「しおの風」姉妹店、仕立て直した北海道麺
日暮里舎人ライナー・谷在家駅から西へ歩いて11分ほど。おしべ通り沿いで2008年2月から営業する「北海豚骨麺屋 銀鈴」へ。こちらは北千住「鶴亀飯店」や竹ノ塚「しおの風」、赤羽「金字塔」など数々の人気店を手がけるマカフーヒアDiningの店舗だ。代表の鈴木正昭氏は、銀座アスターや過門香での修業を経て独立した。
現在は出身地の足立区周辺に複数ブランドを展開しているが、コチラの「銀鈴」では伝統的な北海道ラーメンを「豚骨」や「魚介」のスープで仕立てなおした一杯を提供している。ラーメン・つけ麺とも、白味噌、赤味噌、塩、醤油の4種が主軸で、ラーメンは豚骨、魚だしから選択可能。さらにダブルスープもオーダー出来る。
ほか、オロチョン辛味噌、煮干正油、北の大地塩とんこつ、銀鈴まぜそばといったメニューもラインナップ。今回は人気の「白味噌とんこつ」を全部のせ(1100円)で注文することに。スープは豚骨魚介のアッサリと豚骨100%のコッテリから選べるが、コッテリでお願いした。ちなみに11時~17時は麺大盛り無料。断るワケがない。
着丼までは6分程度。白濁したスープはゲンコツや豚ガラ、豚頭を18時間かけて仕込んだ豚骨出汁と、モミジや鶏ガラを煮出した鶏白湯、ロース肉の脂を香味野菜で香り付けしたロース脂を、それぞれ別に仕込んでブレンドしているという。そこに信州味噌、仙台味噌、米麹をブレンドしたタレを合わせてあり、クリーミーな飲み口だ。
そこに合わせるのは、三河屋製麺の平打ち縮れ麺。ヘビーなスープにも負けない食感だ。トッピングは甘めの味付けのチャーシュー、トロリとした黄身の味玉、板海苔3枚、メンマ、白ネギ、小口ネギ、オニオンチップなど。彩りに黄色と赤のパプリカと三つ葉が乗るあたりがマカフーヒアクオリティ。そしてボリューム感にも大満足だ。
卓上には魚粉、カレー粉、海老ごま、りんご酢、にんにく酢、七味、黒胡椒が用意されているのでお好みで。POPには「白味噌=にんにく酢」とあるが、個人的にはカレー粉もおススメ。うっかり締めライスが欲しくなる。なお、月曜・火曜は二郎インスパイアの「銀二郎」として営業しているので、お好きな方はどうぞ。
<店舗データ>
【店名】 北海豚骨麺屋 銀鈴(ぎんりん)
【住所】 東京都足立区加賀1-19-18
【最寄】 日暮里舎人ライナー「谷在家駅」徒歩11分
★2022年秋ごろに閉店
★跡地には2022年11月「のど黒らぁ麺 永屋」がオープン
★その「永屋」は2023年7月に新高円寺へ移転