濃厚味噌「ひむろ」が繰り出す清湯ブランド
JR秋葉原駅の電気街口から歩いて4分ほど。秋葉原ジャンク通りに2020年3月9日にオープンした「鶏そば・鯛そば きょうすけ」へ。こちらは濃厚味噌ラーメンでお馴染み「北海道らぁ麺 ひむろ」の新ブランドで、ひむろ秋葉原店の跡地にリニューアルオープンした形である。「ひむろ」から「きょうすけ」への華麗なパス回し。
麺メニューは店名にある通り醤油清湯の「鶏そば」と、塩清湯の「鯛そば」が主軸で、昆布水の「つけ麺」、漬け卵黄を添えた「まぜそば」なども提供。また、ラーメンスープをかけて食べるシメ用の「鶏茶漬け」「鯛茶漬け」や、トリュフオイル入りのタレで頂く「玉子かけご飯」、レアチャーシュー丼などの飯モノも用意している。
店舗の外観やメニューに新宿の人気店「はやし田」との共通点が多く、ネット上ではパクり疑惑の声もあったようだが、どうやら「はやし田」を展開する株式会社INGSがプロデュースとの話である。ちなみに、INGSもまた鈴蘭、花山、鳳仙花、くろ渦、リンダ軒と、漫画「クローズ」ゆかりの名前が付いたラーメン店を展開している。
さて、鶏や鯛で悩んだが、今回は「鯛塩そば(800円)」の特製(+200円)に「玉子かけご飯(200円)」も付けてオーダーすることに。鯛塩そばのスープは真鯛のアラ、真昆布、干し椎茸からとった出汁で、動物性食材不使用の清湯。少々アピールが過ぎるほどに鯛が鮮烈に香るが、吸い物ではなくラーメンなのだから、こうでなくちゃ。
そして炙った鯛の解し身が、スープに香ばしさを与えている。麺は全粒粉入りの中細ストレート麺で、コシがあり喉越しも良く旨い。チャーシューは低温調理のレアな豚肩ロース肉と、しっとりした食感の鶏胸肉が2枚ずつ。いずれも良い出来だ。キミがホクホクの玉子は「マキシマムこいたまご」を使用。若干甘めに仕上げられている。
ほかトッピングは穂先メンマ、紫玉ネギ、小口ネギ。「ひむろ」とは似ても似つかぬ一杯に驚きつつ、あっという間に完食した。そしてお楽しみのTKGだが、こちらも「マキシマムこいたまご」だ。トリュフオイル入りの特製ダレと混ぜ合わせて白飯へ。マズいワケが無い。次回は鶏そばを啜りに来てみよう。そうそう、茶漬けも頼まねば。
<店舗データ>
【店名】 鶏そば・鯛そば きょうすけ 秋葉原店
【住所】 東京都千代田区外神田3-12-2
【最寄】 JR山手線「秋葉原駅」電気街口徒歩4分