『ありふれた奇跡』
山田太一ですよ。
山田太一ワールド全開ですよ。
ここまで、うらぁ! とこられると、うひぃ ってなっちゃいます。
何のことか分かりませんが…。
ドラマが始まる前、
「山田太一だからなぁ、例の、あの、まどろっこしい感じのセリフとか、そういうのでしょ、十中八九」
とか思ってましたよ、僕は。
観てみたら、まさにそうでした。
多くの方が、そう思ったことでしょう。
山田太一も、そう思われてると知っているでしょう。
それでも、やりますよ。
みんなが予測して、注目している中、
予想どおりのものを出してくる。
このすごさですよ。
いや、違うな。
山田太一は、そんなこと気にしてないのかも知れない。
あれが「山田太一のことば」なんだな。
あれ以外では、何もいえない。
だから、あれ以外の選択肢もない。
そういうことか…。
スタイルは、変えちゃだめ。
一生、スタイルは同じ。
作品作りのスタンスは変えちゃだめって事なんだな。
軸がぶれない、だから強い。
そういうことですな。
ひょっとしたら、これが山田太一の最後のドラマになるかもしれないので、保存版ししようと思って、HDDにずっと録ってます。
つらぬくって、すごいです。
「一貫性」って言葉、山田太一のためにあるんじゃないかと思います。
すげぇな、山田太一。
すごい脚本家ですよ。
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