今日は、亡くなった方々の葬儀の様子がテレビニュースに映し出されていた。
参列者たちは涙を流していた。
「なぜこんな目に合わなければならなかったのか…」
「前途洋洋だったのに…」
亡くなった人たちが、善良で友達も多く、幸せな人生をおくるはずだった事が想像できる。
参列者のコメントを聞くにつけ、皮肉というか…、犯人と間逆なんだよね、全部。
犯人の加藤容疑者は、友達も彼女もおらず、仕事も上手く行っておらず、借金に苦しんでいた。日々、人間扱いされない仕事に従事し、完全に将来に絶望していたようだ。
だからと言って、短絡的に「やりたいこと…殺人」という風に人殺しに走るのは異常だ。現在の加藤容疑者の置かれていた状況の他に、何かタネみたいなものがあったのではないかと推測する。社会全体や幸せに暮らす人々に対して、憎しみを持つようになるタネ。
話は飛ぶけど、日本社会って、もう大変なところまで来てしまっている気がしますよ。こないだ土浦で無差別殺人があって、今度は秋葉原だ。次も起こると思うよ。同じように組織や企業によって人間的な扱いを受けられなかった人が、社会に対して牙をむく…そういう事件、もっと起こると思います。この流れ、止めないと、とんでもないことになると思う。人間が、一人の人間として、人間らしく行動することが求められている気がするんです。敵は「組織」や「企業」。「組織」や「企業」が自らのために持った意思は、ことごとく一人ひとりの人間の尊厳を無視するものであると思います。僕が以前到達した結論『組織・企業・国家・生物、すべてのものは、自らを守るためだけに動く』をまた思い出しました。会社は、社員のためになるような事はしてくれない。してくれたとしたら、それはたまたま会社を守る事につながっていただけ。国家は国民のためになど動かない。国家自身を守るためにしか動かない。
マンガ業界も揺れています。
何人かの有名漫画家が、大きな出版社の編集部と訴訟沙汰になっていたりするようです。なんか、いろいろ考えちゃうなー。マンガ描いても、どこに持ち込んでいいのかわからないよ。大手はやめた方がいいのかな。いろいろ不自由な契約書を書かされそう。今まで通り、ぜんぶ口約束で通ってしまうマンガ業界が良かったな。
とにかく、企業が個人を食い物にして、どんどん食いつぶしている時代と言えるのではないかと思うのです。これからも、どんどん事件は起こると思います。
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僕もブログで冷静に書いてますけど、
もし家族や友達が殺されたなら、冷静ではいられません。
遺族は、「犯人をぶっ殺してやる!」と発言したとしてもOKな気がします。
まあ、人を殺すわけですから、
よほどの理由があると思っていいのかも知れませんけどね。
それぞれ、それなりに理由はあるでしょう。
やっぱり、終身刑があった方がいいんでしょうかねー。