駅ナカで啜れる。ビーガン料理店、渾身の担々麺
東京駅八重洲南口の改札を入ってすぐ。京葉線地下ホームに向かう通路「京葉ストリート」に、カラダに優しい担々麺を提供する店がある。自由が丘のビーガンレストラン「T's レストラン」が手がける担々麺の専門店「T's たんたん」だ。ビーガンとは、肉や魚だけでなく、乳製品や卵なども口にしない完全菜食主義を指す。
もちろん、こちらで提供される料理も、肉・魚介類・乳製品・卵は一切使わず、動物性食材や化学調味料も不使用。それでもコクと旨み、満足感のある担々麺だと評判だ。新幹線の乗換口や、八重洲バスターミナルから近いこともあり、店内には大きな荷物を抱えた外国人観光客の姿が目立つ。
担々麺は、白胡麻、黒胡麻、金胡麻の3種。ほかサイドメニューには、大豆ミートを使った唐揚げや、野菜餡のベジ餃子、ベジカレーなど。今回は+250円でベジ餃子が3個付いてくるAセットを注文。ちなみに、+250円で「緑の野菜(ブロッコリー、スナップエンドウ、水菜)」をトッピング出来る。ボリュームがあるので写真映えを狙う人にはおススメ。
今回オーダーしたのは「白胡麻たんたん」。サラリとした優しいスープだが、白練胡麻とピーナッツでコクを加えていて、味はボケていない。中細ストレート麺の上には、青梗菜、モヤシ、ネギなどの野菜と、大豆で作った甘めの「肉味噌」。キレイな丼相なのでもったいないが、全体をよく混ぜ、肉味噌を溶かしてから啜るべし。
そして、大豆ミートと野菜餡のベジ餃子。皮がサクサクとした食感なので、邪道だが担々麺のスープに浸すのも旨い。あっという間に完食。ビーガン料理は、このレベルまで来ているのか…。なお「T's たんたん」は東京駅の他、上野駅、仙台駅にも支店がある。東京と上野は午前7時からの営業なので、朝食にもどうぞ。
<店舗データ>
【店名】 T's たんたん 東京駅京葉ストリート店
【住所】 東京都千代田区丸の内1-9-1
【最寄】 JR東京駅 八重洲南口改札内「京葉ストリート」
