病み付きになる香ばしさ。秦野発の海老吟醸
上野マルイの脇道にある海老ラーメンの人気店「海老吟醸 じぱんぐ」へ。2010年に神奈川県秦野で生まれ、2014年に今回訪れた2号店を、その翌年には御徒町に3号店を相次いでオープン。その後、秦野店と御徒町店は閉店したため、現在はココ、上野駅前店のみの営業となっている。
メニューは「海老吟醸」のラーメンとつけ麺の2軸で、今回は全部乗せのラーメン「海老大吟醸」をオーダーした。スープは豚骨がベースとなっているが、合わせてある海老油と、表面に浮かんだ海老ダレの香りが丼全体を支配している。もっちり系の中太麺に絡んだ海老ダレが鼻腔をくすぐる。病み付きになる香ばしさだ。
目を引く大判のチャーシューは炙ってからの提供。余計な味付けがなくストレートに肉の味が出ているのが良い。下手に味が強いとスープと喧嘩してしまうだろう。ほか桜海老、海苔、味玉に加え、豚骨スープとの相性が良いキクラゲとワケギもトッピングされている。これなら海老の風味に慣れた中盤も、豚骨ラーメンとして楽しめる。
海老づくしを堪能した後は、卓上に用意された冷たいルイボスティーでさっぱりと。なお、以前は「まぜそば」や「味噌」も提供していたのだが、ここ数年でメニューをラーメンとつけ麺に絞った様子である。本店と御徒町店の閉店も続いたので、資金難などネガティブな理由でなければ良いのだが・・・
<店舗データ>
【店名】 海老吟醸じぱんぐ 上野駅前店
【住所】 東京都台東区上野6-16-9
【最寄】 JR東北本線「上野駅」広小路口徒歩2分