24時間営業、最後の切り札「タカノ」
堀切菖蒲園駅を出てすぐ、川の手通りにある中華料理店「タカノ」へ。コチラは24時間。呑みのシメや、夜食、また年末年始で飲食店の選択肢が少ない時などに重宝する最後の切り札だ。赤い暖簾をくぐると、店内はカウンター5席に加え4～6人掛けの円卓が5つ。今宵も3時を回ったというのに、ご機嫌な酔っ払いで溢れている。
ラーメン1杯450円、餃子は1枚300円という安さも魅力。麺メニューは他にタンメン、みそラーメン、硬焼ソバ、ワンタン麺、チャンポン麺、広東麺、天津麺、五目ソバなどを用意している。飯モノにはチャーハン、中華丼、天津丼、チキンライスをラインナップ。更に野菜炒め、レバニラ炒め、モヤシ炒めなどもあり、全て1000円以下だ。
そういえば、以前は酢豚や鳥の唐揚げ、カニ玉、青椒肉絲といった1000円超えのメニューもあったが、この日はメニュー表の上からガムテープが貼られ隠されていた。人手不足か、はたまた年末年始シフトか。特に酢豚と唐揚げは量が多く、呑み会のマストアイテムだったので残念だ。まあ、今日は独りなのでラーメンと餃子で。
ラーメンのスープは鶏ガラベース。化調も手伝って、酒を呑んだ後に啜るとなかなか旨い。和高製麺製の中細麺は、やや固めの茹で上がりだがしなやかで、スープとの相性も抜群だ。トッピングは固めのチャーシューとメンマ、ナルト、ネギ、絹さや。これで450円なら文句あるまい。ちなみに同料金で背脂入りのコッテリに変更可能だ。
餃子は、やや小ぶりだが餡はしっかり詰まっていて食べ応え十分。卓上にある自家製ラー油は、しっかりとした辛味と香ばしさがあって旨いので、ぜひ餃子とのマリアージュを楽しんで頂きたい。ちなみにラー油は大きなタレびんに入って300円で販売されているので、気に入った方は是非、カウンターで注文するとよい。
この2品で750円というのも十分安い方だが、増税前はラーメン1杯350円、餃子は250円と、こちらが恐ろしくなるほどの低価格っぷりを見せてくれていたが、これも時代か。なお、都内には竹ノ塚をはじめ、椎名町、新高円寺などにも「タカノ」の屋号を見かける。竹ノ塚は姉妹店と聞くが、他はどうなのか？調べてみるとしよう。
<店舗データ>
【店名】 タカノ
【住所】 東京都葛飾区堀切5-3-2
【最寄】 京成本線「堀切菖蒲園駅」徒歩1分
