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肥宝館 -貧すれば丼する-

【埼玉 川口】 食処 渓「まぜそば(850円)」

川口の隠れ家で啜る個性的な「まぜそば」

JR川口駅の東口からアリオ川口方面へ徒歩約8分。SL青葉通り沿いにある人気店「食処 渓」へ。元々は至近の産業道路沿いで2007年8月に創業したが、店舗建て替えなどに伴い2011年9月に一時閉店。翌年5月8日に現在の場所で再オープン。移転前は2軒並びで一軒がまぜそば、もう一方がつけ麺と分かれていたが、移転し1つになった。

表に派手な看板がないので知る人ぞ知る名店という感がある。店内はL字カウンター6席と、一応テーブルも1卓ある。基本は昼営業のみだが不定期で夜も営業することがある。さらに定休日の特別営業や臨時休業などもあるので公式SNSで確認を。麺メニューは渓つけめん、渓らーめんもあるが「まぜそば」が人気だ。

種類もノーマル、カレー、ぽん酢のレギュラー3種に加え、醤油+辛味噌ダレの「まぜそばⅡ」、チーズでコクを出した「まぜそばⅢ」などの限定メニューも用意する。また日替わりの限定麺もあり、この日は「魚まぜそば」とのこと。なお麺量は小が200g、並300g、大盛500gと他店より多めなので、注文の際はご注意を。

そして券売機が故障中なので口頭で注文し先に会計するルールだ。今回はノーマルの「まぜそば」を並盛(850円) でオーダー。待つこと8分ほどで生卵と共に丼が到着した。丼底には魚介豚骨系のスープがたっぷり。「まぜそば」にしては量が多めで、麺が浸る程度に注がれている。節系の香りと動物系の旨味が一体となっており旨い。

そして具材は細切れのチャーシュー、解した肉をピリ辛に味付けした辛豚みそ、甘めで柔らかな太メンマ、魚粉、刻み玉ネギ、長ネギ、海苔がトッピングされている。そこに全卵を割り入れ、よく掻き混ぜて啜っていく。麺は浅草開化楼製でコシのある中太ストレート。個性のある具材たちに負けない麺で、丼全体をうまく支えている。

中でも特筆すべきは辛豚みそだ。どの部位を使っているのか、ミックスか。サラリと解ける柔らかさでクセになる味わいだ。卓上には七味、一味、粗挽き胡椒、ニンニクがあるのでお好みで。個性ある一杯、美味しく完食した。なおテーブルにあるタマネギを使用した場合はカウンターの料金皿に100円を入れるのを忘れずに。

<店舗データ>

【店名】 食処 渓(けい)
【住所】 埼玉県川口市幸町3-6-5
【最寄】 JR京浜東北線「川口駅」東口徒歩8分

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