肥宝館 -貧すれば丼する-

【千葉 逆井】 東京らぁめん ちよだ「ワンタンめん(950円)+ミニチャーシュー丼(300円)」

異色の永福町大勝軒インスパイアを柏で

東武野田線・逆井駅の西口から南へ歩いて10分ほど。県道280号=白井流山線沿いで営業する「東京らぁめん ちよだ」へ。創業者である先代は、元々は土木資材の販売に従事。しかしラーメン好きが高じ、2000年12月に本業の「チヨダ建機」の敷地内にラーメン店を創業したのだ。現在は2代目の丹羽諒樹氏が切り盛りしている。

麺メニューの主力は、煮干しが効いた永福町大勝軒インスパイアの「魚介系 中華そば」で、醤油と塩の2味が用意されている。このほか「四川風味噌らーめん」、醤油・塩・味噌の3種の「つけめん」もラインナップ。また、土曜・祭日限定で「魚介鶏白湯 塩つけ麺」を、日曜限定で豚骨ベースのラーメンも提供している。

今回は、魚介系中華そばにワンタンをトッピングした「ワンタンメン(950円)」と「ミニチャーシュー丼(300円)」をオーダーした。中華そばのスープは、煮干を中心に鰹、鯖などから抽出した魚介系出汁に、豚ゲンコツ、野菜などを加えたもの。煮干のエグミを抑え、香ばしさと出汁の旨みをしっかり感じられる飲み口だ。

表面にはカメリアラードを浮かせてあるが、量はやや控え目。中細でやや縮れた麺は、永福町大勝軒で使用している「草村商店」の特製麺。ツルっと喉越が良く、当然スープとの相性も抜群だ。チャーシューは豚肩ロースの煮豚。厚切りで食べ応え十分だ。餡が豆粒サイズのワンタンは、チュルリと皮の食感を楽しむタイプ。

ほか、皮に歯ごたえを残したメンマ、厚切りのナルト、刻みネギがトッピングされる。一方の「ミニチャーシュー丼」は刻んだ煮豚がゴロゴロと乗り、上からはネギ、白胡麻、海苔。胡麻油の効いた香ばしいタレで味付けされ、勝利の方程式を確立している。もう匙は止まらぬ。交通アクセスは良くないが、また訪れたい佳店であった。

<店舗データ>

【店名】 東京らぁめん ちよだ
【住所】 千葉県柏市逆井239-1
【最寄】 東武野田線「逆井駅」徒歩10分

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