トトに美味しいご飯食べさせる

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トトも、もう13歳。おばあちゃんネコですよ。

食も細くなって、だんだん体重も落ちてきている

ということで、
普段は、週に一度と決めている缶詰などの「美味しいご飯」を
昨日と今日、連続してあげてみた。

トトだけにね。

僕の仕事部屋にトトを入れて、袋入りのお魚スープを猫用の皿に出して、
すばやく外に出てカギをかける。

そんな簡単にみえる動作が大変だった。

僕が、おいしいご飯と猫用のお皿をもって
仕事場に向うと、餓鬼のような目をしたユニとクジがめざとく察知して騒ぎ出す。

憎たらしいほどの勘の良さ！

トトが食べられる状態にして、
すばやく仕事部屋を出ようとしたときも、
ユニとクジは、すでにドアの前で待ちかまえていて、
やつら、俊敏な動きで中に入ろうとする。

それを足で外に押し出す。
２匹いるから結構大変。

やっとの思いで、ドアをしめてカギかける。

４匹いるうち１匹だけに、美味しいご飯を食べさせるのが
こんなに困難を極めるとは…。




仕事部屋のドアの下の1.5センチほどのスキ間から中をのぞいて、
トトが食べ終わったことを確認。

ドアを開けて、トトの食べ残しをチビどもに食わせる。


ふぅ、やれやれ、と僕も朝食をとって、
仕事部屋に戻ると、
仕事机の右側、イスのすぐわきあたりに、
さっきトトに食べさせた美味しいご飯がぶちまけられていた。

トトが、ぜんぶ吐いたのだ。


ぐおおお！

このーーーーーオタンチンがーーーー！

トトーーーーー！

吐くなら食うな！！

吐くならもう、なんもやらん！



そう決意した、夏の日…。

はぁ、猫に腹立ててもしかたないか…。

イライラしない。
怒らない。

僕をイライラさせるコトなど、
何も起こっていない。
世界は、何も起こっていない。






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