「ラーメン大戦争」東京進出1号店は神田に
JR神田駅の南口から線路沿いの「神田ふれあい通り」を南へ徒歩2分。2022年1月5日にオープンした「ラーメン大戦争 神田店」へ。こちらは大阪を中心に「人類みな麺類」や「くそオヤジ最後のひとふり」などの行列店を手がけるUNCHIグループの代表・松村貴大氏によるフランチャイズブランド。神田店は東京進出1号店となる。
店内はカウンター10席と2人掛けテーブル7卓の計24席。店奥にはガラス張りの製麺スペースもある。麺メニューだが、関西だし醤油ラーメン「ピストル」、大魚醤油ラーメン「平和」、汁無し醤油ラーメン「錆びた刃」、数量限定の小魚醤油ラーメン「自由」の、いずれもネーミングが個性的な4種をラインナップしている。
チャーシューは同料金で1から5まで枚数を選べる上、替玉(半玉)も1回無料。追加トッピングには煮玉子、メンマ、ネギなどがあるほか、味変ツールとしてピリ辛(10円)、にんにく生しぼり1片(10円)、セアブラ(100円)も用意している。さらに、炙りチャーシュー丼、から揚げ、黒豚餃子などのサイドメニューもあり一杯引っかける事も可能だ。
今回は「ピストル(税別810円)」のチャーシュー5枚に、とろ~り半熟煮玉子(税別110円)をトッピングし注文した。待つこと5分で、低温調理の薄切りチャーシューを花弁の様に並べたインパクト大の一杯が到着。まずはスープから。名古屋コーチンの出汁に帆立などの貝出汁を合わせており、ひと匙啜れば幾重もの旨味が押し寄せる。
そこに醤油のカエシの甘味が加わり、個性的な飲み口に仕上がっている。そこに合わせる麺は自家製。全粒粉入りの断面が丸い中太麺で、コシがあってスープとの相性は抜群だ。なんとも官能的なチャーシューは、ブラックペッパーが香りローストポークのような感じ。丼淵から引っ剥がして、スープでしゃぶしゃぶ。さすが、旨い。
ほか、黄身ネットリの味玉、笹切りネギ、極太メンマが乗る。敢えての味付けとはいえ、甘味が少々強いのには賛否あるかもしれないが、私は美味しく完食した。枚数を客に選ばせるチャーシュー、小ぶりな丼でスープ量を抑えた構成、替え玉無料、コンプリートしたくなるネーミングなどなど見事な計算だ。次回は「平和」を啜りに来よう。
<店舗データ>
【店名】 ラーメン大戦争 神田店
【住所】 東京都千代田区鍛冶町1-3-1
【最寄】 JR山手線「神田駅」南口徒歩2分