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肥宝館 -貧すれば丼する-

【新潟 直江津】 麺屋あごすけ「特製 塩とんこつらーめん(1200円)+豚なんこつ飯(380円)」

上越を代表するラーメン店「麺屋あごすけ」

北陸新幹線・上越妙高駅から、えちごトキめき鉄道の「妙高はねうまライン」を乗り継ぎ上越市へ。春日山駅で降りて謙信公大通りを徒歩25分。北陸自動車道の上越ICそばにある行列店「麺屋あごすけ」へ。コチラはミシュランガイド新潟2020で、一定の基準をクリアした店に与えられる「ミシュランプレート」を獲得した実力店だ。

ご主人の月岡二幸氏は都内のホテルでの中華料理修業を経て、地元に「あごすけ」を創業。佐渡焼きアゴを始め、新潟の食材に拘り仕上げた一杯は人気を博し、県外からも客が訪れる人気店に。現在は、上越を盛り上げるべく市内のラーメン店主が集った「上越愛麺会」の会長も務めるなど、まさに上越市を代表する店である。

店周辺にはイオンなどの大型店が立ち並び、ザ・地方のロードサイドといった雰囲気。店前に20台強の駐車スペースがあり、車でのアプローチが前提の立地だ。さすが豪雪地帯、並びのスペースは野ざらしではなく暴風防雪対策万全。土曜正午の到着で先客25人だが、店内は31席と広く回転も早いので、40分程度で着席した。

麺メニューは、鶏塩上湯麺をはじめ、昼のみ提供&数量限定の「塩とんこつらーめん」、正油とんこつらーめん、アゴ出汁淡麗「正油らーめん」等を揃える。更に裏メニューとしてペッパーオイル入り「爽辛麺」と、たまり醤油の「コクジャン麺」も。夜限定「黒とんこつらーめん」や季節限定麺もラインナップする多彩ぶりだ。

一方、サイドメニューには蒸し餃子、蒸し海老ワンタン、ぶためし、豚なんこつ飯、濃厚プリンのアイス「カタラーナ」なども用意。今回は数量限定「特製 塩とんこつらーめん」と「豚なんこつ飯」を注文した。なお「塩とんこつ」は無料でニンニクチップを入れる事ができる。この日、塩とんこつは12時半、私の4人後で品切れに。危ない…

行列中に注文を聞いてくれるので、着席後は数分で着丼。白濁したスープは、圧力寸胴鍋で仕上げた臭みない円やかな豚骨白湯に、佐渡産の飛魚から炊き出したアゴ出汁を重ねたもの。雪室で寝かせた塩で味を整えている。サラッとした飲み口だが、何層もの旨みが押し寄せる。プリっとした食感の自家製の中太麺も旨い。

トッピングにも拘りが光る。肉類はホロホロの厚切りバラ肉、低温調理の豚肩ロースと豚モモ肉、鶏ムネ肉の4種。いずれも絶品だ。ほか、黄身ネットリの味玉、少し炙った柔らかな穂先メンマ、シャキシャキの小松菜、2種の刻みネギ、揚げネギが盛られる。ネギ油とニンニクチップがジャンキーさを演出。箸とレンゲが止まらん!

スタッフにお願いすると薬膳辣油、ゆず胡椒、黒胡椒をもらえるが、使う事なく完食した。そして「豚なんこつ飯」だが、白飯の上に、沖縄で言うところの軟骨ソーキ肉を甘辛く味付けして乗せた逸品。ラーメンがボリュームたっぷりで腹十二分目まで達しているのに、ペロリと入る恐ろしさ。気持ちのよい接客も印象的。噂に違わぬ名店だ。

<店舗データ>

【店名】 麺屋あごすけ
【住所】 新潟県上越市大字下門前1650
【最寄】 妙高はねうまライン「春日山駅」徒歩25分

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