赤坂の路地裏に鶏らーめんの新店登場
東京メトロ赤坂駅の7番出口から歩いて3分ほど。赤坂通りから一本入った路地に2023年11月20日にオープンした「とりやま」へ。閉店した「中華蕎麦 國」の跡地に、特徴的な木のパースもそのまま居ぬきで入った。店内はカウンター7席と2人掛けテーブル2卓の計11席。ご夫婦だろうか、柔らかな接客のお二人が切り盛りする。
麺メニューは濃厚鶏白湯と淡麗鶏しおの2種のラーメンをラインナップ。それぞれ、鶏ももと鶏むねの2種のチャーシュー、味玉、白髪ねぎを追加トッピング可能だ。一方の飯モノには、ごはん、明太子ごはんを用意。ビールも提供している。今回は全部入りにあたる「濃厚 特選鶏白湯らーめん(1500円)」を注文することに。
着丼までは待つこと6分ほど。トロみのあるスープは鶏ガラと数種類の野菜などを強火で炊いた白湯だ。鶏の旨味たっぷりで嫌な臭みは皆無。適度な塩味もあり良い味に仕上がっている。そこに合わせるのは三河屋製麺製の平打ちの中太麺。コシがありスープとの相性も良い。少し短めなので啜りやすいのも嬉しいところだ。
チャーシューは低温調理でしっとりした仕上がりの鶏胸肉が2枚と、皮付きの鶏モモ肉をロールしたものが2枚。さらに小ぶりの鶏つくねも3つ乗る。軟骨入りでコリコリと歯ごたえがよく、生姜も香り良いアクセントに。なお券売機の写真を見ると、つくねは淡麗塩には全種類乗るが、白湯だと特選にしかトッピングされない模様。
味玉は黄身ネットリで塩味が効いて美味。ほか柔らかな太メンマ、白髪ねぎ、九条ネギがトッピングされる。ちなみにオープン当初は三つ葉を添えていたようだが、九条ネギにチェンジしたそう。卓上には粗挽き胡椒があるのでお好みで。最後まで美味しく頂いた。特選一杯1500円とは赤坂価格だが、長続きしてほしい店である。
<店舗データ>
【店名】 とりやま
【住所】 東京都港区赤坂6-13-3
【最寄】 東京メトロ千代田線「赤坂駅」7番出口徒歩3分