている
今回は、「宝くじで買う夢って何?」ということについて考えてみたいと思います。
夢というと、
「一等賞当たったら豪遊しよう」
「世界一周旅行に行こう」
「高級外車を買って乗り回そう」
「一生お金の心配しなくてすむぞー!」
とか、そういう感じなのではないでしょうか。
しかし、その夢は、小学生がプロ野球選手を夢みる時の「夢」とは次元が違います。
小学生がプロ野球選手になれる確率は、どのくらいでしょう。
■確率を比較してみる
とあるサイトを参照すると、
プロ野球選手になれる確率は、0.03%。かなり低いですが、
宝くじで1等に当選する確率は、どのくらいなのでしょう。
夢が壊れる?宝くじの1等当選確率を種類別に計算してみた結果(お金を学べる情報ポータル ファイグー)
↑このサイトを参照すると、0.000005% だそうです。
うひー!
これはまたすごい数字ですねー。
夢を見るのは勝手ですが…、実現する確率、とんでもなく低いってご存じなのでしょうか。
ほぼ、ゼロ。
ほぼ確実に叶わない夢…かぁ。それでも夢って言えるのかな…
「漫画家なんて、一握りの人しかなれないんだから!」って、僕も言われたなー。
でもたぶん、0.000005%って、それよりも低いですよね。
だって僕、漫画家になれたもん。
僕が、アメリカ大統領になれる確率くらい?
勉強机の引き出しの中からタイムマシーンに乗ってきた孫の孫が出てきて、AI搭載のロボットを置いてってくれる確率とほぼ同じじゃないか?
というのは冗談ですけど…
道路を歩いていて、3億円が入ったスーツケースを拾う確率より低いかも。
これはマジでそう思う。
それでも宝くじを買うのだろうか。
「一等が当たったら、あ~、何に使おうかな~」と
「道端で3億円が入ったスーツケース拾って6ヵ月後に全額自分のものになったら、あ~、何に使おうかな~」
は、同義。
だったら、買う必要なくないですか?
■売り場に並ぶ人が奴隷に見える
毎日通る場所に宝くじ売り場がある。
そこに、売り場のおばちゃんと、とても親しそうに世間話をする老人がいるんだ。
それを見ると、僕は、とても悲しくなる。
ほぼゼロに近い可能性を唯一の希望として、日々働かされている労働者に思えてくるのは僕だけだろうか。
せっかく働いて得たお金を、狡猾な手段で搾取されてる奴隷に見えてくる。
■まとめ
人は、その確率が高いと思えるから夢を見られるのだと僕は思う。
実現確率が限りなくゼロに近い夢は、夢と呼べるのだろうか。
自分だけは違う。次こそは当選する。そう妄信するのが人間の真の姿なのでしょうか。
僕は、宝くじ売り場の前を通るたび、自分を律し、
「自分だけは特別に運がいいと思うのはやめよう。絶対ダメ」
と気持ちを引き締めています。
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長文におつきあいくださいまして、
ありがとうございました! <(_ _)>
流星光ツィッター
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