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肥宝館 -貧すれば丼する-

【田原町】 自家製麺 うるち「東京醤油ラーメン(850円)+焼豚増(250円)+味玉(120円)」

注目の新店で啜る「新しい東京ラーメン」

東京メトロ銀座線・田原町の1番出口から歩いて1分ほど。金龍寺の西側の路地に2023年9月11日にオープンした「自家製麺 うるち」へ。ご主人は中野「肉煮干し中華そば さいころ」、荻窪「春木屋」といずれも名店での修行を経て独立。「昔ながらのやり方を踏襲した新しい東京ラーメン」をコンセプトに創業した。

なんと店舗は浅草随一の名店でミシュランのビブグルマンにも選ばれた「麺みつヰ」の隣という立地だ。店内はカウンター5席と4人がけテーブル2卓の計13席。満席時は軒先に並んで待ち、スタッフの合図で入店するという流れだ。麺メニューは東京醤油ラーメン、東京塩ラーメン、つけめんをラインナップしている。

それぞれ焼豚増、味玉、メンマ、海苔を追加トッピング可能だ。また自家製餃子、焼豚皿、ライスといったサイドメニューもあり、ビールやハイボールを飲ることも出来る。券売機はなく、口頭注文の食後会計。今回は「東京醤油ラーメン(850円)」に味玉(120円)を乗せ、焼豚増(250円)にして注文した。待つこと8分ほどで着丼。

薄濁りのスープは鶏と豚、煮干しを重ねた醤油清湯。ひと口目は煮干しを感じるが、すぐに鶏豚の旨味が追いかけてくる。たっぷりの香味油と円みある醤油のカエシがコクを加えており実に旨いスープだ。そこに泳ぐのは自家製の平打ち中太麺。ツルっとした麺肌でコシもあり、スープに負けず絶品だ。箸もレンゲも止まらない。

縁がピンク色のチャーシューは吊るし焼きした豚モモ肉と腕肉。スープに合わせてか燻製の香りは抑え目だが肉の旨味を存分に楽しめる。味玉は黄身がネットリとした仕上がりに。ほか食感の良いメンマ、ナルト、海苔、ネギが乗る。まさにコンセプトを体現した一杯、美味しく完食した。塩もつけめんも啜ってみたい。

<店舗データ>

【店名】 自家製麺 うるち
【住所】 東京都台東区寿2-9-16
【最寄】 東京メトロ銀座線「田原町駅」1番出口徒歩1分

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