小学6年生以下は無料。味噌の旨い「子ども食堂」
JR総武線・浅草橋駅の西口から歩いて4分ほど。秋葉原駅からも徒歩圏内の清洲橋通り沿いにある「麺屋のろし」へ。本店は函館にあり、ここ秋葉原店は暖簾分けの形で2014年3月にオープンした。店主はフィリピン出身のナバセ・ジャイルス氏。函館直送の食材で、味噌、辛味噌、塩などのラーメンを提供している。
なお、こちらは店頭幕にもあるように、2017年から「子ども食堂」として小学校6年生までは毎日「全品無料」という取り組みを実施している。無料分は企業からの協賛金でまかなわれ、協賛企業は店舗HPに広告を載せられる仕組みだそうだ。また、千代田区から「子育て応援見守り隊」にも認定されていて、まさに地域密着型の店である。
麺メニューは先述の通り味噌、辛味噌、塩の3種のラーメンに加え、濃厚つけ麺も用意。ミニチャーハンとのセットも可能だ。今回は「味噌ラーメン」を特製でオーダー。スープは豚骨、鶏ガラ、野菜を丁寧に煮込んだ白湯に、信州の白味噌など4種の味噌と香味野菜をブレンドしたタレを合わせたもの。円やかな味わいで旨い。
合わせるのは浅草開化楼製の黄色がかった中細縮れ麺。少しゴワっとした歯ごたえのある食感で、濃厚な味噌スープとの相性も良い。トッピングには、大きくて柔らかなバラチャーシューが2枚と味玉、コーン、バター、白髪ネギ、糸唐辛子、小口ネギ、モヤシ、メンマ、おろし生姜。実に具沢山の一杯である。
途中で卓上のおろしニンニク、七味、黒胡椒をお好みで加えて啜っていく。際立った個性こそ無いが、子どもも含めて老若男女に愛される一杯に仕上がっている。ちなみに「塩ラーメン」の方は帆立、浅蜊、昆布からとった塩ダレを使っているそう。こちらも気になるところだ。次回はチャーハンとセットでオーダーしてみようか。
<店舗データ>
【店名】 麺屋のろし 秋葉原店
【住所】 東京都千代田区神田和泉町2-8
【最寄】 JR総武線「浅草橋駅」西口徒歩4分
