このブログは、「ゲド戦記」に関する恐ろしいほどのけなし文句のオンパレードです。
「ゲド戦記」ファンの方、あるいは読むことまず無いだろうけど宮崎駿氏、宮崎吾郎氏、鈴木敏夫氏ご本人は、ここから下は読まない方がいいと思います。
やっと観ました「ゲド戦記」。
ま、だからどうという訳ではないですね。
最初の感想とまったく変わらず。
ちゃんと観てたけど、ラストもどうなったのかよく分かりませんでした。
総評すると、
スタジオ・ジブリの過去の作品の中の、記憶に残っているカッコいいシーンを模倣してつなぎ合わせ、まとめましたっつー感じの映画でした。
うがった見方をすれば、これは宮崎吾郎の父親に対する復習なのか?とも取れるような…
アニメ製作のために日常生活を犠牲にした父親への復習。
「父さん、あんたがこういうアニメを作ってる間に俺たちは大人になってしまったんだよ!これでも食らえ!」
という憎しみに満ちて作ったのではないか、とも取れる作品でした。
それくらい全てのシーンが、過去のジブリ作品のどこかで見たようなものだったし、脚本やセリフ回しは未熟なものでした。
失敗の原因は、鈴木敏夫プロデューサーのおごりですかね。
直感だけではどうにもならないものがあるという事だと思います。
でも、いちおう儲けは出たと聞いてるから、よかったんじゃないでしょうか。
それだけが救いです。
そうか…儲けを出すためには、いい作品を作る必要がないってことか…。
ま、「儲け」と「作品の質」は関係ないか。
分かってましたけどね。
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まあ、部外者が書いているので真相のほどはわかりませんが。
見ます?
できたら見たいです。(^^
いろいろブログを見ているとこのテーマに気がついている人はほとんどいない。魔法使いのゲドが、魔法を使わずに農作業をしているのもそのためだ。これをつまらないという人は、テーマを理解していないということだろう。また、話の舞台が小さいという批判もあるが、そこでは、世界の均衡を崩す原因の象徴をめぐって心の戦いがあり、世界の縮図のようなものである。
コメント、ありがとうございます!
僕の意見を書かせていただくと、
「ゲド戦記」のテーマがどうとかそういう事を言っているのではないのです。
他の人も、同じだと思います。
何がここまで酷評されているかというと、
やはり作り手・宮崎吾郎の未熟さだと思うんです。
テーマは、ゲドさんの書いているようなテーマで問題はないと思います。
大きなテーマだと思います。
でも、それを表現する人間があまりにも未熟で稚拙なために、
全部セリフで説明しようとして、作品としてはレベルの低いものになってしまっています。
あと、どういうエピソードを入れてシーンをつなげるかを考えて決めるのも監督の仕事だと思いますが、
その部分もやはり素人と言わざるを得ません。
つまりテーマが上手く観客に伝わっておらず、
いくら大きなテーマを掲げたところで、どうしようもないと言う結果に終わってます。
「つまらない」と言っている人は、テーマに気づいていないのではなく、テーマが心に突き刺さっていないんじゃないでしょうか。
それは、やはり表現手法の未熟さゆえだと思います。
テーマと呼べるような言葉は、人間、長く生きていれば
いろんな言葉を耳にしたリ読んだりします。
知識としては、たくさんの言葉を持ってます。
ただ、それを実感できているかというと難しいと思います。
映画の仕事は、「命の大切さ」「戦争のおろかさ」「自然の偉大さ」とかいろいろあるでしょうけど、
映画を観ることによって、観客に感じさせなければならないという事です。
テーマをお知らせするのではなく、感じさせるんです。
それが出来ていないから駄作であると、
皆さん言っているのではないかと思います。
さらに言えば、映画は映画館で観るものですよ。
映画館の大画面と音響で観るもんですよ。
TVやDVDではその数分の1すらも伝わらない。
ましてやYouTubeなんて笑止です。
仮にもプロなのなら世間の評判の尻馬に乗るなんてみっともないよ。
しっかりしてください。
コメントありがとうございます!
しかし…
え~~?
金払って観なければ貶してはいけないんですか~。
それはハードル高すぎです。
YouTubeでは早送りだったので本格的に貶すのは待っていたんですが、
こないだキチンと観て、やっと貶す権利を得たと
思っていたのに…。